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不屈のマリー
「ブラウニー」と聞くと皆が普通思い浮かべるイメージといえば……おそらく「トラブルメーカー」だろう。

Transcription

  1. 不屈のマリー:

    「ブラウニー」と聞くと皆が普通思い浮かべるイメージといえば……おそらく「トラブルメーカー」だろう。

  2. ヘル:

    …私とそっくりですね。

  3. 不屈のマリー:

    ふふ、だったらこの話はして正解だったかもしれないな?

  4. 不屈のマリー:

    ブラウニーは…ミスが確かに多い。そのせいで時々無能だとか色々と言われることもある……

  5. 不屈のマリー:

    だが、私はそうは思わない。

  6. 不屈のマリー:

    昔の副官だったブラウニーのせいもあるが……

  7. 不屈のマリー:

    オルカのブラウニーたちを見ても私は同じように答える。

  8. ヘル:

    …そうなんですか?

  9. 不屈のマリー:

    そうだよ。

  10. 不屈のマリー:

    これは…デルタとの戦いが始まる前夜の話だ。

  11. 不屈のマリー:

    ……

  12. T-2ブラウニー:

    ふふふ。やっぱり夜食はラーメンっすよね~!イフリート伍長にバレたら殺されるっすけど……やめられないっす……

  13. T-2ブラウニー:

    さてさて、お湯をどこで入手するかが最大の難関っすね……

  14. 不屈のマリー:

    …ブラウニー?

  15. T-2ブラウニー:

    …えっ!

  16. T-2ブラウニー:

    しょ、勝利!

  17. 不屈のマリー:

    勝利。いい夜だな。

  18. T-2ブラウニー:

    …たっ、隊長!これはぁっすね……その~違うんっす……

  19. 不屈のマリー:

    そう心配するな。咎める気はない。

  20. T-2ブラウニー:

    …ふぅ…。か、感謝っす…

  21. T-2ブラウニー:

    た、隊長はまだ寝ないんすか?もう大分遅い時間っすが……

  22. 不屈のマリー:

    …眠れなくてな。コーヒーの飲み過ぎか…あるいは明日からの戦いが怖いからか…

  23. T-2ブラウニー:

    …隊長にも怖いことなんてあるんすね……?

  24. 不屈のマリー:

    それは私も感情のない機械ではないからな。

  25. T-2ブラウニー:

    …大丈夫っすよ!司令官閣下がいらっしゃるのにオルカが負けるわけないじゃないっすか!

  26. 不屈のマリー:

    ふふふ、それはそうだ。しかし、私が恐れているのはそういうことではない…

  27. 不屈のマリー:

    明日の戦い、それ以降のことだ。

  28. 不屈のマリー:

    閣下は我々の犠牲をできるだけ避けようとするだろう。だが、デルタはそんなに甘い相手ではない…死者が出る可能性は十分ある。

  29. 不屈のマリー:

    当然だ。戦争なのだからな。

  30. 不屈のマリー:

    しかし、私はその「当然のこと」が一番恐ろしい。君たちを死地に送り込まなければならない時は当然あり、その結果誰かが死ぬことも当然あり得る。

  31. 不屈のマリー:

    …私の一言で誰かの命が消えるかもしれないという事実を考えると……眠れなくなるんだよ。

  32. T-2ブラウニー:

    ……

  33. T-2ブラウニー:

    あのぅ、失礼でなければ…一言申し上げてもよろしいでしょうか?

  34. 不屈のマリー:

    …なんだ?

  35. T-2ブラウニー:

    私たちは毎回死ぬ思いをしながら地獄訓練をしてきたっす。

  36. T-2ブラウニー:

    なんだかんだ言いながらも私たちがあの地獄を最後まで耐え抜いたのは……

  37. T-2ブラウニー:

    司令官閣下とマリー隊長の力になりたいからっす。

  38. 不屈のマリー:

    ……そうか。

  39. T-2ブラウニー:

    私たちは以前までのブラウニーではないっす。行軍中に倒れることも、隣の標的に銃を撃ってしまうことも……あー…ほとんどないっす!とにかく私たちはあの地獄を最後まで耐え抜くことができるんっす!

  40. T-2ブラウニー:

    ですから、隊長がどんなに厳しい命令を下しても必ずやり遂げるっす!

  41. T-2ブラウニー:

    もちろん、怖いし、実際の戦いとなったら震えてしまうっすが…隊長は私たちに出来ない命令は下さないって信じてるっすから!

  42. T-2ブラウニー:

    隊長がデルタと戦って勝利してくるよう命令されたなら、隊長を信じてやり遂げるっす!

  43. T-2ブラウニー:

    だから隊長!私たちを信じてくださいっす!

  44. 不屈のマリー:

    ……

  45. 不屈のマリー:

    ふふふ。最高の答えだな……

  46. 不屈のマリー:

    スチールラインの兵士らしい答えだ。

  47. T-2ブラウニー:

    へへ…もちろんっす。私もやる時はやるんすから!

  48. 不屈のマリー:

    一緒にコーヒーでもどうだ?ブラウニー。

  49. T-2ブラウニー:

    光栄っす!ですが、あの……

  50. T-2ブラウニー:

    今はコーヒーよりも……

  51. 不屈のマリー:

    ラーメンか?

  52. T-2ブラウニー:

    …すみません。

  53. 不屈のマリー:

    ハハハハハ!

  54. 不屈のマリー:

    私の兵舎にコーヒーポットがある。お湯は自分で沸かしなさい。私は少し風に当たってから戻る。

  55. 不屈のマリー:

    イフリート伍長に見つからないようにな。

  56. T-2ブラウニー:

    …勝利!

  57. 不屈のマリー:

    勝利。

  58. 不屈のマリー:

    …ふふっ。ブラウニーはブラウニーだな。良くも悪くも……

  59. 不屈のマリー:

    ……うーん、それにしても……地獄地獄と言っていたが……そんなに訓練がキツイのだろうか?

  60. 不屈のマリー:

    ふむ、これは……

  61. 不屈のマリー:

    訓練カリキュラムを一度見直す必要があるな。