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Transcription
- メローペ: 
- そして、ガンマと私はなんとかアトラスにたどり着き……
 - メローペ: 
- 手遅れになる前にお姉ちゃんをアトラスに押し込むことが出来た。
 - メローペ: 
…よし、これでアトラスがお姉ちゃんを治療してくれる。
 - レモネードガンマ: 
これで死ぬことはなくなったってことか。
 - レモネードガンマ: 
それで?そろそろアトラスを稼働する時間か?
 - メローペ: 
そうだね……
 - メローペ: 
- 私は少しガンマの顔を見て……頭を下げた。
 - メローペ: 
……ありがとう。正直…あなたがいなかったらここまで来ることはできなかった。
 - レモネードガンマ: 
どうした?そんな言葉が聞きたくてやったわけじゃねー。気にすんな。
 - メローペ: 
それでも……私とお姉ちゃんを助けてくれたことは事実だから。
 - メローペ: 
レモネードは大嫌いだけど……あなたは例外にしてあげるよ。
 - レモネードガンマ: 
はっ、ずいぶん恩着せがましいじゃねーか。
 - メローペ: 
これでも気をつかってるんだよ。
 - メローペ: 
……これからレモネードたちに復讐するんだから……
 - レモネードガンマ: 
へぇ?どうやって。
 - メローペ: 
…まだそこまでは考えてないけど……
 - レモネードガンマ: 
んだよ。つまんねーな…
 - レモネードガンマ: 
それじゃあ私が提案してやろう。
 - メローペ: 
…提案?
 - レモネードガンマ: 
私の副官になるってのはどうだ?
 - メローペ: 
副官…?
 - レモネードガンマ: 
そう。秘書みたいなもんだ。
 - レモネードガンマ: 
元々私には参謀がいる予定だったんだが……
 - レモネードガンマ: 
そいつが作られた場所がよりによってイギリスでな。
 - メローペ: 
イギリス?何か問題でもあるの?
 - レモネードガンマ: 
ああ、大問題だ。イギリスには馬鹿みてーに鉄虫がいる。
特に海岸線は想像を絶するレベルだ。  - メローペ: 
良かったんじゃないの?どう見てもあなたは戦いが好きみたいだし。
 - レモネードガンマ: 
確かに私は戦いは好きだが、無意味な消耗は好きじゃねぇ。
 - レモネードガンマ: 
大昔にイギリスとフランスを結ぶトンネルが作られたって記録を見つけて、
陸路でイギリスに向かうことも考えてみたが……  - レモネードガンマ: 
トンネルが老朽化していて、デルタの協力なしには使えねぇ。
 - レモネードガンマ: 
別の方法を探していたんだが、イギリスから出ていた救助信号が途切れた。
たぶん参謀の奴は死んじまったんだろう。  - レモネードガンマ: 
そんで仕方なく副官なしでやってきたが……幸運にもおもしれー奴を見つけた。
 - レモネードガンマ: 
作戦立案もできて、野戦指揮能力があり…怪我をした状態でも悪くねー戦いをする。
 - レモネードガンマ: 
もちろん、まだまだガキなところもあるが……まぁそれは時間が解決するだろ。
 - メローペ: 
…私のどこがガキなんだよ!
 - レモネードガンマ: 
カハハッ!そうやってすぐカッとなるところとか?
 - メローペ: 
…くっ。
 - レモネードガンマ: 
カハハハハッ!
 - レモネードガンマ: 
とにかく、私はお前のことをかなり気に入った。だから選ばせてやる。
 - レモネードガンマ: 
ポセイドンに来るか、来ないか。
 - メローペ: 
……
 - メローペ: 
(レモネードガンマ…今まで私を試してたのか…)
 - メローペ: 
(戦いのことしか考えてなさそうなのに……
やっぱりレモネードはレモネードってことか)  - メローペ: 
…もしあなたの副官になったとして……私には何のメリットが?
 - レモネードガンマ: 
ポセイドンインダストリーの力が手に入る。
そして…お前の一番の望みが叶う。  - メローペ: 
…一番の望み?
 - レモネードガンマ: 
そうだ。
 - レモネードガンマ: 
復讐をさせてやる。
 - レモネードガンマ: 
デルタに抵抗する最後の勢力だったマーメイデンが消えた今、
デルタがヨーロッパを掌握するのはもう時間の問題だ。  - メローペ: 
…ヨーロッパを手に入れたら、次はヨーロッパの外へと目を向ける……?
 - レモネードガンマ: 
そう、デルタと私は必ずぶつかることになる。
 - レモネードガンマ: 
その時にデルタの首をとらせてやる。
 - レモネードガンマ: 
もちろん、デルタとの衝突がすぐに起こることはない。
だが、お前にとってかなり良い提案だと思うが?どうだ?  - メローペ: 
- ガンマが提示したメリットは確かに私にとっては最高のメリットだった。
 - メローペ: 
- ふと、杭を打ち込まれたアルキュオネお姉ちゃんの姿が脳裏をよぎった。
 - メローペ: 
- ボロボロの体で私を助けてくれたマイアお姉ちゃん……
デルタと戦って命を落としたマーメイデンの人たち……  - メローペ: 
- 私の選択はそこで決まった。
 - メローペ: 
- …私はガンマの前で跪いた。
 - レモネードガンマ: 
ふん、判断が早いところも評価点だ。
 - メローペ: 
…約束して、必ず私の復讐を叶えるって。
 - レモネードガンマ: 
ああ、心配するな。私は絶対に約束を守る。
 - メローペ: 
- ここで聞くとは思わなかった言葉に、私の心は揺れた。
 - メローペ: 
- ……勘違いしちゃダメだ。あれはお姉ちゃんじゃなくてレモネードガンマだ。
 - メローペ: 
- これはあくまで…レモネードデルタを殺すまでの協力関係に過ぎない。
 - メローペ: 
…それじゃあ、作業を続けるよ。
 - レモネードガンマ: 
ああ、進めろ。
 - メローペ: 
- 私はアトラスを起動した。
 - メローペ: 
アトラス?
 - ATLAS: 
ATLAS稼働開始。
 - ATLAS: 
周囲に生体ユニットを検知。IDスキャン開始。
 - ATLAS: 
ID識別完了。
三安所属の正規ID「メローペ」とPECS所属の正規ID「レモネードガンマ」を確認。  - メローペ: 
私の客だよ。だから警戒態勢には移行しないで。
 - ATLAS: 
わかりました。レモネードガンマをゲスト登録します。
 - ATLAS: 
こんにちは、メローペ、レモネードガンマ。本日は何をいたしましょうか?
 - メローペ: 
治療プロセスを開始して、治療範囲を最大にまで拡げて。
 - メローペ: 
マルタ島全体が治療範囲になるまで。
 - ATLAS: 
命令を確認。ATLASは命令を実行します。
 - メローペ: 
そして、タンクは壊れてるけど催眠ガスは原料がなくなるまで生産し続けて、
地下トンネルの換気システムを使って島全体にガスを充満させて。  - ATLAS: 
命令を確認。ATLASは命令を実行します。
 - レモネードガンマ: 
そろそろ時間だ副官。またマリオネットが集まってきてる。
 - メローペ: 
…わかった。でも、その前に…
 - メローペ: 
アトラス……お姉ちゃんをよろしくね。
 - ATLAS: 
……
 - ATLAS: 
わかりました。
 - レモネードガンマ: 
これ以上長引けば、この場所が奴らにバレる。さっさと出るぞ。
 - メローペ: 
ちょっと待って、最後に…お姉ちゃんにメッセージを残させて。
 - レモネードガンマ: 
はぁ……ったく。めんどくせぇ副官だな。
 - レモネードガンマ: 
10分稼いでやる。
 - メローペ: 
…これがお姉ちゃんが眠ってる間に起きたことだよ。
 - メローペ: 
…私はガンマについて行くよ。
たぶん、しばらくお姉ちゃんとは会えなくなると思う。  - メローペ: 
置いて行くことになってごめんね……独りぼっちにしてしまってごめん……
 - メローペ: 
でも、これから私がやることは復讐……
 - メローペ: 
お姉ちゃんにはもう怪我してほしくないんだ。
 - メローペ: 
お姉ちゃんを危ない目に遭わせたくない。
 - メローペ: 
だから、お姉ちゃん…待ってて……
 - メローペ: 
私が絶対、復讐するから。
 - メローペ: 
…お姉ちゃんたちやマーメイデンのみんな……
そして、マルタで死んでいった人たちの代わりに……  - メローペ: 
私が絶対……レモネードを殺すから。