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Transcription
- 主人公:
- 島のビーチに到着した。思いのほか日差しが強く、
俺はしばらく目を開けることが出来なかった。 - 主人公:
- 砂浜にぼんやりと立っている隊員たちの表情も俺とあまり大差なかった。
みんな顔を少ししかめ、ぼーっと水平線を眺めている。 - T-2ブラウニー:
……?
- T-2ブラウニー:
ビーチっす!?サマーっす!これこそまさにサマービーチ!
最高っす~!! - T-3レプリコン:
……
- T-3レプリコン:
本当に綺麗なビーチですね…
- 元気か?
- T-3レプリコン:
…今のところは…ですが…
あのイヤにご機嫌なブラウニーがヘマさえしなければ…いいんですが あ…!司令官閣下!? - T-3レプリコン:
失礼しました!マ、マリー4号軍団所属レプリコン1058!命令待機中です!
司令官閣下!ビーチの安全を確保するまでの間、敵襲などに注意してください! - そうか。頼むぞ。
- レプリコンは肩に力が入っている。いい休暇になってくれたらいいんだが…。
- T-2ブラウニー:
分隊長?分隊長?
- T-2ブラウニー:
ビーチでは銃の管理に注意を払う必要があるっす。
砂が入ると軽機関銃は100%故障するっす。 - そう言い終えるとブラウニーは満面の笑顔でビーチを走り始めた。
エネルギーを持て余してるようだ…。 あのブラウニーは休まなくてもよかったかもな…。 - T-3レプリコン:
あっはい…そうですね…銃の管理…え?
- T-3レプリコン:
ちょっと待ってください!一人で動き回ってはいけません!
い、いきなり…服を脱がないでください!!閣下が見ているんですよ!? - CSペロ:
……??
- ペロは「目を覚ますとそこはビーチだった…」という
状況を理解するのに苦労しているようだ…。 ぽかんとしていて可愛い。 - ボートから一人二人と島に上陸し、あちこちを見回しているオルカの隊員たち。
- シャーロット:
陛下?このような素敵な島に何の用が……?
まさか…ビーチで海に沈む夕陽を見ながら…え…え…!? - シャーロット:
ああ…!できれば、陛下と二人きりになって…
んぎゃっ!気をつけてくださいません?ナイトエンジェルさん! - B-11ナイトエンジェル:
……
- …今ワザとぶつからなかったか…?
- B-11ナイトエンジェル:
ちょっとした事故です。ただの偶然、偶然です。
ふふっ、そんなに重いものを二つも付けていて、よくそんなに弾かれますね。 私程度がぶつかっても微動だにしないと思っていました。 - B-11ナイトエンジェル:
この島に来た理由は聞いています。面白そうですが…
頭の中が色欲でいっぱいのバカどもがどういう行動をするか… まあ、頑張ってください?司令官…。 - ナイトエンジェルはなんとも不吉な言葉を残して
飛んでいってしまった…。 - T-75ウェアウルフ:
いや~南国の島だなんて~!
このキュートでナイスな発想は一体誰がしたのかしら? - T-75ウェアウルフ:
ねぇ?司令官?誰のアイデアなの?
- さ…さあ?
- T-75ウェアウルフ:
ふふふ…まあ~司令官がわからないんなら仕方ないわね?
いいわねー!こういうの!なんだか私、燃えてきたわ! 今日の私はシーウルフ!行くわよー! - T-8Wヴァルキリー:
失礼いたします。司令官。
- 俺の横をいつものように通り過ぎるヴァルキリー。
…ん?何か…指摘をしなければならない気がする…。 - ストップ!ヴァルキリー!
- T-8Wヴァルキリー:
はい…?司令官…。お呼びですか…?
- その服装は暑すぎるだろ!?
- ビーチをしばらく歩き回っていたらしいヴァルキリーは
少し赤い顔ながらも涼し気に微笑んだ。 - T-8Wヴァルキリー:
…最高の訓練になると思います。…司令官…。
- T-8Wヴァルキリー:
それでは…
- ヴァルキリーはそう言い姿を消した…。
そうこうしているとボートが数回往復し、 上陸予定だった隊員はすべて島に上がってきた。 - 隊員たちが慣れないビーチに困惑していると、
トリアイナは意気揚々と、即席で作られた壇上に上がった。 - トリアイナ:
ちゅうも~く!みんなぁ!こっちを見てくださーい!
- 主人公:
- トリアイナのよく通る澄んだ大声がビーチに響き渡り、
ざわめきが止まった。 - トリアイナ:
潜水艦のみんな!初めましてー。私の名前はトリアイナ!
ゴールデンワーカーズ出身の「冒険家」と呼んでね!! - トリアイナ:
私の自己紹介はこれくらいにして!早速本題に入るわ~!
- トリアイナ:
一見ここはただの無人島のようだけど、
実はここには!なんと!ブラックリバーのお宝が隠されているの! - トリアイナ:
これまで数多くのハンターたちがお宝を探そうとしてきたけど…
無事にこの島までたどり着いたのは私たちが初めてよ! - 主人公:
- トリアイナの話を聞いた何人かは驚きを隠せないようだ。
おそらく…自分たちがこの島に来た理由をやっと理解したのだろう。 それにしても、他にもハンターなんているのか? - トリアイナ:
おお!勘が鋭い方はもう気付いたんじゃないかな!?
あなたたちは今日からトレジャーハンティングをするのよ! - トリアイナ:
オルカの司令官も許可してくれたことだし!みんなよろしく~!
以上「PECSが輩出した最高の深海冒険家」でした~! - 主人公:
- 俺が想像していた以上にオルカの隊員たちの反応は熱かった。
- 主人公:
- 開放感と期待感で仲間の手を握り、ぴょんぴょん跳ねたり
ビーチを駆けだす隊員がいる一方で、 - 主人公:
- 何度もため息をついては、俺をチラチラ見る隊員もいた。
「宝探しだなんて…」と呆れているのだろうか? - トリアイナ:
あ、お~い!軍人のみんなー?あんまり遠くに行っちゃだめだよ!
ここには鉄虫がウジャウジャいるんだから! - T-2ブラウニー:
はい!?よく聞こえないっす~!
- T-2ブラウニー:
うわぁー!!前方に鉄虫っすー!!
- T-3レプリコン:
きゃあー!?どうして無人島に鉄虫が!?
- トリアイナ:
あははっ!!お仕事の時間みたいだよー!?
キャプテンもそう思わない?さぁ~!キャプテンのお手並み拝見! - 主人公:
- トリアイナは相変わらず堂々としていた。
自分がお願いをしている立場であることを忘れているのだろうか? 俺は一言くらい言おうかと思ったが、面倒なので軽く笑うだけにしておいた。 - ふっ…後ろに下がってろ。
- トリアイナ:
やっぱりね。私が睨んだ通りだわ!キャプテンは本当最高~!
じゃあ私はあっちに行ってるね~。ありがとう!キャプテン! - 主人公:
- どうやらこの島には本当に鉄虫がいるようだ。
- 主人公:
- 鉄虫は海を渡ることはできない…。ということは最初に空から落ちてきた鉄虫だろう。
- 主人公:
- そう危険でもないだろう。
少なくとも鉄虫が新しく増えることはなさそうだし、 さっさと倒してみんなと夏の休暇を楽しまないと!