シーンビューアの使い方

  1. 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
  2. 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
マーリン
ブリス~!朝ごはんの時間だよぉ~!

Transcription

  1. マーリン:

    ブリス~!朝ごはんの時間だよぉ~!

  2. マーリン:

    この子、まだ寝てるの?

  3. レジスタンスのレプリコン:

    きっと疲れてるんですよ、眠らせてあげましょう。

  4. レジスタンスのレプリコン:

    何日も作戦が続いてたじゃないですか。しかも、不寝番も交代せずにしてましたし。

  5. マーリン:

    それは分かってるけど、昨日もずっと寝て食べてしかしてないじゃん!

  6. マーリン:

    猫じゃないんだし、ダラダラ毎日寝て食べての繰り返し……だから豚になるんだよ。

  7. ブラインドプリンセス:

    …今の言葉、聞き捨てなりませんね。

  8. マーリン:

    …あれ?寝てたんじゃ……

  9. ブラインドプリンセス:

    横になって目をつぶっていただけです。

  10. ブラインドプリンセス:

    それと何度も言いますが、私が普通のバイオロイドより重たいのは骨密度が高いからです。

  11. ブラインドプリンセス:

    決して私が太っているからではありません。わかりましたか?

  12. マーリン:

    分かってるってば!骨密度!分かってるからこの手をまず離して、会話で解決しよう……ね?

  13. マーリン:

    体重のことを気にしてるのは知ってるけど、私達は理性と意思疎通によって問題を解決することができる知性人だよ?

  14. ブラインドプリンセス:

    へぇ……知っていながら、あえて言っていたんですね?

  15. マーリン:

    れ、レプリコンが言ったんだよ!

  16. レジスタンスのレプリコン:

    …え、えぇ!?

  17. レジスタンスのレプリコン:

    マーリンさん!どうしてそこで私の名前が出るんですか!?

  18. ブラインドプリンセス:

    往生際が悪いですよ、マーリン!!

  19. マーリン:

    うわあああっ!!スピーカー!スピーカーがまた壊れちゃうぅぅ!!助けて、レプリコン!!

  20. レジスタンスのレプリコン:

    ふん、さっき裏切られたのに助けるわけないじゃないですか!

  21. マーリン:

    ごめんなさい!私が間違っていました!助けてぇぇっ!!

  22. レジスタンスのレプリコン:

    今回は素直に罰を受けておきましょう?ね?

  23. マーリン:

    じゃ、じゃあお説教で勘弁して!もうスピーカーの予備がないんだよぉ~!これがなくなったら喋れなくなっちゃうぅぅ!!

  24. レジスタンスのレプリコン:

    それはよかった。しばらく静かに過ごせそうですね。

  25. マーリン:

    レプリコン!?そんなこと言う子じゃなかったよね!?イヤだぁぁ!こ、壊さないでぇぇぇ!!

  26. マーリン:

    あ、そうだ!朝ごはん!朝ごはん冷めちゃうよ!今日の朝ごはんは特別メニュー!バニラちゃんが一生懸命作ってくれたんだよ!?

  27. マーリン:

    ほら、冷めちゃったら勿体ないでしょ?ご飯食べてる隙に逃げようとか全然思ってないから!!

  28. ブラインドプリンセス:

    目が見えない私でも見え見えですよ、マーリン。

  29. ブラインドプリンセス:

    ですが、まあ……今日は許してあげましょう。バニラさんが作ってくれたお料理がもったいないですから。

  30. ブラインドプリンセス:

    それで?その特別メニューって何ですか?

  31. マーリン:

    驚かないでよ……?今日のメニューは!なんと!!

  32. マーリン:

    フィッシュ&チップスだよ!

  33. ブラインドプリンセス:

    …え、本当ですか?珍しいですね。

  34. マーリン:

    昨日軍需工場を占拠したじゃん?その近くの倉庫に冷凍の魚がたくさんあってさ!

  35. ブラインドプリンセス:

    なるほど。もうすぐ大豆の缶詰めが底を突きそうだったので助かりました。しばらくタンパク質の摂取には困りませんね。

  36. ブラインドプリンセス:

    それで、ポテトに添えるソースは何ですか?やっぱりマヨネーズですよね?

  37. マーリン:

    違うよ、ケチャップだけど?

  38. ブラインドプリンセス:

    …はい?

  39. マーリン:

    ポテトにはケチャップでしょ。ポテトチップスにもケチャップじゃん。

  40. ブラインドプリンセス:

    本気で言っているのですか?信じられませんね?レプリコン。ポテトにケチャップだなんて……

  41. レジスタンスのレプリコン:

    はい、やっぱりお酢ですよね。

  42. ブラインドプリンセス:

    ……

  43. マーリン:

    ……

  44. レジスタンスの バニラ:

    そんなくだらないことで喧嘩したのですか?

  45. マーリン:

    全然くだらなくないよ!これはものすっごく重要な問題だよ!!

  46. ブラインドプリンセス:

    そうですよ。お酢なんかかけたらポテトがしなびてしまいます。

  47. レジスタンスのレプリコン:

    待ってください、適量をかければ問題ありません。むしろケチャップの方が問題です。

  48. マーリン:

    はぁ?何言ってるのさ?フランチャイズのバーガーショップではケチャップが常識だったんだから!バニラちゃんもケチャップ派だよね?早くあの馬鹿舌達を何とかして!

  49. レジスタンスの バニラ:

    私はミルクシェイクにつけて食べますけど。

  50. マーリン:

    えええ!?みんなおかしいよ!ケルベロス!セーフティー!みんなも何とか言ってよ!

  51. レジスタンスの ケルベロス:

    私は何でもOKです!

  52. レジスタンスの Miss Safety:

    …私は何もつけずに食べるのが好きです。

  53. マーリン:

    じゃあ私ちゃんとケルベロスでケチャップが2票!イエーイ!私ちゃんの勝ち!

  54. ブラインドプリンセス:

    その理論で言えばマヨネーズも2票なんですけど?

  55. レジスタンスのレプリコン:

    皆さん!そんなこと言ってる場合じゃありません。何か聞こえませんでしたか?

  56. マーリン:

    あ…コレ、鉄虫の砲撃音じゃない?

  57. マーリン:

    はぁ……本当にもう……あいつらにはうんざりだよ!

  58. レジスタンスの ケルベロス:

    うぅ……せっかくのご飯が……はぁ、仕方ない!さっさと倒しましょう!

  59. レジスタンスの Miss Safety:

    …フライが温かいうちに終わらせましょう。西の時計塔の方です。

  60. ブラインドプリンセス:

    はい、急ぎましょう。

  61. レジスタンスの バニラ:

    あっ!今油がついた指をドレスで拭きましたね?洗濯が大変なのでドレスをハンカチ代わりにしないでと何度も言ってるじゃないですか……

  62. ブラインドプリンセス:

    …あ、その…

  63. ブラインドプリンセス:

    目が見えないので分かりませんでした。これ、ドレスだったんですね。それよりも早く鉄虫を何とかしなければ!

  64. ブラインドプリンセス:

    ……あ…

  65. ブラインドプリンセス:

    夢、でしたか。

  66. ダフネ:

    目が覚めましたか?

  67. ブラインドプリンセス:

    あぁ……ごめんなさい、ダフネさん。つい眠ってしまったようです。検査結果は出ましたか?

  68. ダフネ:

    検査なら先程終わりました。健康上の問題は特にありませんし、ビタミンとタンパク質が少し足りない程度でしたので……オルカでしっかり食事をすれば、すぐに良くなると思います。

  69. ダフネ:

    少し睡眠も足りていないようでしたので、わざと起こしませんでした。

  70. ブラインドプリンセス:

    お気遣いありがとうございます。夢を見るほどぐっすり寝たのは初めてです……夢ってこういう感じなんですね。

  71. ダフネ:

    いい夢でしたか?

  72. ブラインドプリンセス:

    何と言えばいいのでしょうか……

  73. ブラインドプリンセス:

    …よく分かりませんでした。いい夢だったような、悪い夢だったような……そんな夢でした。

  74. ブラインドプリンセス:

    でもはっきり言えるのは、胸が苦しくなるような…そんな夢でした。

  75. ダフネ:

    そうでしたか……温かいエルブンミルクでもいかがですか?気持ちが少しは落ち着くと思います。

  76. ブラインドプリンセス:

    ありがとうございます。

  77. ブラインドプリンセス:

    …昔の仲間が出てきたんです。

  78. ブラインドプリンセス:

    夢の中でも…顔を見ることはできませんでした。

  79. ダフネ:

    …先天的に目が見えない方は夢でも目が見えないそうです。

  80. ダフネ:

    ですから、お顔が思い出せないからと言って 悲しむことはありませんよ。

  81. ブラインドプリンセス:

    …そう、ですね。

  82. ブラインドプリンセス:

    ……

  83. ブラインドプリンセス:

    ダフネさん、ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか?

  84. ダフネ:

    もちろんです。何でしょう?

  85. ブラインドプリンセス:

    …私達はどうして……

  86. ブラインドプリンセス:

    私達にはどうして感情があるのでしょうか?

  87. ブラインドプリンセス:

    人間はどうして私達に感情を与えたのでしょうか?

  88. ブラインドプリンセス:

    (…やっぱり、わからなかった。)

  89. ブラインドプリンセス:

    (でも、ダフネさんはオルカにいればその答えを見つけられるかもしれないと言っていた。)

  90. ブラインドプリンセス:

    (もっと色んな人と話すべきなんでしょうね……)

  91. ブラインドプリンセス:

    (でも、誰と話をすればいいのやら。)

  92. ブラインドプリンセス:

    (そうだ……こういう時は詳しい人にアドバイスしてもらいましょう!)

  93. サイクロプスプリンセス:

    …それで余の部屋を強襲したわけか?

  94. ブラインドプリンセス:

    まさか訪問してはいけない時間でしたか?ごめんなさい。私、時計が見えないので…

  95. サイクロプスプリンセス:

    それ以前の問題だ!鍵が締まっているからとドアを壊して入ってくる奴がいるか!?

  96. ブラインドプリンセス:

    ですが、私達の間にこんな壁は必要ないでしょう?

  97. サイクロプスプリンセス:

    いや、極限まで分厚い壁が必要だ!

  98. ブラインドプリンセス:

    ふふ…もう、恥ずかしがっちゃって。

  99. サイクロプスプリンセス:

    …はぁ。

  100. サイクロプスプリンセス:

    まぁ……いいだろう。そのことについては力を貸してやる。ドアも壊れて部屋でゆっくりすることもできんしな……余の助けを求める者を見捨てることはできぬ。

  101. サイクロプスプリンセス:

    まずは色々な者に質問してみるとしよう。

  102. 炉端のポルティーヤ:

    感情を持っている理由ですか…?

  103. 炉端のポルティーヤ:

    そうですね、美味しい料理をもっと美味しくするためではないでしょうか?

  104. 炉端のポルティーヤ:

    ソワン料理長も言ってました。食べてくれる人への愛と真心が込められることで料理はもっと美味しくなるって。

  105. 死滅のセクメト:

    感情を持つ理由ですか?

  106. 死滅のセクメト:

    深く考えたことはありませんが……

  107. 死滅のセクメト:

    きっと陛下のことをお支えするためだと思います。母が子をお世話するには愛情が必要不可欠ですから。

  108. エリー・クイックハンド:

    私たちが感情を持つ理由……ですか?

  109. エリー・クイックハンド:

    そうですね、任務の効率を良くするためではないでしょうか?私たちの任務は感情と直結していましたから。

  110. エリー・クイックハンド:

    誰かを守りたいという感情は最も大切な要素でしたので。

  111. ブラインドプリンセス:

    (う~ん……難しい。小さな私のアドバイス通り、色々な方にお話を聞いてみたけど……)

  112. ブラインドプリンセス:

    (これといった答えはなかった。)

  113. ブラインドプリンセス:

    (どうすれば……)

  114. サイクロプスプリンセス:

    ふむ、その顔は満足のいく答えを得られなかったようだな。

  115. ブラインドプリンセス:

    はい。……難しいですね。

  116. ブラインドプリンセス:

    はぁ……この調子だと答えが見つかるのは何十年も後かもしれません。

  117. サイクロプスプリンセス:

    まぁ、よいではないか。

  118. ブラインドプリンセス:

    はい?

  119. サイクロプスプリンセス:

    何故そこまで答えを急いでいるのかはわからんが……聖女よ、お前はもうイギリスにいるわけではない。

  120. サイクロプスプリンセス:

    ここは目覚めたらすぐに仲間が生きているか、食糧が残っているかなど…そんなことを心配しなければならない戦場ではないのだ。

  121. サイクロプスプリンセス:

    だから緊張を解け。もう剣を握ったまま眠る必要も、小さな音を聞くたびに飛び起きる必要もないのだ。

  122. サイクロプスプリンセス:

    お前の質問に対する答えはきっといつか見つかるだろう。今、焦って手当たり次第に聞いたからといって、すぐに答えが見つかる問いでもない。もう少しゆっくり探せ。

  123. ブラインドプリンセス:

    …ふふ。そうかもしれませんね。あなたの言う通りです。

  124. ブラインドプリンセス:

    小さな私に相談して正解でした。

  125. ブラインドプリンセス:

    では…しばらくはゆっくりと体を休めながら、ここの雰囲気に慣れることにします。

  126. サイクロプスプリンセス:

    ふふ…そうするがいい。

  127. サイクロプスプリンセス:

    肩の荷を下ろし、今はゆっくり休め。

  128. サイクロプスプリンセス:

    ……と言った2日前の余が馬鹿だった!

  129. サイクロプスプリンセス:

    で……あれをどうすればいい!!

  130. マーリン:

    やっちゃったね。そういうアドバイスは慎重にしなきゃ……

  131. サイクロプスプリンセス:

    …余もあんな風になると分かっていたなら、あのようなアドバイスしなかった!

  132. ブラインドプリンセス:

    あ~!その声は小さな私とマーリンですね?

  133. ブラインドプリンセス:

    見て見て!私、鼻の上にポテトチップスを垂直に立てられるんですよ~!ホラ!

  134. マーリン:

    もう出来上がってるじゃん。

  135. マーリン:

    いや、あれは…まだ第二形態か……

  136. サイクロプスプリンセス:

    第二形態……だと?

  137. マーリン:

    あの子はまだ変身を残しているんだよ……聖女の演技をして猫を被るのが第一形態……猫被りをやめて酒飲みになるのが第二形態。

  138. サイクロプスプリンセス:

    ちょっと待て。それはつまり、ここからさらに壊れるというのか!?

  139. マーリン:

    第三形態にもなるとあのドレスすら脱ぎ捨て、短パンTシャツ姿に……

  140. サイクロプスプリンセス:

    …何だと!?

  141. サイクロプスプリンセス:

    そんな……!そんな醜態…あの子に見られでもしたら……!

  142. サイクロプスプリンセス:

    さらに、真似でもしたら……!大変だ!!

  143. ブラインドプリンセス:

    ふふふ!真祖の聖女は~夜食にビールを飲みながらポテトチップスを食べちゃいますぅ~!

  144. LRL:

    食べちゃいます~!

  145. ブラインドプリンセス:

    ほら、真祖のプリンセスも一杯どうですか?あっ、でもお酒はダメですから代わりに牛乳で。

  146. LRL:

    うぅ……仕方ないのだ……。しかし!乾杯は余からするのだ!!

  147. ブラインドプリンセス:

    ふふ、ではお願いします。

  148. LRL:

    乾杯!

  149. ブラインドプリンセス:

    乾杯!

  150. ブラインドプリンセス:

    かぁ~~~!くぅ~~!!やっぱり明日を気にせずに飲むビールは最高~!

  151. LRL:

    ひひひ……余はポテトチップスの上にツナをいっぱい乗せて食べる!!

  152. サイクロプスプリンセス:

    し、真祖のプリンセス……何をしている……?

  153. サイクロプスプリンセス:

    こんな遅い時間にお菓子など食べては……朝食が食べられなくなるぞ……!

  154. LRL:

    ふん!聖女のお姉さんはいつも夜中にお菓子を食べているではないか!

  155. LRL:

    これからは夜更かしして、宿題もしないで、牛乳も寝っ転がって飲むのだ!

  156. ブラインドプリンセス:

    わぁ、ワルですね!真祖のプリンセス!カッコイイ!

  157. LRL:

    ふはははは!あはははは!

  158. LRL:

    そう!余は不良のプリンセスなのだ!

  159. サイクロプスプリンセス:

    ダメ!絶対にダメだ!!!

  160. サイクロプスプリンセス:

    それだけは何としても防がなければ……。奴を第一形態に戻す方法はないのか?

  161. マーリン:

    ふふっ、もちろん方法はあるよ!このマーリンちゃんを信じなさ~い!

  162. マーリン:

    ねぇ、ブリス!

  163. ブラインドプリンセス:

    どうしました?マーリン。

  164. マーリン:

    「どうしました?」じゃないよ~!朝っぱらからお酒なんか飲んで、恥ずかしいと思わないの?

  165. マーリン:

    今日はこのマーリンちゃんがオルカに正式に合流した記念すべき日なんだよ?世界的祝日になってもおかしくない日なのに、雰囲気が台無しじゃんよ!

  166. ブラインドプリンセス:

    あはは……すみません。

  167. ブラインドプリンセス:

    今までずっと緊張していたせいか、なんだかやる気が出なくなっちゃいまして……

  168. マーリン:

    そう?じゃあ私ちゃんがビシッと気合いを入れてあげるよ。

  169. ブラインドプリンセス:

    …あなたにそう言われると何だか不安になりますね。どうもマトモな方法ではない気がして……

  170. マーリン:

    まぁまぁ、そう身構えなくていいよ。マトモな方法だから安心しなって!

  171. マーリン:

    アーサーに私ちゃん特製のブラインドプリンセスシークレット写真集を見せるだけだから!

  172. ブラインドプリンセス:

    …シークレット写真集?

  173. ブラインドプリンセス:

    まさか……昔あなたがふざけて作った私のセクシーポーズ集のことですか?

  174. ブラインドプリンセス:

    (…それは……むしろ司令官さんに見られた方が…いいかも?)

  175. ブラインドプリンセス:

    一応聞きますが、どんな写真が使われているのですか?

  176. マーリン:

    えっとね……まずはこれ。これはこの前、ブリスが「凄い技を見せる」って言って缶ビールでジャグリングしてたらビールが爆発した瞬間の写真と……

  177. ブラインドプリンセス:

    殺します。

  178. マーリン:

    うおぁぁ!?じょ、冗談!ただの冗談だから!剣は置いて!光も使ったらダメ!本当に死ぬから!!

  179. ブラインドプリンセス:

    困りますね……私がいつそんなことをしたんですか?デマを流すのはいけないことなのですよ?

  180. マーリン:

    そ、そんなことしてなかったですね!デマです!デマはいけません。すみませんでした…えへへ……

  181. ブラインドプリンセス:

    ふん!わたくしを誰だと思っているんですか?わたくしはブラインドプリンセス、真祖の聖女です!

  182. ブラインドプリンセス:

    缶ビールでジャグリングなんてするわけありません!

  183. マーリン:

    でも7つ同時に回してたのは感動したよ。

  184. ブラインドプリンセス:

    あぁ、あれは運がよかっただけで……

  185. マーリン:

    ハハッ!バカめ!認めたな!!

  186. ブラインドプリンセス:

    ……

  187. マーリン:

    ぎゃああああ!!ごめん!ごめんなさい!!

  188. ブラインドプリンセス:

    …その写真、すぐに破棄してください。いいですね?

  189. マーリン:

    はい!今すぐ破棄します!

  190. ブラインドプリンセス:

    私を騙そうだなんて思わないことです。もしその“写真集”が出回った日には……

  191. ブラインドプリンセス:

    どうなるか、言わなくても分かりますよね?

  192. マーリン:

    もちろんです!すんませんしたーっ!!!

  193. マーリン:

    …うぅ、痛ぁ……あのデカ乳ゴリラ……ほんっと馬鹿力なんだから……

  194. マーリン:

    どうよ?ちゃんと解決できたでしょ?

  195. サイクロプスプリンセス:

    知りたくなかったことを知ってしまった気がするが……確かに元の状態に戻ったな……

  196. マーリン:

    ふふーん!私ちゃんは天才美少女軍師だからね!へへへ。

  197. サイクロプスプリンセス:

    しかし、あれだけでは問題の解決にはなってないだろう。すぐにまたあの状態になる可能性がある。

  198. サイクロプスプリンセス:

    やはり根本的に悩みを解決するしかないのではないか……?

  199. マーリン:

    う~ん、そうだよねぇ……。どうしたらいいんだろ?コンスタンツァさんはどう思う?

  200. コンスタンツァS2:

    う~ん。そうですね……そういった悩みを抱えている方はブラインドプリンセスさん以外にもいらっしゃいます。

  201. マーリン:

    そうなの?

  202. コンスタンツァS2:

    はい。もちろん悩みの内容は皆さんそれぞれ違いますが、意外とたくさんの方が似たような悩みを持っていますよ。

  203. マーリン:

    へ~、そうなんだね。じゃあコンスタンツァさんがズバッと「これが答えだよ!」ってあの子に教えてあげれば、完全解決かな!

  204. コンスタンツァS2:

    いいえ、そう簡単なものでもありませんよ。

  205. マーリン:

    え?そう……なの?

  206. コンスタンツァS2:

    そういう悩みは…個人的な事情と深く繋がっていて、明確な正解というものがないですからね。

  207. コンスタンツァS2:

    だから、別の誰かの答えがブラインドプリンセスさんにとっての答え……というわけではないんです。

  208. サイクロプスプリンセス:

    なるほど、ではやはり…答えを見つけるまで待つしかないのか?

  209. コンスタンツァS2:

    そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。しばらくはあれこれ考え込んでしまうかもしれませんけど……すぐにいつもの調子を取り戻しますよ。

  210. コンスタンツァS2:

    ブラインドプリンセスさんは強い方なんでしょう?

  211. マーリン:

    まぁ……それはそうだね。

  212. サイクロプスプリンセス:

    確かに…今まで辛い状況だったにも関わらず、気丈に振舞い続けていたからな。たまにはマトモな聖女らしい姿も見たいものだが……

  213. サイクロプスプリンセス:

    それはそうと二人ともここへは何の用だ?

  214. マーリン:

    あ、そうだった。部屋を案内してもらってたんだった。

  215. マーリン:

    さてさて、私ちゃんの部屋はどこ?ブラインドプリンセスのお隣?

  216. コンスタンツァS2:

    いいえ、同じお部屋です。

  217. マーリン:

    …え?同じ部屋!?

  218. マーリン:

    ……

  219. マーリン:

    (あの子、酒癖が超絶悪いんだよね……すぐ部屋が滅茶苦茶になるだろうな……)

  220. マーリン:

    (ドローンの塗装作業の時みたいになっちゃうよ……!見えないのに作業して、滅茶苦茶になったんだから…!)

  221. マーリン:

    いやいやダメダメ……。こうしちゃいられない…!やっぱさっさと正常な状態に戻さなきゃ…!!

  222. マーリン:

    う~ん……こうなったらもう奥の手を使うしか……