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Transcription
- 主人公:
- 戦闘はいたって順調に進み、洞窟内は再び騒々しい雰囲気に包まれた。
- 主人公:
- 立て続けに勝利していけば自ずと士気は高まる。
油断をしなければ特に問題はなさそうに見えた。 - 主人公:
- …ただ、やはりペロが聞いたという音だけが気掛かりだった。
- セイレーン:
…あの…司令官?
- 主人公:
- 集中力が切れていそうなトリアイナとホライゾンを本隊に合流させて、
ペロを中心に探検隊を再編成するのがよさそうだな… - セイレーン:
司令官?
- お、おう。ん?どうした?
- 主人公:
- 今後のことをあれこれ考えていたせいで、
セイレーンが話しかけていたことも気付かなかった。 - セイレーン:
あの…変な風に思われるかもしれませんが…
- うん?
- セイレーン:
……
- セイレーン:
…司令官が誰かからプレゼントをもらうとしたら…
…どんなプレゼントをもらいたいですか? - …え…?
- 主人公:
- 戦闘や、謎の音のことで頭が一杯だった俺は空返事をしていたが、
この唐突な質問には立ち止まるしかなかった。 - 主人公:
- セイレーンも立ち止まり、軍人らしく綺麗な姿勢で俺の答えを待っていた。
- ぷ、プレゼント?
- 主人公:
- もらってみたいプレゼント…今まで考えたこともなかった…。
まぁ実はあるにはあるのだが…これは言わない方がいいだろう。 - 主人公:
- セイレーンにこんなことを言うわけにはいかないからなぁ…
- 主人公:
- 俺は…
- どうせもらうなら大きくて心が熱くなるようなものがいいな…
- セイレーン:
はい?大きくて心が熱くなるようなもの…ですか?
- 主人公:
- …この前メイの花火を見て以来、俺の頭はどうにかなってしまったんだろうか?
思わず本心がポロリと出てしまった…。 - ただ言ってみただけだ。そんな真剣に受け止めないでくれ。
- セイレーン:
大きくて心が熱くなるようなもの…わかりました…。
- セイレーン:
その…ウェアウルフさん?少しだけお時間をいただけますか?
- セイレーンはウェアウルフに近づくとあーだこーだと話を始めた。
- ウェアウルフはしばらく話を聞いた後、俺の方を向くと意味深な笑みを浮かべた…。
何も起こらなければいいのだが…。 セイレーンがからかい上手になりませんように…。 - CSペロ:
ご主人様?何か気掛かりなことでもございましたか?
- 何でもない…。
- 俺はペロの頭を撫でてあげた後、なんとなく足下に転がっていた
金貨を拾い上げた。 - ……
- 金貨は思ったより重みがあった… 。
たしかにこの重みはどういう訳か気分を良くする力があった。 - 金貨についていた土を払い除けると、
手の平で金貨がキラキラと光りその存在感を露わにした。 - うーん…
- CSペロ:
金貨…お気に召しましたか?
- そして、この宝物たちがこのまま海の中に沈むのは少しもったいない気がした。
- ペロ?金庫の中には何があると思う?
- CSペロ:
私には想像できません…。
金庫の内部なら…もうすぐ到着すると思われます…。 - CSペロ:
私がしっかりと中までご案内しますね。
- ありがとう。よろしく頼む。
- CSペロ:
はい。ご主人様。