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バーバリアナ
止まって止まって!

Transcription

  1. バーバリアナ:

    止まって止まって!

    1. え?
  2. バーバリアナ:

    今は工事中よ。危ないからここは近付いちゃダメ。

  3. 主人公:

    - そう言われ、俺はバーバリアナの後ろで行われている工事を覗いてみた。

  4. 主人公:

    - 大小の金属が空中を動きまわり、きれいに形を整えていくのが見えた。

  5. 主人公:

    - それを見ただけで誰が作業をしているのか分かった。

    1. ネオディム?
  6. バーバリアナ:

    そ、ネオディム。

  7. 主人公:

    - フクオカで撮影した時はほとんどホログラムで作っていたけど、今回はこんな風に実際にセットを建設してるのか……

  8. バーバリアナ:

    あの子凄いよね。本当なら何日もかかる作業なのに、あの子がいたらあっという間に終わるのよ。

  9. バーバリアナ:

    おかげでスケジュールも繰り上がって撮影がたっぷりできるわ。

  10. 主人公:

    - その話を聞いて、ネオディムが「この戦いが終わったら、自分の能力が建設や他の事に役に立ったらいいな」と言っていたのを思い出した。

    1. それ、ネオディムに言ったらすごく喜ぶと思うよ。
  11. バーバリアナ:

    もちろん、しっかりお礼を言うつもりよ。

  12. バーバリアナ:

    あっ、終わったわね。

  13. 主人公:

    - バーバリアナの言う通り、空中を動き回っていた金属などはいつの間にかしっかりと固定されていた。

  14. 主人公:

    - そして、作業を終えたネオディムが俺たちのもとにやってきた。

  15. ネオディム:

    全部終わったよ。

  16. バーバリアナ:

    お疲れ様、ネオディム。超助かったわ。

  17. バーバリアナ:

    アタシは仕上げ作業してくるから。

  18. ネオディム:

    うん。

    1. お疲れ、ネオディム。
  19. ネオディム:

    うん、司令官。

    1. セットの建設を手伝ってるんだね。
  20. ネオディム:

    うん。

    1. えらいね。
  21. ネオディム:

    ううん……私が好きでやってることだから。

    1. だったら、なおさら良いことじゃん。
  22. 主人公:

    - 俺がそう言うとネオディムは嬉しそうに微笑んだ。

  23. 主人公:

    - しかし、ネオディムは突然微笑んだままとんでもない質問をしてきた。

  24. ネオディム:

    司令官…司令官は悪い女…好き?

    1. 悪い女?
  25. 主人公:

    - 悪い女の定義とは……?

  26. 主人公:

    - 俺は今まで自分が見てきた悪い女を思い出してみた。

  27. 主人公:

    - レモネードオメガ、デルタは……

  28. 主人公:

    - 悪い女に失礼なくらい悪いと思うし……

  29. 主人公:

    - 伝説の悪役が一番悪い女のイメージに近いかな?

  30. ポックル大魔王:

    わ、私ですか!?

  31. アルマン枢機卿:

    ふふ、私を思い浮かべると予想しておりました、陛下。

  32. クノイチ・エンライ:

    まぁ、わたくしのことを思い出してくださるだなんて。

  33. 主人公:

    - こう考えると悪い女もいいな?

  34. ニバ:

    バニーダイオウ=サン!私は!?私!!

  35. 主人公:

    - うーん、お前は悪い女じゃなくて、ギャグキャラ。

  36. ニバ:

    グワーッ!このチジョク!この恨み!忘れんぞ!

  37. ニバ:

    バニーダイオウ=サンは、この愁いと憎しみを持ち合わせた悲しきバニースレイヤーニバをギャグキャラと定義したな!?

  38. ニバ:

    逆バニーの神よ!今日も逆バニーサツガイニッシ(ニバの秘密の日記帳のことだと思われる)に新たな恨みの一行が加わります!

  39. 主人公:

    - うん。やっぱギャグキャラ。

  40. ニバ:

    アバァッ!だから!ち・が・う・って!!!

  41. 主人公:

    - イマジナリーバニースレイヤーニバ=サンとのイマジナリー会話を終えて、俺は結論を出した。

  42. 主人公:

    - 悪い女もギャグキャラも……

    1. 好きだよ。
  43. 主人公:

    - 悪い女じゃなくても好きだけど。

  44. ネオディム:

    ……そっか。

    1. どうしてそんなこと聞くの?
  45. ネオディム:

    内緒。

  46. 主人公:

    - 内緒にされてしまったが、俺はもう分かっていた。

  47. 主人公:

    - 多分、悪い女を演じるつもりなんだろう。

  48. 主人公:

    - 悪い女が主人公の映画かな?

  49. 主人公:

    - ネオディムなら何をやっても似合うだろうけど……

  50. 主人公:

    - 一つだけ心配なことがある。

  51. 主人公:

    - ネオディムに“悪い女”という概念を教えた隊員が誰なのか…それだけが気になる。

  52. 主人公:

    - まぁ、でも流石にとんでもないことは教えてないはず……

  53. ネオディム:

    私は約束があるから…そろそろ行くよ。司令官……

    1. うん。わかった。
  54. 主人公:

    - ネオディムは手を振ってどこかへ行ってしまった。

  55. 主人公:

    - 俺はネオディムが見せてくれる悪い女に期待しながら、他の撮影現場を見て回ることにした。