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Transcription
- ガラテア:
うぅ、もうAGSに居場所がバレちゃったよ!
- ガラテア:
ホント次から次へと飽きもせずに…
- ガラテア:
シア!ヘル!二人とも2階に上がって!多分もうバリケードが破られる!
- サラシア:
シアも戦うよ!
- ガラテア:
ダメ!怪我人は2階で大人しくしてて!
- サラシア:
でも…
- ガラテア:
心配しないで、これくらい一人で大丈夫だから!
- ヘル:
……
- ヘル:
(ガラテアさんは物語に出てくる英雄みたいに…とっても勇敢ですごい…)
- ヘル:
(それに比べて私は…能力も使えないし、ただのお荷物で……)
- ヘル:
(…違う違う。そんな風に考えちゃダメ…)
- ヘル:
(マリーお姉さまも言ってたでしょ……踏み出せ……私!)
- 不屈のマリー:
ヘル、ブラウニーの話を聞いてどう思った?
- ヘル:
うーん…
- ヘル:
ブラウニーさんはとっても勇敢な方だって思いました。
- 不屈のマリー:
では、ブラウニーは英雄だと思うか?
- ヘル:
……
- ヘル:
はい。私は…そうだと思いました。
- 不屈のマリー:
ブラウニーは力も強くなければ、すごい能力もないぞ?
- ヘル:
…そうですね。私、どうしてそう思ったんでしょう…?
- 不屈のマリー:
ヘル、私はね。
- 不屈のマリー:
英雄にはすごい能力や強い力なんてものはなくたっていいと思うんだよ。
- 不屈のマリー:
そういえばキッチンで爆発事故を起こしただろう?
- ヘル:
ど、どうしてそれを…?
- 不屈のマリー:
ふふ、どうしてだろうな?
- ヘル:
うぅ……
- ヘル:
あれは私が卵を電子レンジに入れてしまって……
- 不屈のマリー:
その時、君のもとに真っ先に走ってきたのは誰だった?
- ヘル:
…フロストサーペントさんです。爆発音を聞いてすぐに駆けつけて
くださいました。 - 不屈のマリー:
ふむ、何かおかしいとは思わないか?
爆発音がするような危険な場所にやって来るなんて。 - ヘル:
…たしかに、そうですね……
- 不屈のマリー:
私はまさにそれが英雄の条件だと思っている。
- ヘル:
爆発音を聞いて走ってくることがですか?
- 不屈のマリー:
そうだ。普通は爆発音を聞けば逃げるはずだ。
- ヘル:
……はい、私だったら逃げると思います。
- 不屈のマリー:
そんな状況で恐怖を覚えるのはおかしなことではないし、悪いことでもない。
おそらくサーペント消防士も怖かったはずだ。 - 不屈のマリー:
だが、彼女はその状況でも逃げず、むしろ前に踏み出した。
- 不屈のマリー:
ブラウニーやサーペント消防士の勇気、それこそがまさに英雄の条件
というものではないか? - ヘル:
…はい…。私もそう思います。
- ヘル:
でも、どうしたらそんな風に勇気を持てるんでしょう?
- 不屈のマリー:
まぁ、偉そうに語っているが結局のところ…それは私にもわからない。
- 不屈のマリー:
ブラウニーが勇気を持つことができた原動力は、私と司令官閣下に対する
信頼だった。 - 不屈のマリー:
サーペント消防士の場合は義務と責任感だったはず。
- 不屈のマリー:
こんな風に勇気を持つ原動力は一つとは限らない。
誰かは信頼、別の誰かは責任、さらに別の誰かは愛かもしれない…… 皆、それぞれ違うものから力を得るんだ。 - 不屈のマリー:
だからヘル、君も君を奮い立たせる感情を見つけることができたなら…
- 不屈のマリー:
きっと前に踏み出すことができるはず…だよ。