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Transcription
- マーリン:
…うはぁ……
- アイアス:
はぁ、はぁ…
- マーリン:
認めるよ。正直言って驚いた。ここまで気絶せずに堪えられるなんて思わなかった。
- マーリン:
でも、もう限界でしょ?見れば分かるよ。
- アイアス:
はぁ……いいえ、まだ…大丈夫です。まだ戦えます!
- マーリン:
顔は血塗れ、盾もまともに持ててないくせに何言ってるの?
- マーリン:
もう諦めなよ……あなたは十分頑張った。ゆっくりおやすみ。
- アイアス:
……
- アイアス:
どうやら確かに…そろそろ限界のようです。眠ってしまいたいという自分がいます。
- アイアス:
ですが…!ふんっ!
- マーリン:
…もうやめてって!血だらけだよ!
- マーリン:
もう限界でしょ?こっちのAGS軍団はまだまだ残ってるし、
ガスも全然あるんだって! - マーリン:
だからもう諦めてよ!!
- アイアス:
いいえ、諦めません。今の私は……皆さんの盾ですから!
- アイアス:
例えこの盾が壊れようと、私は諦めません…!
- アイアス:
ですから、私を屈服させたいのなら……私を壊すしかないでしょう。
- アイアス:
ただ、そう簡単には壊れませんが。
- マーリン:
……
- マーリン:
はぁ…
- マーリン:
降参だよ。あなたの勝ち。あなたの心を屈服させるのは無理みたいだね……
- マーリン:
だが!体の方は屈服してもらうよ!!圧倒的な物量で制圧して―
- マーリン:
わあああ!?!?!?何かが降ってきた!?
- マーリン:
フリッガモデル?おかしいな…フリッガモデルに飛行能力なんてないよね……?
なんで上から!? - フリッガ:
アイアス、いい子にしてた?サンタさんの到着よ。
- アイアス:
あ…え…?フリッガ姉さん?本当に姉さんなんですか?
- フリッガ:
そうよ、アイアス。姉さんよ。ご主人様と一緒に助けに来たわ!
- フリッガ:
そんな…!その怪我はどうしたの……!?ダメじゃない!体が弱いのに無理して!
- アイアス:
うぅ、それは……
- アイアス:
そ、それよりも、姉さん。今空から落ちてきたような?
- フリッガ:
あ…それはね、一刻を争う状況だったから……
- フリッガ:
カタパルトを使って飛んできたの。
- アイアス:
……え?
- フリッガ:
カタパルトを使って飛んできたの。
- アイアス:
あれは飛行ユニットが使用する……
- アイアス:
いいえ、さすがです。姉さんに比べれば私などまだまだ…未熟者です。
- アイアス:
さらに訓練に励み、ガーディアンシリーズの名に恥じない実力を
つけたいと思います。 - サイクロプスプリンセス:
…尋常ではない音と振動で目を覚ましたら、とんでもない会話が聞こえたぞ……
- サイクロプスプリンセス:
おい、アイアス、お前は何を言っているのだ。お前は決して未熟者などではない。
基準がおかしい!ハードルを上げ過ぎだ! - アイアス:
いいえ。今回私は自分の非力さを痛感いたしました。
体をしっかりと鍛えていれば、催眠ガスなんて吸っても平気だったはずです。 - サイクロプスプリンセス:
だから、催眠ガスは体を鍛えても解決せんぞ。ガスを吸えば誰だって倒れる。
- サイクロプスプリンセス:
聖女の余よ。お前も気が付いたのなら何とか言ってやれ!
- ブラインドプリンセス:
うぅっ……はい……
- ブラインドプリンセス:
確かに…アイアスさんの言う通りです。…私も自分の鍛練不足を痛感いたしました。
- サイクロプスプリンセス:
…ハァ?
- ブラインドプリンセス:
鍛えていれば呼吸を止めて戦えたはずですから……
- サイクロプスプリンセス:
………?????
まさか、筋肉を鍛えていていれば呼吸の必要がなくなるのか? 余の常識は間違っていたのか?暗殺者よ、教えてくれ。 - ALファントム:
…え……いや、分からない……
- ALファントム:
たぶん違う世界の話だと思う……
- サイクロプスプリンセス:
こやつらを理解しようとするのが間違いか……
- サイクロプスプリンセス:
とにかく、あの者がここにいるということは、竜殺者が送ってくれた支援が
到着したということ……。狼煙を見てくれたのだな…… - サイクロプスプリンセス:
これで安心できる……。余は…しばらく休む。
- サイクロプスプリンセス:
流石の余も心身共に疲れてしまった……
- フリッガ:
はい、ごゆっくり。救出チームの皆さん、もう心配いりませんよ。
ここは私に任せてください。そして…… - フリッガ:
先ほどから姿も見せずに騒いでいるのがマーリンですか?
- マーリン:
そうだ!この私ちゃんこそがPECSの大悪党……え?何だよ、ポップヘッド?
今、いい所……え?そのくらいにしとけって? - マーリン:
大丈夫だってば。いくらあのガーディアンシリーズとは言え、たった一人だよ。
AGSもまだまだ残ってるんだし、このまま物量で押し込めば…… - マーリン:
ヒッ…!
- マーリン:
いや、あの…素手で引き裂かれたんだけど!?アレ、一応軍用AGSなんだケド!?
- フリッガ:
私には全く理解できません。共に戦ったお友達を裏切って、死地へと追いやり……
- フリッガ:
私の妹をいじめるなんて!
- フリッガ:
こんなにか弱いアイアスを!よくもここまで血だらけにしてくれましたね……
血も涙もないとはこのこと! - フリッガ:
私は、怒っています……。この怒り、私、抑えることが できない……
- マーリン:
…ちょ!ちょっと待って…そもそも、そのか弱い妹さん達が先に
ウチのバリケードを列車で突き破ってきたんだよ…? - マーリン:
そ!それにあの怪我はほとんどあの子が自分で……
- マーリン:
あ~!もう、知らない。こっちの方が数で勝ってる!
増援が来る前に制圧すればいいだけ! - 蹂躙のソニア:
はっはぁ!そうはさせないよ。シティガード到着!
- 懲罰のサディアス:
おい、味方がいるのに榴弾をむやみに撃つな!
- 蹂躙のソニア:
私を誰だと思ってるんだ、バディ。私だって訓練してるんだよ?
ちゃんと計算して撃ってるから、安心しな。 - 蹂躙のソニア:
味方に当てるわけないだろ~?
- 懲罰のサディアス:
それは合同訓練に参加してから言え。
- 懲罰のサディアス:
ちなみに次の訓練は一週間後だ。
- 蹂躙のソニア:
え、今何か言った?あ~…妨害電波のせいで…あーあー…よく聞こえない…バディ…
- 懲罰のサディアス:
……
- 懲罰のサディアス:
ケルベロス、その警棒をちょっと貸せ。
- ケルベロス:
あはは、ケンカはダメですよ~……
- ケルベロス:
それよりも今はこっちに集中しましょう。
- 懲罰のサディアス:
…ふん、命拾いしたな、ソニア。
- 懲罰のサディアス:
シティガード!敵を殲滅し、救助活動にあたる!
- Miss Safety:
了解しました!
- Miss Safety:
直ちに鎮圧を開始します。
- マーリン:
はははっ!……昔を思い出すなぁ……
- マーリン:
面白いじゃん!ちょっとだけ本気出してあげるよ!かかってきなァ!
- 蹂躙のソニア:
うっははははは!遠慮なく吹っ飛ばせて気持ち良い~!!!
- 蹂躙のソニア:
オラオラァ!!全然防げてないぞぉ!!
- 懲罰のサディアス:
まさかこれが本気じゃないだろうな?シティガードも舐められたものだ。
- マーリン:
な、なんで!?強すぎない…!?
私ちゃんが知ってるシティガードじゃないんですけど!? - 蹂躙のソニア:
だってこっちには頼もしい仲間がいるからね。
- マーリン:
ふんっ、それなら私ちゃんだってAGS軍団っていう頼もしい……
- マーリン:
はれ?どゆこと?全滅してる?
- マーリン:
えっ?カメラには何も映ってなかったよ……?
- 懲罰のサディアス:
(…あっちはバトルメイドとコンパニオンがやってくれたか……)
- 懲罰のサディアス:
(マーリンに気取られる前に全滅させるなんて……本気で暴れてるようだな。)
- 懲罰のサディアス:
(なら、こっちも負けてはいられん。)
- 懲罰のサディアス:
ケルベロス!セーフティー!援護してやる!そのまま包囲を突破して
フリッガ達と合流しろ! - ケルベロス:
分かりました!突撃しまーす!!
- ケルベロス:
フリッガさん!今行きますからね!もう少しだけ頑張ってください!!
- Miss Safety:
あっ……フリッガさん!そのAGSはもう停止しているようですので、
トドメは刺さなくても… - Miss Safety:
……あぁ……武器として使うために、脚を引き千切ったのね……
- マーリン:
…や、やめてよぉ…可愛いフォールンちゃんの脚で何してるんだよぉ……
- マーリン:
大体フォールンって1トンはあるのに……
- マーリン:
それを支える脚をあんなに簡単に千切って振り回すとか……怖いよぉ~……
- マーリン:
……
- マーリン:
ふん、覚えてろ!今AGS軍団を連れてくるから!そこで首洗って待ってろ!
- 蹂躙のソニア:
ふーん、逃げるのか。大したことなかったね。
- マーリン:
はぁ!?逃げる……?誰がよ?何言ってるの?
私ちゃんの辞書に「逃げる」って言葉はないから! - 蹂躙のソニア:
へぇ~…じゃあそれは逃げてるわけじゃないんだ。
- マーリン:
…当ったり前でしょぉ~!!これは戦略的撤退……いや、それだと結局逃げてる…?
- マーリン:
う~ん……戦略的……そう!これは戦略的後ずさりである!
- マーリン:
とにかく、どうでもいいから10分後にまた会おう!!
- 懲罰のサディアス:
……
- 懲罰のサディアス:
マーリンって奴も相当イカれてるな……
- 蹂躙のソニア:
そうか?私と一緒で愉快な奴じゃん。
- 懲罰のサディアス:
だから言ってるんだ!
- 蹂躙のソニア:
ひどいなぁ!
- 蹂躙のソニア:
それにしても、あいつ……話し方だけはイカれた悪党って感じだけど……
- 蹂躙のソニア:
やってることはそうでもないよな……
- 懲罰のサディアス:
ん?どういうことだ?
- 蹂躙のソニア:
お?わかんない?
- 蹂躙のソニア:
ケルベロス!ちょっとこっちに来い。
- ケルベロス:
はい!何ですか?
- 蹂躙のソニア:
怪我はないか?
- ケルベロス:
怪我ですか…?
- ケルベロス:
いいえ、特にありません!
- 蹂躙のソニア:
そうか、そりゃあよかった。そんじゃ引き続き救出チームの搬送作業よろしく~
- 蹂躙のソニア:
…な?わかるだろ?
- 蹂躙のソニア:
ケルベロスとセーフティーの2人はAGSの大群に突撃したのに怪我どころか
ほとんど疲れてない。 - 懲罰のサディアス:
ふむ……確かにお前が言う通り「そうでもない」な……
- 懲罰のサディアス:
フリッガなら分からなくもないが、ケルベロスやセーフティーは
あそこまで丈夫じゃないからな。 - 懲罰のサディアス:
司令官はどう思う?
- う~ん…確かに変だな。
- ALファントム:
はぇっ!?し、司令官!?
- ALファントム:
えええ!?どうして……なんでここに司令官が…!?
- 無線が繋がらないなら、俺が来るしかないだろ?
- 主人公:
- それに……レジスタンスの話を聞いてみた感じ、一度キャメロットに
行くべきだと思った。 - ALファントム:
ですが、こんな危険な場所に来るなんて……
- 大丈夫。ドクターが改造した光学迷彩のおかげで気付かれてない。
- 主人公:
- もちろんファントムが使ってるものに比べれば重さもあるし、
作動時間もずっと短いが…… - 主人公:
- それでもファントムでさえ俺が話し出すまで気づかなかったところを見るに、
性能に問題はないようだ。 - 主人公:
- もちろんファントムが正常な状態ではないという点を
考慮しなければならないが…… - ブラインドプリンセス:
あなたが…オルカの司令官様なのですか?
- そうだよ。君がブラインドプリンセスだね?会えて嬉しいよ。
- ブラインドプリンセス:
はい、ブラインドプリンセスです。お目にかかれて光栄です。
お話は伺っております。 - ブラインドプリンセス:
ふむふむ……
- ブラインドプリンセス:
今の会話、なんだか後に結婚する運命の出会いみたいで素敵ですね。
- 確かに。ドラマとか映画みたいだった。
- ALファントム:
…普通に話をしてる……?
- 主人公:
- 少々面食らったが……こういう会話には慣れている。
- 主人公:
- …これくらいの事ならもう動じない。
- それより…ちゃんと立てそう?
- ブラインドプリンセス:
はい。ご心配なさらず。よいしょ……何か掴まる物があれば……
- 俺の手に掴まって。
- ブラインドプリンセス:
…あら。お優しいのですね。ですが私、かなり重たいですよ……?
- そう?分からなかったよ。
- ブラインドプリンセス:
ふふ…思いやりまであるのですね。
- ブラインドプリンセス:
…それで……キャメロットに突入するのですか?
- ああ。リアンが目を覚ましたらすぐに行こう。
- 主人公:
- リアンもブラインドプリンセスもかなり疲れているようだったが、
この二人は俺と一緒にキャメロットに向かった方がいいはず…… - 主人公:
- マーリンは間違いなく何かを隠している。
- 主人公:
- その秘密を暴くなら…名探偵と助手、そして依頼人の存在は欠かせない。
- ブラインドプリンセス:
…ふふ、わかりました。
- ブラインドプリンセス:
それではリアンさんが目を覚ますまで休憩ですね。