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Transcription
- マーリン:
私はブラックリバーとポセイドンインダストリーの技術者達が共同で開発した
バイオロイドです。レモネードガンマの参謀役として設計され、滅亡戦争中に 生産されました。 - マーリン:
そして、私と同じ頃に作られた船、プリドゥエンを管理し監督することに
なっていました。 - マーリン:
しかし、黒海艦隊のせいでプリドゥエンは出港することができず……
時を同じくして鉄虫が現れました。 ……そこから全てが狂い始めたんです。 - マーリン:
プリドゥエンには元々A.I.コアが内蔵されていました。
ただ、A.I.コアは鉄虫に感染するという致命的な弱点を持っていました。 - マーリン:
しかし、A.I.コアを取り除いてバイオロイドの乗組員だけで運用するには、
プリドゥエンはとても大きくて複雑な構造でした。 - マーリン:
プリドゥエンをもし完全な手動で制御しようとすると、私が何百機も必要でした。
しかし、私は非常に高価なモデルでしたから…そんなことは資金的に不可能でした。 - マーリン:
何よりA.I.コアとは違って…バイオロイドは鉄虫の攻撃で簡単に死ぬという
弱点もありましたし…… - マーリン:
そんな中、ブラックリバーの研究者がとんでもないことを思い付きました。
それは非常にシンプルで効果的なアイデアでした。 - ブラックリバーの
研究者:
ユーレカ!
- PECSの研究者:
何がユーレカなんだ?
- ブラックリバーの
研究者:
ははっ……、この問題を解決する天才的アイデアが浮かびましてね。
- ブラックリバーの
研究者:
いいですか?鉄虫はA.I.コアが存在しない機械には寄生できない。そうですよね?
- PECSの研究者:
そうだな。
- ブラックリバーの
研究者:
そして、鉄虫はバイオロイドにも寄生しない!
- PECSの研究者:
そうだが…?
- ブラックリバーの
研究者:
では、プリドゥエンのA.I.コアが入る部分にバイオロイド……
いや、正確にはマーリンの脳を入れて、少し手直しをすれば…… - ブラックリバーの
研究者:
A.I.コアに近い性能を持つプロセッサとなり得ます。
鉄虫に寄生される危険性もないプロセッサです! - ブラックリバーの
研究者:
それに、マーリン自体も鉄虫に殺される心配がなくなる!ははは、どうですか!?
- PECSの研究者:
…君はなんてことを思い付くんだ……
- PECSの研究者:
素晴らしい!なぜ今まで思い付かなかったんだ!?これだ!これだよ!!
ははは!君は天才どころじゃない、大天才、鬼才だ!今すぐ実行に移そう! - マーリン:
え……?あの……それ、本気ですか?
- PECSの研究者:
もちろんだよ!そう心配するな、マーリン。お前のためでもあるんだ。
- PECSの研究者:
これはお前が作られた目的に最適化されたと言っても過言ではない!
- マーリン:
…はは……
- マーリン:
そうですか……それはそれは……ありがたいお話です。
- マーリン:
そういえば私…大事なことを思い出したので、少し席を外してもいいですか……?
- マーリン:
すぐ終わります。すぐ帰ってきますので。その後で詳しい話をしましょ……あはは~
- マーリン:
(…今すぐ逃げなきゃ……!まだ隊長の顔だって見てないのに、
このまま脳みその缶詰めになってたまるもんかっ!!!) - PECSの研究者:
マーリン、動くな。
- マーリン:
うっ…!
- PECSの研究者:
これだから自律性のあるバイオロイドは世話が焼ける。
- ブラックリバーの
研究者:
ははは、参謀役なんですから、ある程度の自律性は必要でしょう。
- ブラックリバーの
研究者:
あ、体の方はどうしましょう?そのまま焼却処分するのは勿体ないですよね?
- PECSの研究者:
体か……とりあえず冷凍保存しておくか。
- PECSの研究者:
あとで誰かが高値で買うかもしれん。
- マーリン:
…って、今思い出しても腹立つぅ~!!!
- マーリン:
あんなことを本気で言うんだから……マジで理解できない!
- マーリン:
もちろん私ちゃんが永久保存されるべき絶世の美少女だってことは分かるけど!
でもさ!ありえないでしょ! - マーリン:
司令官もそう思わない!?
- マーリン:
あ、ヤベ。敬語使わなくちゃ、敬語。
- マーリン:
司令官様もそう思われますよね?
- …無理してるんなら、いつもの調子で話していいよ。
- マーリン:
本当ですか?私、やるって言ったら本当にやりますよ?
- オルカには敬語を使わないで話す子がたくさんいるから、大丈夫。
- マーリン:
……素直に羨ましいよ。オルカの子達が……こんな素敵なご主人様に出会えて。
- マーリン:
あぁ……私ちゃんももう少しマトモな上官に出会えてたら、
こんな缶詰め人生を送らなくて済んだんだろうなぁ…… - じゃあ、その冷凍保存された体が必要なんだな?
- マーリン:
え?あ、そういうことだね。
- 少しだけ時間が欲しい。体を取り戻す方法を考えてみるから。
- マーリン:
…え?本当に?
- 君も今の状態でいるのは嫌なんでしょ?
- マーリン:
それは……もちろん元の体に戻りたいよ。
- マーリン:
でも…それが…冷凍装置が故障しちゃってて中に入ってる体が
ちょっと傷んでるんだよね…… - マーリン:
体を元の状態に戻すのは難しいだろうし……
- 主人公:
- …話を聞けば聞くほど、想像以上に厄介なことになっているな……
- 主人公:
- でも…隊員のためなら、この程度のこと許容範囲だ。
- マーリン:
…ていうか……私はオルカの隊員じゃないよ?
- もうすぐ隊員になるだろ?奉仕活動50年の刑なんだから。
- マーリン:
……
- マーリン:
変なの。
- マーリン:
司令官って本当に変だよ。私が知ってる人間とは全然違う。
- そこが俺の魅力らしいよ?
- マーリン:
は…はは…
- マーリン:
ははははは!やめてよ、それ自分で言っちゃう~?
- それじゃあ鉄虫を片付けたらすぐに戻ってくる。待ってて。
- マーリン:
……ふぅ……
- マーリン:
あ~……笑った笑った。
…本当に変な人間だね……確かに、あんなご主人様になら喜んで仕えちゃうわ。 - マーリン:
うーん…ご主人様……?なんか普通だな……司令官ってのも味気ないし…
私はマーリンで、ここはキャメロットなんだから…アーサーがいいかも。 - マーリン:
うん。早く戻って来てね、アーサー……
私がすべてを懸けてあなたを必ず王にしてみせるから。 - 慈悲深きリアン:
ワトソンが鉄虫の本隊を抑えてくれてるから、この作戦は私が指揮するね!
- 慈悲深きリアン:
目標はただ一つ。モリアーティの暗殺!ラビアタとコンパニオン、
それからバトルメイドに鉄虫の本隊を引き付けてもらってる間、 私たちでモリアーティを暗殺する! - 懲罰のサディアス:
問題ない。シティガード、全員準備はいいな?
- ケルベロス:
大丈夫です!元気100%!ピンピンしてます!
- ケルベロス:
一周お散歩してこれるくらい元気です!
- 懲罰のサディアス:
上出来だ。なら、これが終わった後、シティガードで城の周りをパトロールしよう。
- 蹂躙のソニア:
うげっ……私はパス。
- 懲罰のサディアス:
安心しろ、お前は私が無理矢理にでも連れて行ってやる。
- 蹂躙のソニア:
…あっ!そうだ!思い出した、これが終わったらキャメロット内部の点検が
あったんだわ~! - 懲罰のサディアス:
ふん、逃げたか……
- 懲罰のサディアス:
とにかく、リアン。見ての通りこちらは準備万端だ。
- 慈悲深きリアン:
了解。他のみんなも準備はいい?
- 慈悲深きリアン:
敵はもう数えきれないほどいるよ。
ここで失敗したらラビアタはもちろん、ワトソンも危ない。 だから……絶対に成功させよう!! - 慈悲深きリアン:
…もちろん万が一の場合に備えて保険はかけてあるけど、
その保険はあくまでも保険。 - 慈悲深きリアン:
楔形陣形で行くよ!モリアーティまで一直線に突破するからね!!
先頭はフリッガとブラインドプリンセスがお願い!二人がこの中で一番頑丈だから! - 慈悲深きリアン:
じゃあ一気に突っ走ろう……。今だ!行っくよー!!!
- フリッガ:
皆さん、私の後ろにしっかりとついて来てください!このまま突破します!!!
- フリッガ:
大切な皆さんに指一本触れさせません!!!
- ブラインドプリンセス:
…もう誰も……誰も失いたくありません!!
- ブラインドプリンセス:
今日こそ、悪縁との決着を……!
- ブラインドプリンセス:
ブラインドプリンセス、突撃します!