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Transcription
- ランサーミナ:
こちらストライカーズ。敵、殲滅完了です。
- ランサーミナ:
え?あ、はい…はい…本当ですか!?ありがとうございます!!
- ランサーミナ:
みんな!台本がついに完成したんだって!
- プランクスター・マーキュリー:
それは嬉しいですが、リハーサルする時間はありませんわよ?
- プランクスター・マーキュリー:
も、もちろんわたくしは完璧ですから、問題ありませんけど…
- プランクスター・マーキュリー:
万が一ということもありますし……
- X-00ティアマト:
それで、その台本は?
- ランサーミナ:
ちょっと待って、確認してみる。
- ランサーミナ:
えっと……
- ランサーミナ:
……
- ランサーミナ:
あ……
- プランクスター・マーキュリー:
どうしたんですの?
- プランクスター・マーキュリー:
演技が難しそうなストーリーだったりしました?
- プランクスター・マーキュリー:
見せてください。
- プランクスター・マーキュリー:
……
- プランクスター・マーキュリー:
あ……
- X-00ティアマト:
二人ともどうしたの?
- X-00ティアマト:
そんなに難しそうなの…?
- X-00ティアマト:
……
- X-00ティアマト:
あ……
- X-02ウル:
どうしたの?どうして急に黙り込むの?
- X-02ウル:
私にも見せて。
- X-02ウル:
あ……
- X-02ウル:
全然見えない。
- X-02ウル:
ミナ、どんな内容?教えて?
- ランサーミナ:
えっと………
- ランサーミナ:
(こしょこしょ…)
- X-02ウル:
……
- X-02ウル:
へ……?
- 主人公:
- 他人が書いたシナリオをどうこう言うつもりはないが……
- 主人公:
- 今回ばかりは言うしかなかった。
- このシナリオ、大丈夫?
- テイラー・クロスカット:
だいじょぶだいじょぶ!絶対みんな満足してくれるシナリオだから!
- オチがあまりにもお粗末な気がするんだけど……
- テイラー・クロスカット:
大丈夫だって!そこもちゃんと面白くなるから。
- 主人公:
- テイラーがここまで自信たっぷりに言うのなら、俺もこれ以上は言うまい……
- 主人公:
- テイラーが書いたシナリオを簡単に説明すると……
- 主人公:
- 宇宙を我が物としようとする悪の帝国を倒すため、
マルチバースから集まった少女たち…その名もP-ストライカーズ! - 主人公:
- P-ストライカーズは強大な悪の帝王に戦いを挑み、なんとか勝利。
そして、宇宙に平和が戻るというシンプルなストーリーだ。 - 主人公:
- シンプル過ぎるストーリーを派手な特殊演出で誤魔化す気なのか?
- 主人公:
- ちなみにその悪の帝王役は俺だ。
- テイラー・クロスカット:
準備はできてる?ミスター?
- セリフもほとんどないし、いつでもOKだよ。
- テイラー・クロスカット:
わかったわ、じゃあ玉座に座って待機してて。
- 主人公:
- 俺が豪華な玉座に座って待っていると、すぐにストライカーズのみんなが
スタジオにやって来た。 - 主人公:
- 俺はストライカーズのみんなに手を振る。
- X-00ティアマト:
……
- プランクスター・マーキュリー:
……
- ランサーミナ:
……
- X-02ウル:
……
- 主人公:
- しかし、いつもなら手を振り返してくれるはずのみんなは何故か
目を合わせようとせず、もじもじしていた。 - 主人公:
- 緊張してるのかな?
- テイラー・クロスカット:
さぁ、みんなリラックスリラックス!
台本に書かれてる通りにすればいいんだから。 - 主人公:
- テイラーがストライカーズのみんなの緊張をほぐすように話しかけている。
演技の緊張にしては様子がおかしい気がする…… - テイラー・クロスカット:
みんなしたかったけど、なかなか出来なかったことじゃない。
今日がその日よ。ヤッちゃお!ね? - 主人公:
- テイラーの言葉にストライカーズのみんなもだんだんと緊張が
解れているようで、笑顔が見え始めた。 - 主人公:
- 何を言っているのかは聞こえないが、とりあえずよかった。
- 主人公:
- そして、しばらく待っているとストライカーズのみんなは衣装に着替えてきた。
- 主人公:
- おー…
- 主人公:
- 普段の彼女たちの服も似合っているが、今回の衣装は趣が違って
カッコよかった。 - 主人公:
- なんというか、チームって感じだ。
- テイラー・クロスカット:
みんな、準備はできたわね?
- テイラー・クロスカット:
一番大事なシーンだから、しっかりヤッて終わらせよう。
- テイラー・クロスカット:
レディ……アクション!
- 主人公:
- ついに悪の帝王と対峙するP-ストライカーズ!
- ふははは!ここまでたどり着いたか、P-ストライカーズ!
- 主人公:
- 帝王はP-ストライカーズを仲間に引き入れようとするが……
- 我が軍門に下れ!お前達なら四天王にもなれよう!
- 主人公:
- P-ストライカーズは当然その誘いを断り、帝王を倒す。
そして、宇宙には再び平和が訪れる…… - 主人公:
- うん…やっぱり味気ないありきたりなストーリー……
- X-00ティアマト:
しっかりしてください!司令官!
- 主人公:
- ……え?司令官?
- X-00ティアマト:
あなたが例え闇に染まってしまったとしても……
- X-00ティアマト:
まだ心の奥深くには正義の心が残っている!
- X-02ウル:
司令官!笑って!
- X-02ウル:
笑えばきっと元の自分を取り戻すことができるよ!
- X-02ウル:
笑えないなら僕が笑わせてあげるから!
どんなことがあっても絶対に笑わせてあげるから! - プランクスター・マーキュリー:
邪悪な逆ピラミッドパワーに負けないでください、司令官!
- プランクスター・マーキュリー:
このパワーストーンを受け取ってください!
- プランクスター・マーキュリー:
このパワーストーンと本官たちの絆があれば、邪悪なパワーに打ち勝つことが
できますわ! - ランサーミナ:
司令官!あなたはいつも私のヒーローでした!
- ランサーミナ:
そして、あなたのおかげで私もヒーローになることができた!
- ランサーミナ:
だから、今度は私があなたをヒーローにしてみせます!
- 主人公:
- どういうこと?
- 主人公:
- 俺の台本にはそんなセリフはない……
- 主人公:
- ストライカーズのみんなはセリフを言うたびに、じりじりと近寄ってきて…
- 主人公:
- とうとう俺を取り囲んだ。
- 主人公:
- いや取り囲むというか、両腕、背中、胸に密着されている。
- 主人公:
- 何…?この状況……
- 主人公:
- 俺はこの状況を仕掛けたであろう人物に目を向けた。
- 主人公:
- テイラーは俺が見ることを予測していたように、
何やらプラカードを持っていた…… - テイラー・クロスカット:
『P-ストライカーズの正義の心に触れて、悪の帝王は元の自分を取り戻していく!
よろしく!』 - 主人公:
- そうなる伏線とか何もなかっただろ……
- 主人公:
- 俺が心の中でツッコんでいると、テイラーはすぐに次のプラカードを出した。
- テイラー・クロスカット:
『ポルノにストーリーはおまけ♡』
- 主人公:
- 謀ったな!テイラー!!
- X-00ティアマト:
あの…司令官?
- ん?
- X-00ティアマト:
私たちじゃ…ダメですか?
- X-02ウル:
司令官……笑えない……かな……
- X-02ウル:
司令官が嫌なら……やめるよ。嫌なことはしたくないから……
- プランクスター・マーキュリー:
きょ、今日の司令官と我々のバイオリズムはシンクロ率400%を超えていますわ…
- プランクスター・マーキュリー:
いえ、そんなの関係ありません。本官は司令官とただ…一緒にしたいだけですわ。
- ランサーミナ:
ヒーローですが…司令官の妻になりたくて…たくさん勉強してきました……
- ランサーミナ:
べ、勉強の成果を……司令官に見てほしい……です……
- 主人公:
- 彼女たちの潤んだ瞳、しっとりとした唇……
- 主人公:
- 例え仕組まれたシチュエーションだとしても……彼女たちの気持ちを
俺が断るわけがない! - 主人公:
- 俺は彼女たちの気持ちに応え、そして俺の気持ちをありのままにぶつけた。
- テイラー・クロスカット:
うん!これで一件落着!
- テイラー・クロスカット:
次はスケジュール管理はしっかりしないとね。
優先順位と納期を意識しながら仕事しなきゃ…… - テイラー・クロスカット:
あ、そうだ。大事なことを言い忘れてたわ!
- テイラー・クロスカット:
(この作品に登場する人物はすべて18歳以上です)
- レモネードアルファ:
上映禁止。
- だろうな。
- レモネードアルファ:
旦那様を悪役として出さないでください。
- そこ!?
- レモネードアルファ:
当然です。これは重大な問題ですから。
- レモネードアルファ:
オルカの皆さんは旦那様のことを知っているから笑って済ませられますが、
旦那様のことを知らないバイオロイドに間違った先入観を植え付けるだけです。 - ポルノの方は?
- レモネードアルファ:
……
- ……
- レモネードアルファ:
……オルカですから。
- 主人公:
- その諦めたような表情はやめなさい……
- 主人公:
- でも、納得するしかないのも事実。
- テイラー・クロスカット:
あぁん、せっかく頑張って書いたのに…上映禁止だなんて。
- ポルノにストーリーはおまけって言ってたくせに…
- テイラー・クロスカット:
ストーリーがおまけであることと、表現の自由が侵害されたことは別問題よ!
- レモネードアルファ:
表現の自由と今回の件はまた別問題ですよ。
- レモネードアルファ:
この映画を上映した時の結果を考えるべきでしたね。
- テイラー・クロスカット:
あとのことを考えながら創作なんて出来ないわ!
- 主人公:
- アルファとテイラーはそのまま言い合いを始めた……
- 主人公:
- そんな珍しい組み合わせの口論を眺めていると、誰かが俺の肩を叩いた。
- テイラー・リストカット:
司令官。
- ん?どうした?
- 主人公:
- リストカットは何やら楽しそうにニヤニヤしていた……
- テイラー・リストカット:
やっぱりポルノは最高ね。
- 主人公:
- ……このテイラーめ……