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Transcription
- ネオディム:
車の用意は?
- ニッキー・トレイシー:
完璧よ。スーパードライバーが待機してるから、あとは出るだけよ。
- ネオディム:
…スーパードライバー?
- ニッキー・トレイシー:
そ、私のこと!
- ネオディム:
…この前盗んだビンテージ車を崖に落として
台無しにしたのは誰だっけ… - ニッキー・トレイシー:
え?誰だっけ?そんな昔のことは忘れて仕事に集中集中!
- ニッキー・トレイシー:
セキュリティはすべて解除しておいたから、あとは金庫だけよ。
- ネオディム:
…いいよ。じゃあ…5まで数えたらブツを持って窓から出るよ。
- ネオディム:
1、2…5!
- ニッキー・トレイシー:
その数え方、やっぱ変じゃない!?
- ニッキー・トレイシー:
とにかく、こっちよ!
- ネオディム:
…これ、車じゃなくて自転車…
- ニッキー・トレイシー:
道路交通法上は自転車も車両に分類されるってこと、知ってる?
- ネオディム:
期待した私が馬鹿だったよ…
- 慈悲深きリアン:
そこ!
- 慈悲深きリアン:
怪盗N…そして、その協力者ニッキー・トレイシー!
神出鬼没で今まで何度も逃がしてきたけど…… - 慈悲深きリアン:
今日こそ絶対に逮捕してやるんだから!
- ニッキー・トレイシー:
あっちゃーリアンの姐さんじゃん。セキュリティは全部壊したはずなのに、
どうして分かったの? - ニッキー・トレイシー:
N、すぐに逃げよう!
- 慈悲深きリアン:
はぁ~?自転車で逃げる~?これで捕まえたも同然ね!
こっちはバイクを準備しておいたよ! - 慈悲深きリアン:
アニー!
- 慈悲深きリアン:
…あれ?アニー?どこ行ったの?
- ニッキー・トレイシー:
あ、アニーってあの赤毛のお嬢さんよね?私が知ってる飲み屋を
紹介してあげたら、このメモを渡してきたわ。たぶんあなた宛てね。 はい、どーぞ。 - 慈悲深きリアン:
え?メモ?
- 慈悲深きリアン:
なになに…?「最高のウイスキーが飲めるらしいから、ちょっと飲んでくる」…?
- 慈悲深きリアン:
……
- 慈悲深きリアン:
アニー!!
- ニッキー・トレイシー:
…ヒュー…リアンの姐さん、まさか走って追いかけてくるとは思わなかったわ~
- ニッキー・トレイシー:
根性だけは流石よね。
- ネオディム:
さっき撒いた紙は何だったの?リアン刑事がそれを見て気絶しちゃったけど…
- ニッキー・トレイシー:
あー、あれ?この前リアンの姐さんが私たちを捕まえるために
カジノに潜入してたの覚えてる? - ネオディム:
うん。バニーガールになってたね、驚いたよ。
- ニッキー・トレイシー:
実はあの時こっそり写真を撮っててね。それを撒いただけよ。
- ネオディム:
…なんてひどいことを……
- ニッキー・トレイシー:
はははっ!そもそも私らは盗みで食ってるんだよ?気にしない気にしない!
さーて、それじゃ金庫に何が入ってるのか確認してみましょうか… - ネオディム:
ツナ缶だね。
- ニッキー・トレイシー:
ヒュー♪多分ざっと見積もって650個はありそう?当分は心配しなくて済むわね。
- ネオディム:
…違う。
- ニッキー・トレイシー:
え?何が?
- ネオディム:
これ…ツナ缶に見えるけど、ツナ缶じゃない。
- ニッキー・トレイシー:
そんなはずないわよ。ここ見て、ほら、原材料……
- ニッキー・トレイシー:
サンマ!?
- ニッキー・トレイシー:
ちょっと待って、これツナ缶じゃなくてサンマ缶!?偽造貨幣!?
- ニッキー・トレイシー:
今日の苦労全部無駄だったってこと~!?
- ネオディム:
……そんなのどうだっていいよ。
- ネオディム:
ここまで精巧な偽物……きっと組織的に行われてるはずだよ。
- ネオディム:
…偽造貨幣を作る組織なんて……見つけて潰さないと。
- ニッキー・トレイシー:
えぇ……私たちがそこまでする必要ある?
明日また別のとこに盗みに入ればいいじゃない。 - ネオディム:
ニバ先生は言ってたよ。偽造貨幣で経済が壊れた時、一番困るのは泥棒だって。
- ニッキー・トレイシー:
…それはどうして?
- ネオディム:
泥棒は富の再分配を行うための存在だから、経済が安定してるほど
泥棒の価値は上がるんだって。 - ニッキー・トレイシー:
…あんたのその先生って人…何だかすごいわよね。
- ニッキー・トレイシー:
まぁ、とにかく…偽造貨幣を作ったその組織を潰しに行くってことよね?
いいわよ。面白そうだし! - ニッキー・トレイシー:
じゃあ、バニオストロ公国に行けばいいわけね?
- ネオディム:
バニオストロ公国?どうして…?
- ニッキー・トレイシー:
ここに原産地が書かれてるわ。
- ニッキー・トレイシー:
メイドインバニオストロ公国ってね。
- ネオディム:
……
- ネオディム:
まぁ、先生の言う通り…こういう時は流れに任せればいいのかな。
- ニッキー・トレイシー:
目の前のトンネルさえ抜ければ、もうバニオストロ公国よ。
- ニッキー・トレイシー:
バニオストロ公国はバニオストロ女公爵が治めるところよ。
バニオストロ公爵の次女ね。 - ネオディム:
次女?
- ニッキー・トレイシー:
うん、長女は家を出て事業をやってる。
えっと…花束とか、結婚式の時に撒く花びらなんかを売ったりしてるらしいわ。 - ニッキー・トレイシー:
しかもその事業が上手くいきまくって今は世界一の大金持ち。
もういくらツナ缶を積んでも花束は手に入らないらしいわ。 - ネオディム:
ふーん。変わった点とかはないの?
- ニッキー・トレイシー:
うーん…公国って言っても軍隊がいるわけじゃないわ……
そもそも先代のバニオストロ公爵はただの金持ちの変わり者で、 古い城を買って公爵を名乗りだしたのが始まりなの。 - ネオディム:
そっか、そういうことなら……今夜はその女公爵の部屋に入ろう。
- ニッキー・トレイシー:
気をつけてネオディム。女公爵は氷を操る力があるらしくて、
正面からぶつかるのは危険よ。 - ネオディム:
大丈夫。バレないようにするから。
- ネオディム:
じゃあ、行くね。
- ネオディム:
(ここが女公爵の部屋…)
- ネオディム:
(今は誰もいないみたいだから、盗聴器を設置して脱出しないと)
- ネオディム:
(あそこと…あそこに設置しよう)
- ネオディム:
(……おっと、誰か来る)
- ティタニア・フロスト:
ノーム、サンマ缶の生産は順調なの?
- T-20Sノーム:
もちろんです。そして精度も完璧、偽造だと気付いた者はまだ誰もいません。
- ティタニア・フロスト:
よろしい、完璧ね。
- T-20Sノーム:
あの…一つお聞きしてもよろしいですか?公爵はなぜ偽造貨幣……サンマ缶を
作るのですか?公爵はもう十分に富を手にしていらっしゃると思うのですが…… - ティタニア・フロスト:
簡単な話だ。
- ティタニア・フロスト:
このままサンマ缶を生産し続けて、余の懐にツナ缶を集めたらどうなる?
- T-20Sノーム:
うーん…、世の中のツナ缶が全てサンマ缶に替わるということですよね?
- T-20Sノーム:
このまま上手くいけば三日後には世界中のツナ缶はサンマ缶に
替わることになります。 - ティタニア・フロスト:
その通り。
- ティタニア・フロスト:
そして、世界に流通するツナ缶がすべてサンマ缶となった時……
その事実をマスコミにリークする。 - ティタニア・フロスト:
そうすれば世界中の通貨価値が暴落し、余が持つツナ缶は暴騰。
- ティタニア・フロスト:
そのタイミングで余のツナ缶でレアの事業を買収する……
- T-20Sノーム:
…なるほど!信じられない安値になっているはずですものね!
- T-20Sノーム:
流石です!
- ネオディム:
(姉妹のいざこざで世界を混乱させようだなんて…とんだ悪党だね)
- ネオディム:
(サンマ缶製造を早く止めないと……)
- ネオディム:
(……怪盗Nのやり方で……このくだらない姉妹喧嘩を終わらせる)