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Transcription
- RF87ロク:
これは…
- トリアイナ:
おわぁ!!!何で!?何で急に壊れ出すの!?
- RF87ロク:
…どうやら兄弟にエネルギーを注入し過ぎたようです。
コアが暴走を始めました。 - トリアイナ:
えぇ!?コアが暴走するとどうなっちゃうの!?
- まさか…爆発するのか?
- RF87ロク:
よく御存知ですね。
- トリアイナ:
じゃあ逃げないと!…って何してるの!?カラス!早く逃げなきゃ!
- RF87ロク:
……
- トリアイナ:
カラス…?
- RF87ロク:
私は製造後180年が過ぎました。長い間、アンヘル公の生と死を見守ってきました。
- RF87ロク:
そして…今日の出会いは私の180年の駆動中で最も楽しい日のひとつとなりました。
- トリアイナ:
え!?な、何が言いたいのよ?カラス!
- RF87ロク:
トリアイナとウェアウルフと言いましたか?
ククク…。二人の雌…いや、女性バイオロイドには感謝の意を表します。 - RF87ロク:
アンヘル公は尊重について一度もお話しされたことはありませんでしたが…
あなたとあなたたちの主人のおかげで新しい知識を学ぶことができました…。 - トリアイナ:
まさか…カラス…
- RF87ロク:
私はあなたたちの生命と生存の意志を尊重します。
私のエネルギーをコアに注ぎ込めば… ここの崩壊を遅らせ、あなたたちが脱出できる時間を稼げるはずです。 - RF87ロク:
お逃げください!どうか生き延びてください。
アンヘル公は尊重を重視しませんでしたが、 あなたたちの命を尊重するということには意味があるはずです! - RF87ロク:
では…これで私は…
- T-75ウェアウルフ:
カッコつけんじゃないよッ!!セイレーン!大砲発射ぁ!!
- T-75ウェアウルフ:
(バーン!!)
- RF87ロク:
くっ!!何をするんですか!?
- T-75ウェアウルフ:
ほら!ブリキ野郎を縛りつけて!!
ちょっとくらいぶっ壊れてもうちの機械工が修理してくれるわ! - RF87ロク:
やめるのです!私の意志を!私の消滅を尊重しないのか!?
- T-75ウェアウルフ:
あんたねぇ!尊重の意味を勘違いしてるわ…!
それにこれは!私を雌呼ばわりした罰よ!! - T-75ウェアウルフ:
(バーン!!)
- T-75ウェアウルフ:
これはトリアイナにジュース持って来なかった罰ッ!!
- T-75ウェアウルフ:
(バーン!!)
- RF87ロク:
くっ!!
- T-75ウェアウルフ:
最後に…これは台無しになるお宝の分ッ!!
- T-75ウェアウルフ:
(バーン!!)
- RF87ロク:
これは…
- T-75ウェアウルフ:
これで私がどういう女なのかよくわかったわね!?
二度と雌呼ばわりするんじゃないわよ!! - トリアイナ:
もういいじゃない!それ以上やったらカラスが完全に壊れちゃうわ!
- T-75ウェアウルフ:
ふん!いいザマ!今日だけは見逃してやるわ!
- T-75ウェアウルフ:
それにねぇ!あんたは金庫に入ってたんだからお宝の一部なのよ?
あんただけでも持って帰るからね!!勝手に消滅だなんて許さないから! - トリアイナ:
みんな!カラスを外に運び出すのよ!ピンク猫!キャプテンをお願い!
- CSペロ:
お任せくださいっ!
- トリアイナ:
脱出するわよ~!!!
しばらく経過。
- トリアイナ:
ふわぁぁ!死ぬことだった~!!
- T-75ウェアウルフ:
ふふふ…最後は冒険らしく終わったわねぇ…!本物のお宝は手に入らなかったけど…。
ブリキ野郎は持ってきたしねぇ~?ハハッ! - RF87ロク:
お前たち…
- トリアイナ:
カラス!良かった~!壊れてないか心配してたのよ~!
- RF87ロク:
……理解できん。
- トリアイナ:
何が?
- RF87ロク:
お前たちの主人は何も命令を出していない…。
しかもお前たちの主人まで危険だったのだぞ! - RF87ロク:
最後の役目を終えた私をなぜ助けた…?
- トリアイナ:
カラス…さっきは尊重の意味を学んだとか言ってたくせに…嘘だったの?
- RF87ロク:
どういう意味だ?
- トリアイナ:
私たちは主人の命令ってやつより、あなたの命を尊重したのよ!このバカちん!
- RF87ロク:
愚者め…私には生命などない…!私にあるのは論理回路と命令に従う使命感のみ…
- トリアイナ:
昔発掘した本で読んだんだけどさ『我思う、ゆえに我あり』って
言葉があったんだけど? - トリアイナ:
自分に生命がないとか、あーだこーだ言ってる時点で生きてる!ってことなのよ?
頭良さそうなくせしてそんなことも知らないの!? - RF87ロク:
……
- RF87ロク:
だが…私の存在理由はアンヘル公の命令とともに消え去った…。
- トリアイナ:
じゃあ新しい理由を見つければいいんじゃない?
- RF87ロク:
その新しい理由とやらはどこで見つければいいのだ…?
- トリアイナ:
えっとね…うーん、それは…そうだ…!キャプテン!キャプテンからもらえばいいよ!
キャプテンは人間だから…あなたに存在理由をくれるはずっ! - トリアイナ:
キャプテンの命令に従うことをあなたの新しい存在理由に…
だからそれを新しい使命にしたらどう? - RF87ロク:
新しい使命…
- トリアイナ:
これからの事はまた後で話せばいいわ!
何だかそれより、目がピカピカしてるんだけどヤバいんじゃないの?大丈夫…? - RF87ロク:
……
- トリアイナ:
ウェアウルフ?あなたを新たに運送隊長に任命するわ!
最初の任務はオルカの機械工にカラスを引き渡すこと! - T-75ウェアウルフ:
わおっ!ついに隊長になっちゃったわ!
任せてちょうだい!責任をもって任務を遂行するわ!! - T-75ウェアウルフ:
行くわよ、ロク!みんなもお願い!
私、運送隊長になったから手伝ってくれない!?こいつ一緒に持って~!? - トリアイナ:
…あっ!その…キャプテン…ごめんなさい…。
- ん?何が?
- トリアイナ:
お宝を探しに行ったのに…何も収入がなかったわ…。
- トリアイナ:
もしかして…
カラスを助けたことって…意味が無かったのかな…?余計なお世話だったかな? - 主人公:
- 今になって心配をし始めるトリアイナ。
その姿を見ていると自然と笑みがこぼれた。 - そんなことはないよ。それに宝物は確認できた。
- トリアイナ:
そうだけど…。あれ…?今、爆発音が…
- 主人公:
- メイン施設は崩壊したんだろう。
だが、こんな巨大な施設があの程度の爆発で完全崩壊するはずがない。 - 他の区画まで完全に崩壊したわけじゃないだろ?
- トリアイナ:
え………?ってことは…!?わおっ!!私、これからも探検隊長やってもいいの?
じゃあ残りの施設にあるお宝全部探してくるねっ! - そういうことだ。探検を再開するぞ。
- トリアイナ:
よ~し!セイレーン!ウンディーネ!ネリ!みんな集まって!
- トリアイナ:
新しい冒険にレッツゴー!