Transcription

1. ブリュンヒルド:

   ほんと、しつこいわね！

2. ブリュンヒルド:

   倒しても倒しても虫みたいに湧いてくる！

3. サイクロプスプリンセス:

   それは虫だからな、当たり前であろう！だが、もう少しの辛抱だ！ブラックリバーの基地に到着する！

4. サイクロプスプリンセス:

   中に入ったらまずは入口で阻止するのだ！

5. 慈悲深きリアン:

   みんなお疲れ様！まだ死傷者はゼロ！この調子で最後まで頑張ろう！

6. 慈悲深きリアン:

   入口で鉄虫を防いでる間に戦えない子達からトンネルに入ってもらって……

7. サイクロプスプリンセス:

   待て！あれを見ろ！丘の上！

8. 慈悲深きリアン:

   どうし…

9. 慈悲深きリアン:

   砲撃！！みんな、退避！

10. ブラインドプリンセス:

    ちっ…！

11. ブラインドプリンセス:

    (音が聞こえてきた方向と時間を計算…砲弾の軌道を予測…迎撃タイミングは…)

12. ブラインドプリンセス:

    (今！)

13. ブラインドプリンセス:

    アイアスさん！盾を上に！

14. アイアス:

    え？はい！

15. ブラインドプリンセス:

    行きます！

16. アイアス:

    えっ！？うう！！

17. アイアス:

    (盾を踏み台にした！？……それよりこの脚力……！)

18. ブラインドプリンセス:

    ふぅ！砲弾は処理しました。

19. サイクロプスプリンセス:

    ……盾を踏み台にして空中に飛び上がり……頭突きで砲弾を爆発させた…だと？

20. ブラインドプリンセス:

    ふふふ…賞賛なら後でお願いします。今は時間がありませんのでね。

21. サイクロプスプリンセス:

    称賛……？貴様はアホなのか！！

22. サイクロプスプリンセス:

    その手に持っている大剣は飾りか！？砲弾を斬ったり、華麗に蹴り飛ばしたり……カッコイイやり方なら色々あるだろう！せめてパンチとか！！

23. ブラインドプリンセス:

    だって…一刻を争う状況でしたから。

24. サイクロプスプリンセス:

    そうだとしても！頭突き？信じられん！頭突きだなんて…！！

25. サイクロプスプリンセス:

    それでも聖女か貴様…！？高貴さと品格はどこに捨ててきた！？

26. ブラインドプリンセス:

    もちろん聖女ですよ？とにかく味方を守ったからいいじゃないですか。

27. 慈悲深きリアン:

    大丈夫？怪我してない！？

28. ブラインドプリンセス:

    大丈夫です。私は丈夫にできていますので。

29. ブラインドプリンセス:

    でも……

30. サイクロプスプリンセス:

    なっ…！トンネルが……！

31. 慈悲深きリアン:

    最悪だ……

32. ブリュンヒルド:

    目の前は鉄虫、トンネルの入口は崩壊……完全に閉じこめられたわね。

33. ブリュンヒルド:

    こんなとこで死ぬなんて想像もしなかったわ。

34. 慈悲深きリアン:

    諦めるのは早いよ。

35. 慈悲深きリアン:

    ファントム！

36. ALファントム:

    打ち合わせ通り、連結体を探してみたが……

37. ALファントム:

    連結体は見つからなかった。遠距離通信が不可能なのは敵も同じはず。つまり……

38. 慈悲深きリアン:

    連結体はここにはいないってことだね。

39. アイアス:

    ではこれは連結体の指揮による襲撃ではなく……

40. アイアス:

    警戒中の鉄虫が偶然私たちを発見し、攻撃してきたということですか。

41. 慈悲深きリアン:

    そうだね。つまり、この鉄虫はこっちの動きに対応できないはず。

42. 慈悲深きリアン:

    包囲網を突破しよう！

43. 慈悲深きリアン:

    ファントム、包囲が薄いのはどの辺だった？

44. ALファントム:

    ……ロンドン方向だったな。

45. 慈悲深きリアン:

    …う～ん…仕方ない。とりあえずはロンドンに戻って計画を考えよう。

46. 慈悲深きリアン:

    みんな、ちゃんとついてきてね！ロンドンに戻るよ！