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主人公
- 撮影機材回収作戦は難なく成功した。

Transcription

  1. 主人公:

    - 撮影機材回収作戦は難なく成功した。

  2. T-75ウェアウルフ:

    大漁!大漁!みんな、帰ったら打ち上げよ~!

  3. 主人公:

    - ウェアウルフは大喜びしながら輸送部隊と一緒に帰ってきた。

  4. T-75ウェアウルフ:

    ハッハッハッ!建物にあった物ぜんぶ持って帰ってきてやったわ!

  5. 主人公:

    - ウェアウルフの言う通り、輸送部隊は映画そのもの、映画関連の資料、機材に関する説明書やカメラ、マイク、照明、ケーブル……さらには何に使うのかわからないリモコン、舞台装置などなど…とにかく何でも持ってきた。

  6. 主人公:

    - まず、資料関係は分析チームに回した。

  7. オレンジエード:

    ええええ!?マジですか!?これって伝説のB級映画「シリコン人間の最後」の無修正版じゃないですかぁー!?

  8. オレンジエード:

    え!?これ…「ラッキーメロムービー」の続編ですよ!!公開されなかった幻の作品なのに!!!なんでなんで~!?お宝じゃないですか!

  9. オレンジエード:

    おおおお!?これは……あぁ~……えへへ、これはあとで司令官様と二人っきりで観ないと……ふふふ。

  10. トモ:

    シラユリ、この書類…何か変…

  11. シラユリ:

    どこがです?

  12. トモ:

    決算書の比率がおかしい。

  13. トモ:

    こんなにたくさん投資してるのに、全然売り上げが出てないよ。

  14. トモ:

    それも一つの映画だけじゃない…いくつもそうだよ。

  15. トモ:

    でもずっと投資が続いてる。

  16. シラユリ:

    監督が当時有名だったので、投資家が信頼し続けていたのかもしれませんね。

  17. シラユリ:

    利益が出なかっただけで、映画自体は名作なのかもしれませんし……

  18. シラユリ:

    そうでなければ脱税目的の投資という可能性もあります。

  19. シラユリ:

    調べてみましょうか。

  20. シラユリ:

    いずれにしても予算の割り当てに役立ちます。

  21. 主人公:

    - 次に技術部は機材の整備を行った。

  22. フォーチュン:

    司令官。

    1. ん?
  23. フォーチュン:

    せっかく映画祭を開くなら、映画博物館も一緒に開くのはどうかしら?

    1. 博物館?
  24. フォーチュン:

    今回確保した機材なんだけど、色んな時代、色んなメーカーのものがあったのよ。

  25. フォーチュン:

    しかも、滅亡前の博物館にも展示されるような白黒映画の古いフィルムとかそれを撮るためのカメラまで!

  26. フォーチュン:

    昔の映画を上映したり、その映画を撮影する時に使った機材とか道具を展示するの。

    1. いいね。じゃあ、フォーチュンはそれを担当してもらえる?
  27. フォーチュン:

    うん!お姉さんに任せて!

  28. T-75ウェアウルフ:

    ねぇ、フォーチュン。博物館もいいけど、私が使うカメラのこと忘れてない?

  29. T-75ウェアウルフ:

    未来の巨匠が使うんだから、この中で一番いいヤツをちょうだい。

  30. 主人公:

    - フォーチュンは満面の笑みで箱の中から何かを取り出して、ウェアウルフに手渡した。

  31. フォーチュン:

    はい、どーぞ。

  32. T-75ウェアウルフ:

    ……え?これただのパネルじゃん。

  33. T-75ウェアウルフ:

    フェザーがいつも使ってるからカメラ機能があるのは知ってるけど、巨匠が使う道具じゃないでしょ?

  34. フォーチュン:

    そう?でも、ここにあるカメラを遥かに凌駕するスペックを持ってるのがそのパネルよ?

  35. フォーチュン:

    ハードウェアも、ソフトウェアも。

  36. フォーチュン:

    ここにある物は全部100年選手だから当然ね。

  37. フォーチュン:

    もちろん、特殊なカメラも必要かもだけど、ほとんど“コレ”で解決できるわ。

  38. フォーチュン:

    それに、性能はタロンフェザーがもう証明してるでしょ?前に映画を撮ったことがあるし、それ以外にもたくさんの名作を……ね?

  39. T-75ウェアウルフ:

    まぁ……確かにね~……暗いところでもどんなアングルでもよく撮れてるしね。

  40. 主人公:

    - フクオカで撮った映画じゃなくて“それ以外のたくさんの名作”の方で納得してない?

  41. T-75ウェアウルフ:

    うん。何とかは武器を選ばずって言うし!

  42. T-75ウェアウルフ:

    よーし!これで希代の名作を撮ってやるわよ!

  43. 主人公:

    - 希代の名作なのか、希代の問題作なのかはわからないが……

    1. 楽しみにしてる。
  44. 主人公:

    - ウェアウルフがやる気に燃えているところを見ると、思わず応援したくなった。

  45. T-75ウェアウルフ:

    あ、そして司令官。

  46. 主人公:

    - ウェアウルフは俺にメモリーを手渡してきた。

  47. T-75ウェアウルフ:

    コンスタンツァに邪魔してごめんって伝えておいて。

  48. T-75ウェアウルフ:

    良いひと時を。

  49. 主人公:

    - ウェアウルフはウインクして去っていった。

  50. 主人公:

    - メモリーの中身は何だろう?

  51. コンスタンツァS2:

    お呼びですか?ご主人様。

    1. うん。ウェアウルフからの言伝と……
  52. コンスタンツァS2:

    ウェアウルフさんからですか?

  53. 主人公:

    - コンスタンツァにメモリーを渡した。

  54. 主人公:

    - それにしても、ウェアウルフがすることだからどんな内容なのか全く予想が出来ない……

  55. コンスタンツァS2:

    何のメモリーなんでしょうね?ふふ、ご主人様も気になります?

    1. す、少しね?
  56. コンスタンツァS2:

    それでは一緒に見てみましょう?

  57. 主人公:

    - コンスタンツァはそう言って、パネルにメモリーを入れた。

  58. 主人公:

    - メモリーの中身は……

  59. コンスタンツァS2:

    あ……

  60. 主人公:

    - 映画だった。

  61. 主人公:

    - 滅亡前のさらに前の時代を舞台にした。

  62. 主人公:

    - メイドとその主人のラブロマンス。

  63. コンスタンツァS2:

    ……

  64. 主人公:

    - コンスタンツァは俺のことをチラチラ見てくる。

  65. 主人公:

    - どうやらコンスタンツァはこの映画を最後まで観たいようだ。

  66. 主人公:

    - 俺と一緒に。

  67. 主人公:

    - だから、俺は黙ってコンスタンツァの肩を抱き寄せた。

  68. コンスタンツァS2:

    ……

  69. 主人公:

    - そのあと俺たちは肩を寄せ合い、パネルの小さな画面で映画を観たのだった。