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Transcription
- デカルトボイジャー・サッカ:
おお、ここはまさにアトラスを訪ねた時に通った通路だ。
- メリテ:
ここは灯台側の通路だ。まだ塞がっていなくてよかったな。
- アンフィトリテ:
そうですね。幸い、デルタにも見つかっていなかったようですね。
- アンフィトリテ:
この通路なら私たちもよく使っていましたので、案内できると思います。
- アンフィトリテ:
補強材があちこちに設置されていますので、つまずかないよう気をつけてください。
- なんだか洞窟みたいだね。
- メリテ:
それはそうだ。洞窟を改造して作ったものだからな。
- アンフィトリテ:
マルタ島は石灰岩でできていて、洞窟ができやすいのです。
そのため、地下には美しい自然洞窟がたくさんありました。 - アンフィトリテ:
ですが、地下に洞窟が多いということは、
それだけ地盤が不安定ということでもあります。 - アンフィトリテ:
ですから三安は地下洞窟に補強材を設置し、地盤が弱い部分は天井まで
覆ってトンネルにしてしまう工事を行ったのです。 - アンフィトリテ:
…そのせいでマルタの環境と文化財の多くが破壊されてしまいましたが……
- メリテ:
だが、そのおかげでデルタの空襲にも耐えられたのだ……
そう悪い事ばかりではない。 - アンフィトリテ:
はい、残念ではありますが地盤補強が不要だったとは思いません。
- アンフィトリテ:
そもそも補強がされなかったなら地盤崩壊や地盤沈下によって
人命や建築物に深刻な被害が発生していたという報告もありますから。 - アンフィトリテ、地質学にも詳しいんだね?
- アンフィトリテ:
い、いえ…!そういうわけではなく…
ただマルタではやることがなかったので… - アンフィトリテ:
ガラテアとアルキュオネの監視を兼ねて、二人のそばで本を読んでいただけです!
- …監視?
- アンフィトリテ:
はい、二人とも釣りが好きなくせに釣りの才能がなかったので……
魚を捕まえるために水中に爆弾を投げたり、拾ってきたバッテリーで 感電させようとしたり…… - アンフィトリテ:
はぁ…とにかく二人を監視するときに本を読む時間があっただけで、
別に地質学に詳しいとか、興味があるとかではありませんので! 勘違いしないでください!司令官様! - …そんなに否定しなくても…
- メリテ:
…これには事情があるのだ…提督。
- 事情?
- メリテ:
うむ。提督も知っての通り、最近ドクターが科学教室を開いたであろう?
- メリテ:
そこでアンフィトリテは地球科学の試験で優秀な成績をとってしまってな…
- メリテ:
今、ドクターの博士課程に連行されそうになっているのだ。
- 主人公:
- なるほど……それでそんなに必死に否定しているのか…
- デカルトボイジャー・サッカ:
博士課程?良いことではないか?博士課程を履修すれば博士号がとれる。
- アンフィトリテ:
嫌です!!!!
- デカルトボイジャー・サッカ:
…今、拙者は失言をしたのか?
- かなりのね……
- 主人公:
- まぁ、“ドクターの博士課程”を知らなければ分からないから仕方ない。
- デカルトボイジャー・サッカ:
ふむ…なかなか難しいものだな。
では、その件は後でゆっくり調べてみることにして… 今はまず、この状況を打開することに集中しよう。 - デカルトボイジャー・サッカ:
ここの家主が拙者たちを出迎えるためにAGSを出したようだ。
- デカルトボイジャー・サッカ:
数が少々多いようだが、どうする?
- 片付けよう。
- アンフィトリテ:
はい。数が多いですが、それでもただの警備用AGSです。
- アンフィトリテ:
一掃して研究所の奥まで進みましょう。
- ATLAS:
警告、警告。侵入者を検知。詳細を把握するため、
リモートスキャナーを起動します。 - ATLAS:
…リモートスキャナー稼働不可。
回路腐食により該当機能が停止していることを確認しました。 - ATLAS:
治療途中放棄…不可。侵入者を制圧するため、AGSを増員します。
- ATLAS:
侵入者、急速にAGSを突破中。治療速度を加速させる必要性があると判断。
- ATLAS:
55807から56000までの治療プロセスを破棄。
直ちに56001から治療プロセスを開始します。