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Transcription
- レジスタンスのバイオロイド:
マーリンですか?そうですね、どういう外見なのか分かりません。
- レジスタンスのバイオロイド:
姿を現したことが一度もないんです。いつもポップヘッドにスピーカーを持たせて
それを介して話していましたから。 - レジスタンスのバイオロイド:
レプリコンさんを除いては誰もマーリンに会ったことがありません。
あのブラインドプリンセスさんですら会ったことがないんです。 - レジスタンスのバイオロイド:
……理由はよく分かりません。今考えてみると変ですよね。
二人はすごく仲が良かったのに、一度も会ったことがないなんて。 - レジスタンスのバイオロイド:
はい?レプリコンさんですか……?それは……
- レジスタンスのバイオロイド:
レプリコンさんは…レプリコンさんは……
- レジスタンスのバイオロイド:
す、すみません……泣いてる場合じゃないのに……
- 生命のセレスティア:
大丈夫ですよ~。泣いてもあなたを咎める人はいません。
- 生命のセレスティア:
どうぞ……これで涙を拭いてください。温かいミルクもありますよ~…
- レジスタンスの
バイオロイド2:
…あの子が落ち着くまで、私が代わりにお話しします。
- レジスタンスの
バイオロイド2:
…少し前、キャメロットの防御が突破されたことがあるんです。それ以前にも
何度か突破されたことはありましたが、せいぜい運よく生き残った鉄虫が数匹、 キャメロットの中に入った程度でした。 - レジスタンスの
バイオロイド2:
でも……連結体が現れてから、どんどんその攻勢が激しくなっていって……
あの時の攻撃は違いました。ものすごい数の鉄虫が一気に押し寄せてきたんです。 - レジスタンスの
バイオロイド2:
その時、レプリコンさんは後方を支援しに行ったのですが……
鉄虫に遭遇して…… - レジスタンスの
バイオロイド2:
今思うと…その頃からだった気がします。マーリンがおかしくなり始めたのは。
- レジスタンスの
バイオロイド2:
最大の防御は攻撃だって言い出し、AGSをあちこちに派遣して
鉄虫の巣となった工場を破壊しました。 - レジスタンスの
バイオロイド2:
もちろん、工場への襲撃は作戦として何度かありましたが……
- レジスタンスの
バイオロイド2:
あの時のマーリンは何かに取り憑かれたように、手当たり次第に
工場を攻撃していました。 - 生命のセレスティア:
その工場はどの辺だったか分かりますか~?
- レジスタンスの
バイオロイド2:
詳しくは分かりませんが……確か、この辺りだったと思います。
地図に印を入れますね。 - レジスタンスの
バイオロイド2:
……あれ?これは……
- 生命のセレスティア:
司令官様、この位置は……
- …うん。マーリンとは一度話をする必要がありそうだな。
- 主人公:
- 俺は地図に表示されている赤い点を見ながら言った。
- 主人公:
- その赤い点はロンドンを囲んでいた。
- 懲罰のサディアス:
リアン、立てそうか?
- 慈悲深きリアン:
…まだ頭がぼーっとするけど……大丈夫だよ。
- 懲罰のサディアス:
そうか。ゆっくりでいい。これからキャメロットに向かう。
- 慈悲深きリアン:
うぅ……容赦ないねぇ、さっきまで倒れてたんだけどなぁ……
- 慈悲深きリアン:
それはそうと、サディアスがここにいるってことは……
- 気が付いた?リアン、大変だったな?
- 慈悲深きリアン:
ふふっ、やっぱりワトソンだ……。狼煙を見てくれたんだね?
- うん。おかげでみんなを無事に助けることができた。
- 慈悲深きリアン:
ブリュンヒルドは?
- 無事だよ。
- 慈悲深きリアン:
よかった…
- 慈悲深きリアン:
んじゃあ、もう一度気合い入れて行こっか。
AGSがどれだけいても、ワトソンと一緒なら絶対突破できるね。 - ポイ:
ニャハハ~!ご主人様~敵はぜぇ~んぶ倒しちゃいました~!
- 慈悲深きリアン:
…え?
- ポイ:
今、ハチコお姉さんが後片付けしています~
- ポイ:
ポイは道に設置されてる監視カメラを壊してきますね。
後でい~っぱい遊んでくださいよぉ? - 慈悲深きリアン:
…あれ?ポイとハチコも連れてきたの?けっこう大人数で来たんだね。
- うん、全員できたからね。
- 慈悲深きリアン:
はえ?今なんて?
- 箱舟の防衛兵力以外、戦闘員は全員連れてきた。
- 慈悲深きリアン:
……う~ん……私達のためにそこまでしてくれたことに感動するべきなのかな?
それとも、そんな危険な真似をしてることに怒るべきなのかな…… - それを言ったら俺がここにいるのが一番危ないと思うけど?
- 慈悲深きリアン:
はは、それもそうだったね。いつも一緒にいるから…そばにワトソンがいるのは
当たり前になっちゃってたよ。 - じゃ、一緒にマーリンの秘密を暴きに行くとするか。
- 慈悲深きリアン:
マーリンが何か隠してるって気づいてるんだね。すごいじゃん!ワトソン!
- まぁ俺も名探偵の助手だからな!
- 慈悲深きリアン:
あはは、ちょっとズルが多い助手だったけどね。
- 慈悲深きリアン:
とにかく…キャメロットに行こう。
- 懲罰のサディアス:
ここがキャメロットか?ずいぶんと殺風景な場所だな。
- 懲罰のサディアス:
それに人が住んでないからか……薄気味悪い。
- セラピアス・アリス:
本当ですね。
- セラピアス・アリス:
寝具類が見当たりません。あちこちに埃も溜まっていますし……
- 天香のヒルメ:
わ、妾は悪くないぞ!お姉さ……
- 天香のヒルメ:
しまった。癖でつい……
- 天香のヒルメ:
こ、こほん…それはともかくだ。本当にここを拠点として使っていたのか?
- ブラインドプリンセス:
はい。でも、ちょっとおかしいですね。
私たちがいた頃は殺風景などではなかったはずですが…… - ブラインドプリンセス:
どういうことでしょう?
- スカディー:
では……軽くハッキングして調べてみましょうか。
- スカディー:
ふんっ!
- スカディー:
なるほど……ハッキングの結果、分かったことがあります。
拠点として最低限必要なインフラは全て壊れていますね。 - 天香のヒルメ:
……ハッキング?あれは暴力―
- ブラインドプリンセス:
ふふっ、素晴らしいハッキングスキルをお持ちなのですね。
- スカディー:
ああ、そんな…お褒めの言葉だなんて……私はまだまだ未熟者です。
- 天香のヒルメ:
(あれがハッキング……妾が映画で見たハッキングとは大分違うようだが……
あのような方法もあるのだな。) - 天香のヒルメ:
(……ハッキングとは実に奥が深い。)
- スカディー:
水道も止まっていますし……暖房を動いていません。
- スカディー:
ネットワークへの接続も不可能です。
- 慈悲深きリアン:
ふむ……
- 慈悲深きリアン:
床がへこんだ跡があるね。もともとここには簡易ベッドが
あったみたいだけど…… - 慈悲深きリアン:
こんな大きな要塞で簡易ベッド…?
- 慈悲深きリアン:
それに、こういう設備は専門じゃないけど……水道と暖房システムも
急ごしらえで作った感じがする。 - フロストサーペント:
そうね。ただ…消防システムだけはきちんと整備されてるわ。
- フロストサーペント:
これは……消防システムだけがちゃんと整備されてた建物に、
後から水道と暖房を追加したみたいね。 - バニラA1:
つまり、元からここは人が住むことを想定していない…ということですか?
- 慈悲深きリアン:
そういうことになるね。要塞と言えるのかも怪しいほどにね。
- バニラA1:
つまり、空っぽってことですね。
- 慈悲深きリアン:
…それだよ!
- バニラA1:
はい?
- 慈悲深きリアン:
このキャメロットは元々何もない空っぽの建物だったんだよ!
- ブラインドプリンセス:
そ…そんなはずありません。私たちがここにやって来た時は、
確かに色々な物が揃っていました…… - 慈悲深きリアン:
うん、きっとそうなんだろうね。サーペントの話は聞いてたでしょ?
- 慈悲深きリアン:
レジスタンスを受け入れるために慌てて生活用のインフラを追加しただけで、
本来は居住目的で造られた建物ではないってこと。 - 慈悲深きリアン:
つまり、このキャメロットは最初から要塞じゃなかった……
- バニラA1:
ですが、こんな大きな建物を一体何のために建てたのですか?
- 慈悲深きリアン:
ふむ……
- 慈悲深きリアン:
まず、今回はワトソンと私達に負けちゃってるけど、マーリンはかなりの策士だよ。
- ブラインドプリンセス:
それは確かにそうですね。実際、マーリンの考えた策のおかげで
何度も勝利していましたから。 - 慈悲深きリアン:
じゃあ、そんな凄い策士がどうしてレーザー砲の弱点である発電所を
地上に建てたのかな? - ブラインドプリンセス:
それは……私たちを追い詰めるための罠だったんじゃ……
- 慈悲深きリアン:
ううん。よく考えてみて?ここにあった防衛設備って全部鉄虫と戦うためのもの
だったでしょ?そもそも私たちを想定して作ったわけじゃない。 - ブラインドプリンセス:
…確かに……そうですね。マーリンも私たちがポーツマスに来ることは
予想外のことでしたし。 - バニラA1:
では、何故マーリンは発電所を地上に……?
- バニラA1:
う~ん、何が何だかまったく分かりません…
単純なミスなどではないと思いますが…… - 慈悲深きリアン:
私の予想では、これって全部マーリンの作戦なんじゃないかな?
- ブラインドプリンセス:
作戦?
- 慈悲深きリアン:
キャメロットも発電所も…全部完璧とは決して言えない作りで、
何かが足りてないよね。 - 慈悲深きリアン:
でも、それに比べて防衛兵器は異常に多い。それにほら見て。
キャメロットの内部にもセントリーガンが設置されてる。今は無力化してるけど。 - 慈悲深きリアン:
これを見て分かることはただ一つ……。キャメロットは何かを隠すために
建てられた施設で… - ブラインドプリンセス:
そしてその“何か”は地下に隠されているということですね?
- 慈悲深きリアン:
その通り。だから、地下に行く手段を探さなきゃね。
- ブラインドプリンセス:
地下に行く手段……
- ブラインドプリンセス:
そういえば、私たちの使用が許されなかったエレベーターがありました。
- ブラインドプリンセス:
いつも厳重に封鎖されていて、マーリンもいつも故障中だと言っていたので
特に何も思わなかったのですが…… - 慈悲深きリアン:
地下に行けるエレベーターの可能性大だね!
- 慈悲深きリアン:
よし、じゃあそこまでの案内をお願い!