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Transcription
- T-2ブラウニー:
やっぱり無人島と言ったらまずはベースキャンプを建てるっす!
- T-2ブラウニー:
それに正直言って簡易兵舎と呼ぶのはトレジャーハンティングっぽくないっす!
- T-3レプリコン:
何でもいいですから!ひとまずこれを一緒に運んで~!
- T-3レプリコン:
それにしても、
あんなにたくさんいる工兵が全員オルカに待機しているのは何故なんですかね…? 何か理由でもあるのかしら?私には想像つきません…。 - T-2ブラウニー:
うわ~!レプリコン分隊長は何でもできるんすね!
もう分隊長ではなく、将校を… - T-3レプリコン:
ブラウニー!!
- T-2ブラウニー:
イエッサー!ブラウニー今行くっす~!
- 楽しい。とてもいい気分だ…。
- オルカの隊員たちがのんびりと休暇を楽しむ姿を見ていると、
俺の心の奥深いところから満足感が溢れてくる。 - これこそ俺が計画した「オルカの休日」だ。
それが着々と形になっていく。 - ……ドゥームブリンガーの指揮官が現れるまでは、
誰がどう見ても完璧な計画だった。 今日に限って、彼女の座る玉座がさらに大きく感じられた。 - 何か気に入らない表情をしていらっしゃる…。
今回はどんな理由で俺が悩まされるんだろう? 嫌な予感がする。 - 滅亡のメイ:
聞いてもいいかしら?ここにベースキャンプを作らせたのは司令官?
- そうだ。
- 滅亡のメイ:
ふーん。
……で?あのしょっっっぼいベースキャンプはどこの誰が作ったの? - メイ…。マリーにそんな風に言ったらだめだぞ?
- 主人公:
- いくらメイでもマリーには好き放題は言えないだろうと思い、名前を出した。
実際マリーの部下が設営しているしな。 - 滅亡のメイ:
はぁ…部下のせいにするだなんて、今回もガッカリしたわ。司令官。
- 滅亡のメイ:
野戦教範とか読んだことある?
普及品から、駐留方針まで詳細に説明した本があるんだけど… - メイは何が言いたいんだ?
- 滅亡のメイ:
ベースキャンプの位置が間違ってるって分からないの?
もう…仕方ないわね…。 私が正しい位置を教えてあげるからちゃーんと勉強するのよ? - 主人公:
- メイはいつもの高慢な表情で俺に座標を送信した。それを確認する…
- って、この隣は鉄虫出没地域だぞ!?
- 主人公:
- メイが送信した座標は、鉄虫が出没する地域のすぐ隣だった。
どう見ても危険な場所だ…。 - ここは危険すぎる。
- 滅亡のメイ:
この臆病者っ!見なさい。
今のベースキャンプからここの鉄虫を攻撃しに行こうとしたら 戦闘する前に移動で疲れてしまうわよ? - 滅亡のメイ:
本来戦術っていうのは、ある程度のリスクは仕方のない事なのよ。
- 主人公:
- メイが元々好戦的というのはよく知っている。
だがメイが指定する場所は、それを踏まえても危険すぎる場所だ。 - 主人公:
- そうまでしてこの場所を希望するということは…
つまり、メイが望む何かがあるという意味だろう…。 - …本当の目的は何だ?
- 滅亡のメイ:
おお~!司令官!話がわかるじゃない!
最初の頃よりも確実に成長してるわ?褒めてあげる。 - 滅亡のメイ:
まぁ?司令官も気づいたようだし遠慮なく言わせてもらうわ。
- 滅亡のメイ:
ベースキャンプの場所は、私が指定するこの場所にしたいの。
確かに司令官の言う通り危険すぎるのも事実だわ? - 滅亡のメイ:
なら…その危険を事前に取り除いてしまえばいいのよ。
- 主人公:
- メイは平然とした表情で当たり前のように、危険な提案をしてきた。
- …先制攻撃を加えて、殲滅した後でキャンプを設置するつもりか?
- 滅亡のメイ:
もちろんよ?この島の鉄虫たちは兵力補充もままならないはず。
- 滅亡のメイ:
士気もかなり高まっているし今のうちに攻撃しておけば、
快適なベースキャンプ生活を楽しむことができるはずよ。どう?司令官? - 主人公:
- 本当はなるべく戦闘を避けたい…。
なぜなら今回の上陸の目的は探検と休暇だから。 - 主人公:
- しかし、メイの話も一理ある。
このまま敵を残しておくことにメリットはない。 - よし。わかった。攻撃の準備をしよう。
- 滅亡のメイ:
おっ!いいわねぇ~!
その調子その調子!その勢いで行くのよ、司令官! - 滅亡のメイ:
司令官たるもの、決断力があってこそ私に相応し…
じゃなくて、部下の尊敬を集めることができるのよ? - 滅亡のメイ:
そして…ふふふ…!この場所を確保した暁には、
素敵なプレゼントが待ってるはずよ。 - 滅亡のメイ:
それを忘れないで。
- メイは意味不明な言葉を残して行ってしまった。
何だろう?素敵なプレゼントって… - …それより、気を引き締めなければ…。戦闘の準備が先だ。
- まぁ…プレゼントはいずれ分かるだろう。