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Transcription
- サイクロプスプリンセス:
竜殺者よ!
- 主人公:
- 撮影現場を色々見て回っていると、サイクロプスプリンセスが俺を呼び止めた。
- 主人公:
- 怒り心頭という感じで……
- 何かはわかりませんが、ごめんなさい!
- 主人公:
- とりあえず謝っておこう。
- サイクロプスプリンセス:
そなたに怒っておらぬ!!
- サイクロプスプリンセス:
聖女の余に腹を立てておるのだ!
- ブラインドプリンセスに?なんで?
- サイクロプスプリンセス:
聖女である余の行いが聖女らしからぬことはもう半分は諦めていた!
- サイクロプスプリンセス:
しかし、他者に悪影響を与えるのは話が違う!!!
- サイクロプスプリンセス:
しかも、よりによってあの子に!!!
- 主人公:
- サイクロプスプリンセスが言うあの子といえば……
- LRL?
- サイクロプスプリンセス:
そうだ!
- サイクロプスプリンセス:
あの優しくて純真な子に毒の如き嘘を流すなど!
一体どういう神経をしておるのだ! - サイクロプスプリンセス:
余はこれまで事を荒げぬように穏便に奴を律してきたが……
どうやら余は間違っていたらしい! - サイクロプスプリンセス:
真祖の聖女よ……ただではおかん!!
- 主人公:
- サイクロプスプリンセスは鉄虫を前にした時よりも恐ろしい剣幕で言い放った。
- サイクロプスプリンセス:
ということで……聖女の余……いや、聖女失格の余を見ておらぬか?
- み、見てないです。
- サイクロプスプリンセス:
それはまことか?奴を庇って余を騙してはおらぬよな?
- 本当だよ。この前一緒に見て以来、会ってないよ。
- サイクロプスプリンセス:
そうか。
- サイクロプスプリンセス:
だが、聖女失格の余を見つけたら必ず!余に知らせよ!これより余は修羅となる!
- うん…。間違っても殺さないようにね?
- サイクロプスプリンセス:
はははは!何を言っておるのだ?竜殺者よ。
- 主人公:
- なんだか尋常じゃないオーラを纏っていたので一応確認したが、
流石にそんなことはないか。 - サイクロプスプリンセス:
奴はバイオロイドだから“壊す”だけだ!
“殺し”ではない!はははは! - お、落ち着け!プリンセス!
- 主人公:
- その後、怒り狂うサイクロプスプリンセスを何とかなだめた……
- サイクロプスプリンセス:
ふぅ、ふぅ、ふぅ……
- 落ち着いた?
- サイクロプスプリンセス:
はぁ……何とかな。
- サイクロプスプリンセス:
聖女失格である余は簡単には壊せないということを思い出すほどにはな。
- もうちょっと落ち着こうか。
- サイクロプスプリンセス:
冗談だ。
- サイクロプスプリンセス:
ふぅ……
- 主人公:
- サイクロプスプリンセスは大きく深呼吸をした。
- サイクロプスプリンセス:
恥ずかしいところを見せてしまった。
- いや、まぁ…腹が立ったらそうなるのも仕方ないよ。
- サイクロプスプリンセス:
……
- サイクロプスプリンセス:
考えてみれば……ここまで怒ることではないな……
- サイクロプスプリンセス:
余は日頃から聖女である余の聖女らしからぬ姿を快く思っていなかったが故に
過度に怒ってしまっただけだ。 - そうそう、ブラインドプリンセスもそこまで悪くないだろ?
- サイクロプスプリンセス:
そうだな……壊されるほどの悪行ではない。
- サイクロプスプリンセス:
……じわじわと染み込む毒のような悪行だ!つまり奴は消毒せねばならぬ!!
- うん。もうちょっと落ち着こうか。
- 主人公:
- とりあえず、サイクロプスプリンセスにもう一度深呼吸をさせた。
- それで?ブラインドプリンセスは今度は何をしたの?
- サイクロプスプリンセス:
あの子に童話を聞かせていたのだ。
- ええと…それって良いことじゃ?
- サイクロプスプリンセス:
内容がめちゃくちゃな童話だったのだ!
- サイクロプスプリンセス:
火の魔女シンデレラや毒の使い手白雪姫、オオカミハンター赤ずきん……
- サイクロプスプリンセス:
その童話を聞いてあの子は……あの子は……!
- 主人公:
- サイクロプスプリンセスはまるで世界の終わりのような顔で続けた。
- サイクロプスプリンセス:
余の衣装ではなく、オオカミハンター赤ずきんの衣装を着始めたのだ!!
- 主人公:
- あー…うん。
- 主人公:
- そっか……
- 主人公:
- サイクロプスプリンセスもあれだね……
- 主人公:
- LRLバカ。
- サイクロプスプリンセス:
あの子がドラゴンスレイヤーへの興味を失ったらどうするのだ!!
- そこは大丈夫だよ。
- サイクロプスプリンセス:
……
- LRLがどうしてプリンセスのことが好きなのか忘れた?
- 主人公:
- 滅亡戦争以降、数十年の間 灯台に孤立していたLRL。
- 主人公:
- LRLがその永遠とも思えるような時間を耐えられたのは「ドラゴンスレイヤー」
とその登場人物であるサイクロプスプリンセスのおかげだ。 - LRLにとって真祖のプリンセスは人生の一部なんだから。
- サイクロプスプリンセス:
……
- 最後はプリンセスに戻ってくるよ。
- サイクロプスプリンセス:
……ふふ。
- サイクロプスプリンセス:
そう、あの子はすでに運命を己が手で簒奪し、余の恩寵を受けた者だ。
- サイクロプスプリンセス:
あの子を疑うのは余自身を疑うことと変わらぬ。
- サイクロプスプリンセス:
自らの存在を否定する者が、どうして運命を支配することができよう!
- サイクロプスプリンセス:
竜殺者よ。そなたはいつも余に正しき道を示してくれる。ありがとう……
- 主人公:
- サイクロプスプリンセスがやっといつもの調子に戻ってくれたと思ったら、
彼女が持っていた端末が鳴った。 - サイクロプスプリンセス:
……チッ!聖女の余からだ。
- 主人公:
- やはりまだ怒っているようで、サイクロプスプリンセスは嫌そうな顔で
通信を繋げた。 - サイクロプスプリンセス:
なんだ、聖女の余よ。
- ブラインドプリンセス:
小さな私、今どこですか?
- サイクロプスプリンセス:
撮影スタジオの近くだ。
- ブラインドプリンセス:
ちょうどよかったです。
- ブラインドプリンセス:
LRLが「オオカミハンター 赤ずきん」を映画にしたいそうです。
- ブラインドプリンセス:
それで撮影しようと思ったんですけど、ちゃんと撮れてるかチェックできない
ことに気が付いたんですよ!ほら、私目が見えないじゃないですか!あはは! - 主人公:
- 相変わらず反応に困る冗談を……
- ブラインドプリンセス:
ですから、映画を撮るのが大変なんですよ。
- ブラインドプリンセス:
小さな私は目も見えるし、撮影も慣れてるじゃないですか。
- ブラインドプリンセス:
というわけで手伝ってくださーい。
- サイクロプスプリンセス:
……
- サイクロプスプリンセス:
やはり貴様は―
- 主人公:
- サイクロプスプリンセスがまた怒り狂って叫び出そうとした瞬間、
通話の相手が替わった。 - LRL:
プリンセス?
- サイクロプスプリンセス:
……
- LRL:
早く来て?待ってるよ。
- サイクロプスプリンセス:
うむ!うむ!今すぐ行く!
- 主人公:
- サイクロプスプリンセスはそう叫んでどこかへ走って行った。
- 主人公:
- うん……
- 主人公:
- やっぱりサイクロプスプリンセス、真祖の姫は……
- 主人公:
- LRLバカだ。