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メリテ
…本当に次から次へと現れるな!

Transcription

  1. メリテ:

    …本当に次から次へと現れるな!

  2. ヘル:

    うぅっ…手が、手が痺れてきました…

  3. アンフィトリテ:

    あのAGSたち…倒しても倒しても砂の中から…

  4. ヘル:

    で、でも…砂の中にAGSの気配は感じませんよ……

  5. アンフィトリテ:

    はい。そこまで広くもない砂浜の中にこれほどのAGSを隠せるわけがありません。

  6. アンフィトリテ:

    どういう仕組みか分かりませんが…作られているのです。あの砂の中で…

  7. ヘル:

    あ、ありえませんよ…砂の中でAGSが作られるなんて……!

  8. ヘル:

    私が知らない間に技術ってそんなに進んだんですか…?

  9. アンフィトリテ:

    いえ、そういう事ではありません。今の状況が明らかに異常だということです。

  10. メリテ:

    …砂浜を全て吹き飛ばせばよいのか…?

  11. メリテ:

    とりあえず…確かなのはここに提督はいないということ……。ここは一旦海に出るぞ!

  12. アンフィトリテ:

    わかりました!ガラテア!聞きましたね?海に出ます!

  13. アンフィトリテ:

    シアとヘルさんもこっちへ…

  14. サラシア:

    あぶない!

  15. アンフィトリテ:

    ヘルさん!?シア!!

  16. ヘル:

    わ、私は大丈夫です……

  17. アンフィトリテ:

    何を言ってるんですか!肩を撃たれたのに…!

  18. ヘル:

    わ、私の怪我は大丈夫です!

  19. ヘル:

    でも、シ、シアさんが…!ああ…!

  20. ヘル:

    お腹を撃たれて……!

  21. サラシア:

    う…

  22. アンフィトリテ:

    シア!!!

  23. アンフィトリテ:

    ダメ…ダメよ!ダメ!あなたまで失いたくない…!

  24. サラシア:

    だいじょうぶだよ、アンフィお姉ちゃん。シア、痛くないよ?

  25. アンフィトリテ:

    そんなはずは…!こんなにお腹から血が出てるの……に…?

  26. アンフィトリテ:

    ……血の色が……金色……?

  27. サラシア:

    え?あ、ほんとうだ!不思議だね!

  28. サラシア:

    シアの血って金色だったんだね?

  29. ヘル:

    …え?

  30. サラシア:

    ヘルの血も金色だー!

  31. メリテ:

    金色の血…?どういうことだ?“検閲された”わけでもなしに……

  32. メリテ:

    いや待て…?今私は“検閲”と言ったか……?

  33. アルキュオネ:

    じゃーん!三安の秘密地下研究所へようこそ!メリ姫!

  34. エレクトラ:

    もう秘密じゃないでしょう、アルキュオネ。

  35. アルキュオネ:

    はぁ、エレクトラはつまんないな~…秘密って付けた方が面白いだろ?

  36. エレクトラ:

    秘密じゃないのに秘密って付けるのもおかしいでしょ…

  37. アルキュオネ:

    あー…じゃあ…みんなご存じ三安の地下研究所へようこそってことで…

  38. メリテ:

    あははっ、そんなことで喧嘩するでない。

  39. メリテ:

    ところで、あそこにあるあの大きな機械はなんだ?

  40. アルキュオネ:

    ああ、あれはアトラスだよ。

  41. メリテ:

    アトラス?

  42. エレクトラ:

    そう、Automated Trauma-care and Life Assistance Systemの略でアトラス。大怪我をして退役した軍人達のためにここの博士達が開発していた装置です。

  43. エレクトラ:

    完成はしてませんが、もう稼働はしています。

  44. メリテ:

    ほう!ATLASか…カッコイイ名前だな。

  45. アルキュオネ:

    だよな?そして付け加えると、元々この研究所はアトラスを開発するために建てられたんだ。アタイらプレアデス七姉妹が作られたのはそのあと!

  46. アルキュオネ:

    だから、プレアデスって名前になったのさ。プレアデスはアトラスの娘だろ?

  47. メリテ:

    ほほう!そういう事だったのか!

  48. メリテ:

    それで、あれは正確には何をする装置なのだ?

  49. アルキュオネ:

    あれは…夢を見させてくれる装置さ。もっと言うと悪い記憶の夢。

  50. メリテ:

    悪い記憶の夢…?なぜそんな夢をあえて見せる?

  51. アルキュオネ:

    怖いものを見ると夢に出てきそうって言ったりするだろ?あんな感じで悪い記憶ってのは夢に出てくるんだよ。手足が千切れた記憶とか目の前で仲間が死んだ記憶とか…

  52. アルキュオネ:

    あの装置はそういう夢を修正して、楽しい夢として上書きすることができるのさ。つまり、簡単に言うと悪い記憶を忘れさせる装置ってわけ。

  53. アルキュオネ:

    ……あ、それで一つ面白いのがこの装置で見る夢の中では血の色が金色なんだよ。

  54. メリテ:

    金色?まるで漫画やアニメの検閲みたいだな?何か理由があるのか?

  55. アルキュオネ:

    アタイもそれが気になって博士たちに聞いてみたんだけど……普通の血の色だとトラウマが呼び起こされるかもしれないからわざと金色にしたんだってさ。

  56. エレクトラ:

    …なんだかやたらと詳しいわね?アルキュオネ。

  57. アルキュオネ:

    前にこっそり使ったことがあるのさ。

  58. エレクトラ:

    アルキュオネ!

  59. アルキュオネ:

    しまった!秘密だった!!

  60. アルキュオネ:

    エレクトラが怒った!!逃げるぞ!メリ姫!

  61. メリテ:

    アトラス…

  62. ガラテア:

    アトラス?あの睡眠治療装置のこと?それがどうしたの?

  63. メリテ:

    …アトラスの中では血が金色になる……

  64. ガラテア:

    血が金色……!ってことは……!

  65. メリテ:

    そうだ。つまり……

  66. メリテ:

    私たちは今、アトラスが見せている夢の中にいるということになる!