シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- A-14Bスプリガン:
おー!おっおー!!
- A-14Bスプリガン:
オルカの皆様!お待たせしました!十二時の「マイオルカTV」
その初回放送は私、スプリガンが爽やかにお送りいたします。 - A-14Bスプリガン:
季節は暑い夏!司令官の気まぐれにより
オルカのバイオロイドたちは予定外の休暇をいただきました! そして、この南国の島にはブラックリバーの隠された金庫があるらしいのです! - A-14Bスプリガン:
それを知った司令官は、選抜した探検隊と共に
その金庫を探しだし、リオボロスの遺産を手に入れる為、 トレジャーハンティングを始めました! - A-14Bスプリガン:
ところが最近、
バイオロイドたちがとある理由により金庫のある場所から動けずにいるとの情報を入手! スプリガンがオルカを代表して緊急現場取材に向かいました! - A-14Bスプリガン:
スプリガンの放送を待ってるオルカのみんなのことを考えると
プレッシャーがかかるでしょう! ですがそれを跳ね除けて!新人メインリポーターのスプリガンさん!どうぞー! - A-14Bスプリガン:
はい!こちら新人リポーターのスプリガンです!
えー、前置きが長くなりましたが、本格的にインタビューを始めていきます! - A-14Bスプリガン:
まずは現場の責任者さんに聞いてみましょう!責任者さん!?
- ……
- A-14Bスプリガン:
あ…?司令官?あの、ちょっとだけでいいのでお願いしま~す。
- ん?あぁ…俺か?
- A-14Bスプリガン:
あれ?どうしたことでしょうか?現場責任者さんが取材を拒否しています!
何か尋常ではない雰囲気が伝わってきます! - A-14Bスプリガン:
責任者さん…?事前に取材の許可を頂いていたはずなので
金庫の取材を行いたいのですが…大丈夫でしょうか!? - うん、まぁいいんだけど…
- 主人公:
- スプリガンはそれはもう楽しそうな表情で俺にマイクを向けてくる。
スプリガンの無邪気な笑顔を見ていたら無性に心配になってきた…。 - 主人公:
- 現在、金庫は正当な理由を持って出入りを要請した隊員に限り入場を許可している。
スプリガンの場合、オルカに残ってくれている隊員のための映像取材が目的だ。 - 主人公:
- …ただ、スプリガンが事実をそのまま放送できるかどうかが不安だ。
テンションが上がってしまって変なことを放送しそうで…。 - はぁ…
- 主人公:
- まぁ…どうなろうとも約束は約束だから、撮影は認めよう。
- いいよ。そのまま続けて。
- A-14Bスプリガン:
はい!ご協力に感謝します!
- A-14Bスプリガン:
スプリガン、ブラックリバーの金庫の取材を進めていきます!ところで…
- …ところで?
- A-14Bスプリガン:
ふぅ…。大丈夫でしょうか!?噂ではまだAGSが稼働中だと聞きましたが…
取材途中で危険な状況になることはないでしょうか? 責任者さんが同伴すれば…大丈夫ですかね…? - 主人公:
- 今度は体をねじり、顔だけはこっちを向いてお願いする目つきで俺を見る。
あと腕もちゃっかりとマイクを向けてきている。 俺にボディーガードとしてついてきて欲しいのか? - 主人公:
- …面倒なことが起きる前に、金庫の出入りを希望する隊員を
スプリガンに一人つけてやろう。 - うーん…誰がいいかな…?
- 主人公:
- 希望者リストを見てみると、この金庫で最も有能なボディーガードが目についた。
- 主人公:
- こいつなら問題ないだろう。
- ロク。今時間あるか?
- 主人公:
- 俺たちに黒い影がかかった。
その影の主を見ると、ゆっくりと翼を畳んでお辞儀をした。 - RF87ロク:
司令官閣下。お呼びですか?
- 金庫の内部に行く予定だったよな?
- RF87ロク:
そうですが。
- スプリガンも一緒に連れて行ってくれないか?
- 主人公:
- ロクの顔面の発光体が微かに揺れた。
- RF87ロク:
困難でしょう。閣下。私の目的地は金庫の最奥です。
暗黒、深淵…どんな戦士も安全を保証できない場所です。 - 主人公:
- 金庫の最奥…と言えば確か…
- あいつがいた場所だよな?
- RF87ロク:
そうです。私の兄弟の残骸が埋まる場所…
幸いにもフレームは残っているため何とか動くことはできる様ですが… - 大事な用なのか?
- RF87ロク:
そこから微弱な信号を探知したので確認がてら様子を見てこようと思います。
- ここには特製ソーセージを入手しに行くと書いてあるが?
- RF87ロク:
ははは。私が食べ物などに興味があるとお思いですか…?明敏なる司令官閣下。
- 主人公:
- …ロクはあの後、フォーチュンとドクターのもとに連れて行かれて以来、
何か妙な雰囲気を漂わせるようになった。 敢えて言うならばドクターっぽい…と言うべきか。 - ともかくスプリガンとの同行を頼む。これは命令だ。
- RF87ロク:
尊い御方の言葉は金と同じです。
下された命令に逆らうことはできません。命令に従います…。 - A-14Bスプリガン:
おおー!こんなに黒くてカッコいいロボットは初めて見ました!
ちょっとインタビューをお願いしても… - RF87ロク:
それはカメラですか?
- RF87ロク:
ふむ…過去、アンヘル公は取材に来る記者をいつも同じ態度で接していました…。
永遠に静かに過ごせるように…礼儀を正していただきたいものです。 - RF87ロク:
…ではこれにて失礼します。
- A-14Bスプリガン:
ええ~!?冗談ですよね!?何も言わずに飛んでいってしまうなんて!
それに司令官!司令官は?司令官はついていかないの? - ぐずぐずしてると逃げられるぞ。頑張れ。
- A-14Bスプリガン:
う~!ずるい!と、とりあえず洞窟に突入しまーす!
以上!リポーターのスプリガンでした!待って~! しばらく経過。
- A-14Bスプリガン:
やっとのことで捕まえたのに!一緒に行っちゃだめ?
- RF87ロク:
情けないほどに動きが鈍いですね…。
私が知っている記者はこんなに貧弱ではありませんでした。 - A-14Bスプリガン:
うっわぁ!なんで私を持ち上げるの!?び、びっくりしたじゃない!
- RF87ロク:
お願いいたします。遊びに来たのでしたらビーチをお勧めさせていただきます。
- A-14Bスプリガン:
だ、誰が遊びに来たって!?誰がどう見ても私は一生懸命取材中なんだけど!?
今からカメラ回すから、あんたも放送事故にならないように気をつけてよね!? - RF87ロク:
ああ…
- RF87ロク:
私は先に行って待機しています。
余計な面倒事を起こして私を巻き込まないように…。 - A-14Bスプリガン:
ちっ!カッコつけちゃってさ…ふん!
- A-14Bスプリガン:
コホン…。じゃ始めますか………
こちらリポーターのスプリガンです。 私は今、リオボロスの金庫の入口に立っています…。 - A-14Bスプリガン:
ご覧のとおり、ここには数多くのバイオロイドが集まっています。
一体何があったのでしょうか!? - A-14Bスプリガン:
早速インタビューしてみたいと思います!
- A-14Bスプリガン:
こんにちは!マイオルカTVのスプリガンです!あ、あのちょっといいですか!
- A-14Bスプリガン:
簡単に自己紹介をお願いします。
- ダッチガール:
え?何これ?あぁ…!イベント会場の時みたいに話せばいいのかな?
ニュートリアイナ隊長にマスコットとして任命されました妖精ダッチガールです。 - A-14Bスプリガン:
え?マスコット?
まさかここで長時間立っているだけという過酷な労働をされているのですか? - ダッチガール:
そんなんじゃないよ~。
ニュートリアイナ隊長からただここで遊んでいればいいって言われたの! - ダッチガール:
あ~!ソーセージの時間だ!じゃあまたねぇ!
- A-14Bスプリガン:
カメラさん!?ちゃんと撮りましたか!?そうです。取材を遠回しに拒否されました!
哀れな労働者、ダッチガールに一体何があったのでしょう!!? - A-14Bスプリガン:
過酷な労働環境ですが正義と真実を追い求めるスプリガン、取材を続けます!
あそこ!金髪の海軍の方がいます!ちょっとお時間よろしいですか? - ネレイド:
おお!?ネリネリのこと~?
- P-3Mウンディーネ:
ネリったらバカねぇ~。何言ってるの?
金髪と言ったら当然私に決まってるでしょ? - A-14Bスプリガン:
ホライゾン部隊のようですが…ここで何をしているんでしょうか?
- P-3Mウンディーネ:
おお~!ナイスクエスチョン!
- P-3Mウンディーネ:
ふむふむカメラね!?司令官!見ていますか~!?
今ウンディーネはすごく頑張ってます! セイレーン副艦長よりももっと素敵なネックレスをプレゼントしますからね~!司令官は… - ネレイド:
えぇ?どういうこと!?特製ソーセージを探しに来たんじゃなかったの!?
- ネレイド:
ウンディーネにはがっかりしたよ!
- P-3Mウンディーネ:
ネリったらさっきから何言ってるのかしら…。早くついて来なさい?
ネックレスを探すのが優先よ。ソーセージは…おあずけ。 - P-3Mウンディーネ:
じゃあ…待っててくださいね~司令官~!うふふ~!
- A-14Bスプリガン:
衝撃です!財宝に目が眩んでしまった海軍!
司令官に賄賂を渡して自身の出世を狙うという… あ…出世かはわかりませんが…、とにかく何らかの利益を狙っています! - A-14Bスプリガン:
ええ!?ちょ、ちょっと待ってください!?
- A-14Bスプリガン:
待ってください!インタビューはまだ終わっていません!
これは遊びじゃなくて…オルカに残っている隊員たちに金庫の凄惨な実情をですね…! - T-75ウェアウルフ:
まぁ~誰かと思ったら。私がカメラ好きって知ってて来てくれたの~!?
- A-14Bスプリガン:
か…海賊?!!
- T-75ウェアウルフ:
世間知らずね…ただの海賊じゃなくてバッカニアよ。
どう?最高でしょ?コスチュームも見て! - T-75ウェアウルフ:
まぁ、それはそうと何の取材でここに来たの?
- A-14Bスプリガン:
はい。過酷な労働に苦しむ姉妹たちの真実を…
- T-75ウェアウルフ:
過酷な労働に苦しんでるのは私よ~!司令官は私の顔を見にも来ないし!
メイ隊長に言われてここでコイン拾いなんかしてるんだから! - A-14Bスプリガン:
とにかく海賊です!本物の海賊が存在したとは…!
どうやらこの海賊は賞金首として追われ、ここに避難しているものかと…! (パン!!!)
- A-14Bスプリガン:
ひぃぃ!
- A-14Bスプリガン:
何!?何の真似!?何で発砲するのよ!?
- T-75ウェアウルフ:
んふふ…。それはね?あなたが私のカワイ子ちゃんを踏んでいるからよ。
こっちにおいで~金貨ちゃん~ - T-75ウェアウルフ:
う~ん!このラブリーなフォルム!この重量感!
前しか見ないから、踏んじゃうのよ~。 - T-75ウェアウルフ:
…あ、もしかして…その映像は司令官に見せるの?
だったら…もっとヤバい映像を撮ってみない? その気があるんならこっちに…もっと奥に来なさいよ~。 - A-14Bスプリガン:
な、なんと!こ、この金庫には栄養失調の鉱山労働者に、
淫乱な海賊まで出没しています! - T-2ブラウニー:
ブラウニーは鉱山に行ったよ!
- T-3レプリコン:
ロバに乗って!
- A-14Bスプリガン:
今度は飲酒ですか?!兵士たち職務放棄しています!
あまりにも過酷な労働に真面目な兵士さんたちが酒に逃げるのも無理はなさそうです! - T-2ブラウニー:
へへへ…リポーターのお姉さん?
- A-14Bスプリガン:
リポーターのお姉さん…、ま、まさか私のことですか!?
- T-2ブラウニー:
他に誰がいるっていうんすか…ヒック!
- A-14Bスプリガン:
嬉しいですっ!ここに来て初めて誰かにリポーターって呼んでもらえました!
自己紹介をお願いしてもいいですか? - T-2ブラウニー:
私は!ブラウニー2056…っすぅ…
- T-2ブラウニー:
ナイトエンジェル大佐から逃げてきて3日目…っす。
もう隠れて過ごすのは飽きたっす…ビーチに…いや、オルカに戻りたいっす… - A-14Bスプリガン:
逃げてきただなんて、まさか…脱走ですか!?
- T-3レプリコン:
うっ…脱走ではないです!私はただ…
- T-2ブラウニー:
平べったい大佐殿を避けてきただけっす…。
- T-2ブラウニー:
…ぐすん…
- A-14Bスプリガン:
ブラウニーの話、聞きましたか!?ちゃんと撮れてましたよね!?
脱走兵たちの避難所…ここは一縷の希望もない場所なんでしょうか!? - RF87ロク:
興味深いお話をお聞きしました。ようやく記者らしい姿勢が見えてきましたね。
- A-14Bスプリガン:
先に行っていると言っていたのにどうして戻ってきたんですか?
- RF87ロク:
奥に進むためには兄弟が残した傀儡の相手をする必要があります。
- RF87ロク:
司令官閣下のご命令通り、
記者のあなたがハチの巣状態になる事態だけは免れるようサポートいたします。 ですので、私から離れないようお願いします。 - A-14Bスプリガン:
つまり…助けてくれるということですね?よーし!
私もこう見えて軍人出身なんです!戦闘には自信があるんですよ! - RF87ロク:
…ククク…その巨大な武器を扱う自信…。期待出来そうですね。
ではここでひとつ兄弟へのレクイエムを雷と火薬で奏でるとしましょう!!