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Transcription
- ウェアウルフとしばらくの間歩き回っていたセイレーン…
- なぜあの時、セイレーンの質問にちゃんと答えなかったんだろう?
- セイレーン:
『…司令官が誰かからプレゼントをもらうとしたら…
…どんなプレゼントをもらいたいですか?』 - どうせもらうなら大きくて心が熱くなるようなものがいいな…
- 主人公:
- 俺が何気なく答えた言葉は、予想外の結果となった…。
- セイレーン:
司令官…。頑張って探してみました…きっとお似合いになると思います…
ですから… - ですから…
- 主人公:
- ですから…?どうしたらいいのだろうか……。
セイレーンがまごつきながら持ってきたのは高級感あふれる外観の鉄製の箱。 そして、その中に入っていたものは… - 主人公:
- 金で作られた巨大なチェーンだった。
- うう~ん…
- 主人公:
- 俺の両手では持ちきれず、
肩の高さまで来るほどのとぐろを巻いた巨大な金のチェーンはなんと! ちゃんとネックレスの形になっていた…。 - 主人公:
- 誰が何のために作ったのかは分からないが、
これを首にかける「何か」がいたんだと想像すると ぞっとすることだけは確かだ…。 - 主人公:
- 俺の趣味とは違うが…、
このネックレスも誰かにとってはロマンを感じるものだったんだろう。 - セイレーン:
あの…司令官?顔色が悪いですよ…?私…どうしようもないものを…
申し訳ありません!今すぐ片付けますので… - 主人公:
- セイレーンが心配そうな顔で俺を見ている。
せっかくセイレーンがプレゼントしてくれたのに無下にするわけにはいかない…! - ハハッ!何言ってるんだ!これくらい大きくないとな!
- セイレーン:
え…?あ……大丈夫ですか?
- 主人公:
- 俺は勇気を出してチェーンを首にかけた。
この巨大な装飾品は俺の太ももあたりまでぶら下がり揺れた。 - 主人公:
- もしかしてこのバケモノチェーンは二重三重と首に巻く必要があるのではないか…?
そうしないと…歩くこともままならない… - セイレーン:
本当によかったです。司令官が気に入ってくださって…
- 主人公:
- ……
- 主人公:
- セイレーンの性格からして、
これを選ぶのにも相当な時間をかけて悩んだに違いない…。 - 主人公:
- 俺はセイレーンの小さな手を握った。
- セイレーン:
えっ…
- 主人公:
- セイレーンは手についた土も払わないまま…。
あの重そうな箱を抱えてここまで走ってきたようだ。 - 主人公:
- そんなセイレーンの姿を想像すると、感謝の気持ちで心がいっぱいになった。
- セイレーン:
司令…官…?
- ありがとう。セイレーン
- T-75ウェアウルフ:
……
- 主人公:
- ……
- 主人公:
- ウェアウルフは少し離れた場所に立ち、
俺とは視線を合わせないよう知らないフリをしていた。 その姿からは何故か余裕が感じられた。 - T-75ウェアウルフ:
あれれ~?これはどういうシチュエーションかしら~?
- T-75ウェアウルフ:
ちょっとちょっと~!司令官にプレゼントしたのー!?
- CSペロ:
なんですって!?そんな…!!
- ペロ??
- CSペロ:
チッ…!油断しました…!まさか、セイレーンさんが…!
- P-3Mウンディーネ:
えぇ!?プレゼントですって?どれですか!?
- オシャレ好きのウンディーネはまずい…!
- P-3Mウンディーネ:
ノン…!?チェーン!?わ、私はこの系統のファッションは理解できないわ!?
待ってて司令官!私もすぐに他のモノを探してきます! - ネレイド:
オオー!司令官!!
- ネレイド:
最高にカッコいいじゃない!やっぱり大きくて重たいものが一番でしょ~?くふふ!
でもネリネリがもっとカッコイイものを探してくるからね!待ってて~! - シャーロット:
……
- ……シャーロット?
- シャーロット:
威厳あふれる御姿…やはり…陛下らしいですね…!
- シャーロット:
私も…大きくて心が熱くなるものというので他の事を考えていたのですが…
その考えは浅はかだったようです…貴重な時間を… 無駄に使ってしまいました…。素直に贈り物をしたらよかったのですね。 - T-75ウェアウルフ:
ふふふ~!
- 主人公:
- ウェアウルフは俺と目が合うとウインクをした。
どうやら自分のおかげであると言いたいようだ。 謎の余裕な態度はそういう事だったか…。悔しいが認めるしかなさそうだ。 - T-75ウェアウルフ:
お子様たちは頑張るわねぇ…まあ!箱まで壊しちゃって…
- ウェアウルフ…
- T-75ウェアウルフ:
大変だったわぁ?…あーあ…ブーツに土が付いちゃってるわねぇ?
- 主人公:
- ウェアウルフはわざとらしい演技をする。仕方ないなぁ…。
- いいだろう…。
- T-75ウェアウルフ:
あらぁ?司令官?私のこと?
- バーに行くことを…許可する…。
- T-75ウェアウルフ:
本当に!?約束は守ってよね?
- でもセイレーンはダメだ。
- T-75ウェアウルフ:
うーん。セイレーンはやっぱダメか~。
- T-75ウェアウルフ:
まぁでも…いいわ!交渉成功よ!
- T-75ウェアウルフ:
ふふふ~。あの時は私もやり残したことがちょっとあってね…
今度は司令官も覚悟しておいた方がいいわよ~ん? - 俺も手加減しないからな…。
- セイレーン:
あの…お二人とも何のお話をされているんですか…
- T-75ウェアウルフ:
え?あ、あはは…そのね…まあ…そういうことよ…。
よかったわね。さすがにお嬢ちゃんはまだわからないみたい… - そうか…
- ウンディーネ:
あっ!ガードボット!
- ウンディーネ:
もう!ネリ!お願いだからちょっと気をつけてくれない?
- ネレイド:
ネリネリは~ウンディーネが気付かないうちに
センサーを触れちゃったっての知ってるけど、 秘密にしてあげるー!! (発砲音)
- ウンディーネ:
ノ、ノン!!!さっきより数が増えてない!?
ネリのせいでもっと興奮しちゃったんじゃないの? ちょっと待って、AGSに興奮の感情なんてあったかしら? - ネレイド:
ネリネリは~!恐がりのウンディーネが逃げながら
センサーに全部触れちゃってたってことも知ってるけど! 秘密にしてあげるね! (発砲音)
- セイレーン:
司令官!?
- うん。行こう!
- セイレーン:
はい!指揮をお願いします。