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Transcription
- レジスタンスのレプリコン:
うぅっ……鉄虫がここまで侵入するなんて……
- レジスタンスのレプリコン:
早く見つけて駆除しないとみんなが危ない……!
- レジスタンスのレプリコン:
……?エレベーターの前にあるのは……鉄虫の痕跡!
- レジスタンスのレプリコン:
でも、あのエレベーターはマーリンさんが故障してるから使えないって
言ってたはず…… - レジスタンスのレプリコン:
仕方ない。扉を無理やり開けて……
- レジスタンスのレプリコン:
…あれ、思ったより……深い?
- レジスタンスのレプリコン:
だったら緩降機を使って……よいしょっと。
- レジスタンスのレプリコン:
天井がすごく高い……キャメロットにこんな施設が隠されていたなんて。
- レジスタンスのレプリコン:
これなら船も入れそう。
- マーリン:
その通り。よく分かったね。
- レジスタンスのレプリコン:
マーリンさん?あ、その…ごめんなさい……鉄虫の痕跡を追っていたらここに……
- マーリン:
分かってるよ。心配しないで、もう片付けたから。
- レジスタンスのレプリコン:
あ、ありがとうございます。それはそうと、ここは一体……
何をするための場所なんですか? - マーリン:
……ここはただの秘密の地下室だよ。……って言っても信じないよね?
- レジスタンスのレプリコン:
…本当のことを教えてください、マーリンさん。
- マーリン:
本当のことを知ったら、あなたは正気でいられないと思う。
- レジスタンスのレプリコン:
私なら大丈夫です。だって…マーリンさんはいつも心の奥底に
何か隠していましたよね? - レジスタンスのレプリコン:
みんなと笑いながら話している時も、マーリンさんはどこか辛そうだった。
- マーリン:
……どうして分かったの?
- レジスタンスのレプリコン:
姿は見えなくても、声を聞けば分かります。
- レジスタンスのレプリコン:
いつも心の底から笑ってるようには聞こえませんでしたよ。
- レジスタンスのレプリコン:
その抱えているものを私にも持たせてくれませんか?
……私たちは仲間じゃないですか。 - マーリン:
……わかった。でもみんなには秘密にしてね。
ブラインドプリンセスが知ったら酔った勢いで全部喋っちゃいそうだし。 他の子たちがこんなこと知ったら、どうにかなっちゃうと思うから…… - マーリン:
さて……ここが何をするための場所なのかって話だけど、
その答えならさっきあなたが自分で言ってたよ。 - レジスタンスのレプリコン:
はい?
- マーリン:
言ってたじゃん。船も入れそうだって……
- マーリン:
ここは…
- マーリン:
造船所だよ。
- ブラインドプリンセス:
風が……流れていますね。この匂いは……
- ネオディム:
……海?
- ブラインドプリンセス:
そうです。海の匂いです。
- ブラインドプリンセス:
地下は海と繋がっているということですか?
- エキドナ:
そうみたいね。でも、それ以外にも……何か他の……
- エキドナ:
変な匂いがするわ。いい匂いとは言えないわね。
- ネオディム:
あそこ、金属の建物がある……
- ネオディム:
すごく大きい……建物じゃない……船?そうだよ、船がある。
- 船?龍の艦隊の戦艦みたいな?
- ネオディム:
違うよ。それよりもっと大きい……
- ネオディム:
こっち。
- 主人公:
- 俺たちはネオディムの案内に従い、暗い通路をしばらく歩いた。
- 主人公:
- そして俺達の目の前に現れたのは……
- 慈悲深きリアン:
巨大な船…タンカーかな?
- 慈悲深きリアン:
構造がちょっと変わってる……。何かを輸送できるように
船尾部分が開くみたいだね。 - 慈悲深きリアン:
……………!!ちょっと待って!?積卸場のあれ見て……!
- エキドナ:
ストロングホールドね。しかも……とんでもない数ね。
- 慈悲深きリアン:
あんな大量にいたらもう軍団だね……
- エキドナ:
でも……動力は動いてないみたいよ。
- 慈悲深きリアン:
そうだね、長いこと動いてないみたいだね。
- エキドナ:
助かったわね。さすがにあれが敵になったらたまったもんじゃなかったわ。
- エキドナ:
ここで仲良くペシャンコだったわね。
- マーリン:
そうだね~。ストロングホールドを動かせてたら、みんなキャメロットから
追い出せてたのに…… - マーリン:
……結局ここまで来ちゃったか~……。来てほしくなかったんだけどなぁ~
- ブラインドプリンセス:
マーリン。これはどういうことですか?
- マーリン:
見て分からない?これがキャメロットが隠していた秘密だよ。
- マーリン:
この船こそが、PECSとブラックリバーが共同で作った秘密兵器…
- マーリン:
プリドゥエンだよ。
- ブラインドプリンセス:
プリドゥエン…?
- 慈悲深きリアン:
…アーサー王伝説に出てくるアーサー王の船だね。
あはは……ここの関係者ってよっぽどアーサー王伝説が好きなんだね? - マーリン:
改めて自己紹介するか…私ちゃんの名前はマーリン。
ポセイドンインダストリーの戦争用バイオロイド。 レモネードガンマの参謀役、そしてプリドゥエンの管理者だよ。 - 慈悲深きリアン:
レモネードガンマ…!?
- マーリン:
その反応はつまり、ガンマ隊長のことを知ってるんだね?へぇ~……
- マーリン:
でも、秘密を知られちゃったなら、私も覚悟を決めさせてもらうよ。
本気で相手してやるわ。ここからの私は一味違うから…… - マーリン:
生きて帰れると思わないことね…!!