シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- 主人公:
- 数日前、マーリンは助手を連れてきた。
- 主人公:
- それはマキナとメリーだった。
- マーリン:
私ちゃんが何をしようとしているか、アーサーなら分かるよね?
- 俺のホログラムを作ろうとしてる?
- マーリン:
そう!正解!本当にアーサーをポーツマスに送ると思った?
- マーリン:
アーサーはこの平和な箱舟でみんなとのんびりしててよ。
- 上手く作れそう?マキナ。
- マキナ:
はい、マーリンさんの作戦の説明はもう受けました…
- マキナ:
メリーと私なら、鉄虫をも騙せる完璧なホログラムが作れるはずです。
- メリー:
一つだけ問題があるとすれば……ホログラムは実体を持ちませんので…
- メリー:
鉄虫の攻撃を受けた時のリアクションでホログラムだとバレる可能性があります。
- ブラックリリス:
…それなら問題ありません。
- ブラックリリス:
リリスがご主人様をお守りする時と同じように、ホログラムを護衛いたしますから。
- ブラックリリス:
攻撃をされるのはあくまでもホログラム。ですが……
- ブラックリリス:
例えホログラムでも、ご主人様が本当にお怪我をされてしまうような気がして、
リリスは胸が張り裂けてしまいそうです…… - ブラックリリス:
…ご主人様を囮にするという話を聞いた時……私がどれだけ驚いたか…
……わ か り ま す か……? - マーリン:
…ひょぇ……だからそんなことが起こらないように、モリアーティを確実に
倒しておこうってことじゃん! - マーリン:
と、とにかく!詳しい話はリアンと詰めてからまた教えるね!んじゃあね!!
- マーリン:
…あの時は本当に怖かったよ。
- マーリン:
本当に殺されるかと思った……
- …あれはちゃんと説明をしなかったからだろ。
- マーリン:
それは…そうだけど、ほら、やっぱインパクトって大事じゃん?
アニメだったらあそこでババーン!とか効果音が入って、 「To Be Continued」…ってテロップも入ってさ! - マーリン:
とにかくモリアーティが中で倒れてるのも確認できてるし……
このボタン…押してもいい?アーサー。 - マーリン:
私ちゃん、もうさっきからこのデッカくて赤いボタンを押したくて押したくて
うずうずしてたんだよぉ~……! - マーリン:
アーサー、一回だけ!一回だけ!
- マーリン:
お願い!私ちゃんに押させて!
- これだけは譲れない!
- 仕方ないな……いいよ!長年の決着をつけよう!
- マーリン:
あ~!!私ちゃんが押したかったのにぃ~!!
- マーリン:
ずるいよ、アーサー!一番おいしいトコ持ってくなんてぇ!
もぉぉぉ~~!ひどいよ!! - マーリン:
他人のケーキのイチゴを食べるくらい酷いよ!極悪だよ!
- 主人公:
- …確かにマーリンの言う通りかもしれない。
- 主人公:
- でも…この赤くて大きなボタンを押す誘惑に、抗える者がいるのだろうか…?
- 主人公:
- そもそも俺がボタンを押す前に押さなかったマーリンが悪い!
- マーリン:
ううぅぅぅっ!覚えてろぉ……!ボタンの恨み、いつか絶対晴らしてやる!!
- マーリン:
キャメロット完全封鎖!!発電所過負荷開始!!
- マーリン:
あっ、ちょっと待って。今カッコイイ決め台詞思い付いた。
あとで言お~ - 主人公:
- うぅ……やっぱり俺が押せばよかったかな……
- マーリン:
え?なんだよその目は~!ちょっとは私ちゃんにもカッコつけさせてよ!
今回の作戦はリリス警護隊長にビビッていいトコ無しだったんだからさ! - マーリン:
とにかく……これで分かったでしょ?私ちゃんがアーサーを
危ない目に遭わせるわけないって! - マーリン:
ふぅ、よし、じゃあこれで本当に終わりだ!グッバイ、モリアーティ!
それから鉄虫ども! - マーリン:
コホン……
- マーリン:
人の叡智が生み出した物なら、人を救って見せろー!!
- 主人公:
- そのマーリンの声と同時に……
- 主人公:
- キャメロットの発電所が眩い光を放ち、大爆発した。
- コンスタンツァS2:
皆さん全員脱出されてますよね?人数の確認は終わりましたか?
- 金蘭S7:
はい、全員脱出しています。
- 金蘭S7:
安全距離の確保も…なんとか間に合ったそうです。
- コンスタンツァS2:
では、皆さん安全装備と遮光用の眼鏡を着用してください。
安全距離は確保しましたが、爆発を直接目にすると失明する恐れがありますので。 - ブラインドプリンセス:
あ、私も着けないと……
- ブラインドプリンセス:
ブラインドブラインドプリンセスになっちゃいますね。
- ブラインドプリンセス:
あははっ!今のなかなか面白い冗談じゃありませんでした?
今度、小さな私にも言ってみましょう! - コンスタンツァS2:
あはは……
- コンスタンツァS2:
で、では……皆さんもう一度装備の確認をお願いします!
- コンスタンツァS2:
ふぅ、かなり離れていたのに……すごい光でしたね。
- コンスタンツァS2:
どれほどの威力だったんでしょうか……
- ブラインドプリンセス:
マーリンの話によれば、ポーツマスとキャメロットを
完全に吹き飛ばすことができる威力だそうです。 - ブラインドプリンセス:
…とにかく……やっと終わりましたね。
- コンスタンツァS2:
そうですね。これで安心してもいいでしょう。
- コンスタンツァS2:
本当に今までお疲れさまでした。
ブラインドプリンセスさん、箱舟でゆっくり休んでください。 - ブラインドプリンセス:
はい……しばらくは頭を空っぽにして、ゆっくりしようと思います。
- ブラインドプリンセス:
…あの言葉の答えを見つけたら……ですけどね。
- P-49スレイプニール:
ふぅ、疲れた疲れたぁ。
- P-49スレイプニール:
なんとかイギリス全域の偵察任務、終わらせてきたわよ!
- お疲れ。箱舟とイギリスの往復で大変だったろ。ゆっくり休んで。
- P-49スレイプニール:
マジ?じゃあ報告が終わったらここで少し寝てってもいい?
本当にただ寝るだけだから。いいでしょ? - え?部屋で寝たらいいじゃん?
- P-49スレイプニール:
うぅ~…それがぁ……お布団を洗濯したんだけど、まだ乾いてなくてェ……
- そっか、それは辛い…じゃあ俺のベッド使っていいよ。
- P-49スレイプニール:
えへへ!じゃあさっさと報告終わらせなきゃ!
- P-49スレイプニール:
モリアーティは全部で2匹だったみたいね。
今、イギリスの鉄虫は統制を完全に失った状態よ。 - P-49スレイプニール:
最後の戦いでモリアーティは鉄虫を片っ端から呼び集めてたみたいで、
防空網も前に比べたら薄くなってたし、偵察もしやすかったわ。 - P-49スレイプニール:
まぁ、それでも鉄虫はたくさんいたけど……
- それだけ減ったなら十分。デルタとの戦いで後ろを気にせずに済む。
- P-49スレイプニール:
まぁそうね。トンネルから鉄虫が湧いてくることもないだろうし、
湧いてきたとしても前みたいに組織的でもないわね。 - P-49スレイプニール:
報告は以上かな……じゃあ私は寝るね。おやすみ!
- 主人公:
- スレイプニールがベッドに飛び込むと、俺は椅子に深く座った。
- 主人公:
- 今回の作戦は流石の俺も疲れた……1週間徹夜でキャメロット籠城戦を
指揮したんだから無理もないか。 - 主人公:
- 俺も次の戦いのために体を休めた方がいいだろう……
- 主人公:
- レモネードデルタとの戦いに備えて。