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Transcription
- オルカの隊員たちと洞窟に入った後、だいぶ時間が経過した。
- 最初の頃の緊張が解け、お互いに距離が縮まったグループも現れだした。
- 俺の隣のグループがそのいい例だ。
- T-75ウェアウルフ:
ふふふ…セイレーンのこの可愛らしさ…最高!
- シャーロット:
ルーガル公は強い女性にしか興味がないと思っていたんですが、
まさか…そんな趣味があったんですか? - T-75ウェアウルフ:
まさか!あんたこそ何も知らないくせに。
三銃士が三人しかいないと思ってるの? - シャーロット:
…はっ!私としたことが!不覚!
三銃士は確か…四人でしたね…。ダルタニャンがいたから。 - セイレーン:
お二人とも何のお話をしているのか…ニャン…?
- いい加減にしろ。セイレーンが困ってるじゃないか。
- T-75ウェアウルフ:
はいはい~。お父さんが来ちゃったわね~?いいわ、この話は終わりにしましょう。
それはそうとセイレーン? - T-75ウェアウルフ:
はい、どうぞ。あなたにぴったりだと思うわ。
- 主人公:
- ウェアウルフは袋の中から大きな宝石を取り出すとセイレーンに渡した。
- シャーロット:
ほう?宝石ですか?大きさといい、細工の状態、何から何まで完璧ですね。
これをプレゼントするとは…ルーガル公の気合の入れようが感じられますね。 - セイレーン:
…どうしてこれを私にくれるんですか?
- 主人公:
- セイレーンは予想外のプレゼントをもらい困惑しているようだった。
- シャーロット:
あら?どうしました?宝石が気に入りませんか?
- T-75ウェアウルフ:
ふふふ!そうじゃないわよ~。
セイレーンはまだこういう事に慣れていないだけよねー? - T-75ウェアウルフ:
これは私とセイレーンの親密度を上げるためのプレゼントよ!
要するに仲良くなりたいってこと! 本当なら美味しいラム酒をあげたかったけど司令官が黙っていないと思ってね。 - セイレーン:
プレゼント…ですか?
- シャーロット:
あぁ!プレゼント!いいですね!たしか昔のシャーロットたちはプレゼントを
よくもらっていたとか…衣裳部屋が包みも破かれていないプレゼントの山で 足の踏み場がなかったらしいです。あぁ…!儚い過去の栄光よ! - セイレーン:
…私と仲良くなりたい…なんて…
- 主人公:
- セイレーンは受け取った宝石を見て、どうしたらいいのかとオロオロしていた。
- ウェアウルフにお礼を言わないとな?
- セイレーン:
司令官?
- T-75ウェアウルフ:
ふふ!どうせ私がこれを持ってたところで賭けに負けてドクターに取られるだけだから。
可愛いセイレーンにプレゼントした方が百倍マシよ! - セイレーン:
……
- セイレーン:
…では…ありがたく頂戴いたします。素敵な宝石ですね…。
- T-75ウェアウルフ:
…ハァ…ハァ…
- …落ち着け。
- T-75ウェアウルフ:
司令官!?シャーロット!?どうしたらいい?私、幸せ過ぎて倒れそう~!!
司令官と結婚した後…この子養子にしちゃおうかしら!? - シャーロット:
ふふ…。とりあえずこちらに来なさい…。私が落ち着かせてあげましょう…。
それから陛下の正室は私ですよ?うふふふ…。 - T-75ウェアウルフ:
何言ってるの?だから女には興味ないわよ!
そんなふかふかなもので抱こうとしたところで… あ…そう言えば司令官は日頃からふわふわしたものに興味があるみたいよね… - シャーロット:
…何ですって?陛下は私のふわふわしたものに興味が…!?
- T-75ウェアウルフ:
ふふふ…。あのね…シャーロット?実は、その…前からこっそり盗もうと…
あ、いや。シャーロットから是非とも頂きたいモノがあるんだけど… - シャーロット:
頂きたい物?何ですか…?急に改まって…
それよりも私は陛下の興味についての話を聞きたいんですが…? - T-75ウェアウルフ:
ほら、それそれ…その…宝石よ。
宝石をひとつくれたら司令官が興味があるものも何だかわかるはずよ? - シャーロット:
宝石?何を言っているんです?私のどこに宝石が…
- T-75ウェアウルフ:
ふふふ。今更しらばっくれんじゃないよ~。
そこにあるじゃない?これ見よがしに光ってるそれ。 胸のど真ん中についてる、そ・れ・よ。 - シャーロット:
ま、まさか…!ルーガル公が言うそれとは…これのことですか……!?
- シャーロット:
そんな…間違いないのですか…
陛下はこれに…!ご興味がおありということですか!? - 主人公:
- シャーロットは視線を落とし、優雅な仕草で「それ」を指差すと、
ぶら下げられた装飾品がキラキラと揺れた。 この二人は何を言っているんだ…本当に…。よく話が通じるな…。 - T-75ウェアウルフ:
まぁ司令官の興味はその下にあるものなんだけどね…ふふふ…!
そんなにあるんだし…一個くらい…いいでしょ? - シャーロット:
なるほど…ソウルメイトがそこまで言うのなら、やぶさかではありません…ふふふ。
あぁ…陛下の目つきも変わってしまいましたね…! - な、何を言ってるんだ!そんな目で見てない!!
- シャーロット:
一体どれを…外せば三銃士になるんでしょう?
- T-75ウェアウルフ:
シャーロット!私までドキドキしてきたわ!はぁ…
司令官の目を見て!あんなに大きく見開いてっ…! 司令官が獣になっちゃうわよ!! - シャーロット:
ルーガル公?これは…どう?
- 主人公:
- シャーロットは指先で胸にある宝石をゆっくりと触った。
宝石の装飾品がシャリンシャリンと音をたてて胸がザワついた…。 - T-75ウェアウルフ:
はぁ…やばいわね…いっそのこと…
し、し、下の方でもいいんじゃない…もう……? - シャーロット:
あっ…なるほど…ルーガル公はこれが一番欲しかったようですね…?
- シャーロット:
…しかし、これを外しては…陛下が心臓発作を起こすのではないですか…?
…すべてが露になってしまいます…。 - 主人公:
- シャーロットは宝石を撫で回しながら顔を赤らめ、
俺に意味深な視線を送る。 - ふ、二人ともいい加減にしてくれ…。
- セイレーン:
……??
- T-75ウェアウルフ:
ふふふ!いいわぁ!司令官が慌ててるわ!?
ここに来なかったら司令官にこんなこと出来なかったわね! 来てよかったぁ! - シャーロット:
私は心の準備は出来ています…。陛下?もうここまでにしますか?
いいんですか?続けてもいいんですよ…?ふふ…? - 主人公:
- ウェアウルフとシャーロットは心のままに生きているんだなぁ…。
それともただ単に俺をからかうのが好きなだけなのか? セイレーンが真似をして、からかい上手になっては困る…。 - 主人公:
- そんな俺の心配をよそに、
セイレーンはその小さな手にウェアウルフからのプレゼントを握りしめ、 黙って考えこんでいた。 - T-75ウェアウルフ:
…あら?あれは何かしら?
- T-75ウェアウルフ:
司令官、前方に厄介な連中を発見。
- T-75ウェアウルフ:
…どうやら先に行ったトリアイナ達は
金貨にでも目移りして敵を見逃したようね? - 主人公:
- ウェアウルフの言う通り、数台のAGSがこちらに接近してくるのが見えた。
たしかに、トリアイナたちは宝探しに夢中になっているようだな…。 - 全員準備を頼む。
- 主人公:
- 本隊は気を引き締めていくしかなさそうだ。