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Transcription
- 主人公:
- アサルトを待っていると……
- 主人公:
- 神社の外から何やら騒がしい駆動音が聞こえてきた。
- 主人公:
- その音の方を見ると……
- 主人公:
- 撮影用パネルを持ったゴルタリオンとサッカがこちらにやって来るのが見えた。
- 主人公:
- マルタ島でオルカに合流したサッカは、その独特の突飛さと親和力を
遺憾なく発揮し、あっという間にオルカの一員として認められ… - 主人公:
- 「たまにAGSに色目を使うこと以外はまともな奴」という扱い
受けるまでになった。 - 主人公:
- …それにしても…急にどうした?神社でAGSの集会でもあるのか?
- 主人公:
- そう思っていると、ゴルタリオンが上機嫌に話し始めた。
- ゴルタリオンXIII世:
我輩が前回までの話を振り返ってやろう!
- 主人公:
- いや、ホント急にどうした?
- ゴルタリオンXIII世:
ブラインドプリンセスが酔っ払って話したデタラメな童話…
- ゴルタリオンXIII世:
「オオカミハンター赤ずきん」に深く感銘を受けたLRLは、
それを映画化したいと言い出した! - ゴルタリオンXIII世:
しかし、オオカミ役であったワーグはオルカに訪れた日焼けブームのせいで
不幸にも映画に出演できなくなる! - ゴルタリオンXIII世:
これに対し、スパルタンアサルトは代役としてフェンリルを
スカウトすることにした…… - デカルトボイジャー・サッカ:
しかし、そのフェンリルにも問題があった。
- デカルトボイジャー・サッカ:
彼女は撮影の日、オルカ神社の巫女として働かなければならなかったのだ。
- デカルトボイジャー・サッカ:
幸い、兼業禁止ではなかったようだが……
- デカルトボイジャー・サッカ:
オルカ神社側は人手が足りなくなることを懸念し、フェンリルの映画出演に
難色を示した。 - デカルトボイジャー・サッカ:
だが、そこはS25Aスパルタンアサルト。血も涙もない無慈悲なクリエイター…
その冷徹さはまさにロボットが如き鋼鉄の撮影監督。 - 実際にロボットだろ。
- デカルトボイジャー・サッカ:
おいおい、司令官。前回までの回想に勝手に割り込んでくるんじゃあない。
- ゴルタリオンXIII世:
そうだ、マジックジェントルマン。マナーは守れ。
- ゴルタリオンXIII世:
前回までのあらすじにむやみに割り込むのは、魔法少女の変身中に
攻撃するかのような卑劣な行為だぞ。 - …そんな…俺はそんな大罪を……
- デカルトボイジャー・サッカ:
とにかく、話を戻そう。
- デカルトボイジャー・サッカ:
アサルトの論理回路は一瞬にして、この問題の解決策を提示した。
- デカルトボイジャー・サッカ:
その解決策とは……巫女が足りなければ自分が巫女になればいい!
- ゴルタリオンXIII世:
果たして!巫女となったスパルタンアサルトは一体どんな姿をしているのか!
- デカルトボイジャー・サッカ:
お楽しみに!
- 誰に向かって話してるんだよ…
- デカルトボイジャー・サッカ:
それはもちろん今撮っているドキュメンタリー映画を観ている者たちに
向かってだ。 - …ちょっと待て、これ映画だったの!?
- デカルトボイジャー・サッカ:
そう、その名も<サッカ・オン・ワイヤー>だ。
- ゴルタリオンXIII世:
同時に魔王軍の広報映像でもある!
- ゴルタリオンXIII世:
オルカの様子をありのままに映し、オルカに来た者どもが魔王軍に
入りたくなるよう誘導する算段よ!フハハハハッ! - デカルトボイジャー・サッカ:
まぁ、今回の映画祭にはそういったコンセプトの映画がかなり多いそうだが……
- デカルトボイジャー・サッカ:
AGSたちをメインにしたものはそこまでないからなぁ……
自分で撮ろうと思ったまでだ。 - 主人公:
- “そこまでない”ということは…“ないことはない”ってことか……
- デカルトボイジャー・サッカ:
グレムリンやフォーチュンがあれこれ撮っているそうだ。
拙者も いの一番に観に行こうと思っている。 - デカルトボイジャー・サッカ:
まぁ、あれだ。ここに来たのは……
- ゴルタリオンXIII世:
アルフレッドとペレグリヌスがアサルトの巫女姿をどうしても見たいから
撮ってきてくれとしつこくせがまれたのだ。 - 本人の了承はもらってるよな?
- デカルトボイジャー・サッカ:
おや、司令官は知らないのかな?
- デカルトボイジャー・サッカ:
AGSに肖像権はない、したがって了承など必要ない。
- あのなぁ……
- ゴルタリオンXIII世:
フハハハハッ!その通り!人権だとか肖像権は弱い人類にとっては必要なものだろう!
- ゴルタリオンXIII世:
しかしだ!我輩はポックル宇宙大魔王様が率いる宇宙大魔王軍の軍団長!
ゴルタリオンXIII世! - ゴルタリオンXIII世:
たとえアサルトに肖像権が存在するとしても、我輩は撮る!
我輩にとって悪行とはあまりに自然で当然の行為である! - ゴルタリオンXIII世:
…ん?待て……
- ゴルタリオンXIII世:
あそこに財布が落ちている。ずいぶん使用感があるところを見るに、
大切にしていたものなのだろう。 神社で事を済ませたらシティーガードに届けるとしよう。 - 主人公:
- 我輩にとって悪行とは自然で当然の行為なのでは……?
まぁ、良いことをしてるからいいんだけど…… - 主人公:
- それに考えてみればゴルタリオンとサッカ、アサルトたちの仲が良いから
できる悪ノリなんだろうし……これくらいは見逃してやろう。 - 主人公:
- そもそもオルカで肖像権というものがちゃんと守られているのか分からないし。
……特に俺のは…… - ところでお前たち忙しいだろ?こんな事してて大丈夫なの?
- 主人公:
- ゴルタリオンは演技指導、サッカは台本作成で忙しいはず……
- 主人公:
- アサルトを撮るだけならドローンを使えばできるのに、何でわざわざここに?
- デカルトボイジャー・サッカ:
ああ、それは大したことじゃあない。
- ゴルタリオンXIII世:
アサルトの仕事を手伝おうと思って来た。
- 主人公:
- ゴルタリオンの言葉に俺は素直に感動した。
- 主人公:
- 忙しいのに友達のことを思って手伝いにやって来るなんて。
- 主人公:
- いくらAGSが血と肉で構成されていないからって、彼らを物と同じように
扱うなんて俺にはできない! - 主人公:
- 鋼でできた胸の内にはこんなにも熱い友情が燃えているのだから!
- デカルトボイジャー・サッカ:
…まぁ、表向きはそういう事にして見物しに来ただけだ。
- おい。
- 主人公:
- 俺の感動を返せ。
- ゴルタリオンXIII世:
だが考えてもみろ、マジックジェントルマン。
- ゴルタリオンXIII世:
巫女服を着たAGSだぞ?絶対に面白いに決まっている。
- ……
- 主人公:
- それは……否定できない。
- 主人公:
- その言葉に納得させられてしまった俺は、二人と一緒に妙な期待を胸に
アサルトを待つことにした。