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主人公
- 俺はサレナにモモに殺されるシーンを演じさせることにした。演じさせると言っても、もちろん本当に殺されるわけじゃない。

Transcription

  1. 主人公:

    - 俺はサレナにモモに殺されるシーンを演じさせることにした。演じさせると言っても、もちろん本当に殺されるわけじゃない。

  2. 主人公:

    - 滅亡前の常識のせいで、俺は大きな勘違いをしていた。死ぬ演技をするイコール本当に死ぬわけではない。

  3. 主人公:

    - そもそも役者が本当に殺されることこそがおかしい。当たり前のことなのだが、彼女たちが“そういうもの”だという前提で話をしていたから悩んでいたのだ。

  4. 主人公:

    - 演じろという命令だ。演じればいい。死ぬ演技をするだけだ。

  5. アルマン枢機卿:

    私も気が付くことができず、参謀として恥ずかしい限りです……

    1. アルマンは悪くないよ。
  6. 主人公:

    - これはそういうものとして定着させてしまった人類の汚点だ。俺が責任を持って無くしていかなければならない。

    1. そういえばゼロとカエンの演劇は斬り合う演技をしてたよな?
  7. EB-48Gフレースヴェルグ:

    あの時は根底に演じるという意識がありましたからね。斬り合いはどうやら本気だったようですが、あそこには本当の殺意は一ミリもありませんでした。

  8. EB-48Gフレースヴェルグ:

    司令官様が演劇をご覧になりたいという言葉に「本当に殺し合え」という意味が含まれるだなんて誰も思いませんから。

    1. そういうものか……
  9. EB-48Gフレースヴェルグ:

    逆に言うと、司令官様のことをよく分かっていない状態で命令すれば本気で殺し合っていたかもしれません。

  10. 主人公:

    - 確かに俺がテーマパークに行こうとした時、まだ合流して間もなかったアルマンやアザゼルは俺を必死に止めようとしていた……

  11. 主人公:

    - やはり、どこかで「人間というのはそういう事をする」という意識があるのかもしれない……

  12. レモネードアルファ:

    大丈夫ですよ。旦那様。

  13. レモネードアルファ:

    旦那様が滅亡前の人類とは違うという事は、オルカの皆さんを見ればすぐにわかりますから。

    1. ありがとう。
  14. 主人公:

    - 現在、フレースヴェルグには調査チームとしてテンランスタジオのすべてを調査してもらっている。

  15. 主人公:

    - データの方はアルファが遠隔でハッキングして捜索中だ。

  16. 主人公:

    - お目当てはもちろん、劇場版魔法少女マジカルモモの撮影データと台本、あとは小道具や撮影の資料だ。

    1. アルファ、どんな感じ?
  17. レモネードアルファ:

    撮影資料はすぐに見つかりましたが、撮影したデータと台本が見つかりません……

  18. レモネードアルファ:

    民間のコンピューターということもあって、頑丈に守られていないでしょうし、物理的に破損してしまっている可能性も考えられます。

    1. そうか……
  19. 主人公:

    - フレースヴェルグにスタジオにあるコンピューターの状態を調べさせようと思っていたら、パネルから奇声が聞こえた。

  20. EB-48Gフレースヴェルグ:

    をほーーー!

  21. EB-48Gフレースヴェルグ:

    司令官様!小道具やセットを発見しました!うぉぉ!これはもしやポックル大魔王が座っていた玉座では!?うひょぉぉ!

  22. EB-48Gフレースヴェルグ:

    ほえ!?みみみ、見てください!これ、魔法神のステッキの予備ですよ!何本も!!へぇえあああ!

  23. 主人公:

    - とりあえずモモの装備の予備が増えそうでなによりだ……

    1. フレースヴェルグ、パソコンとか端末の状態を見てくれないか?
  24. EB-48Gフレースヴェルグ:

    了解いたしました!

    1. もしダメそうなら台本を探してほ―
  25. EB-48Gフレースヴェルグ:

    あひょ~!あ、あれは!!もしかして白兎の……!

  26. 主人公:

    - フレースヴェルグは奇声を発しながらどこかへ行ってしまった……一緒について行った隊員たちが引いてないか心配だ……

  27. 主人公:

    - しかし困ったな…撮影のデータがないとなると作品が完成しない。せっかく演じてもらうのなら、完成させたかったのだが……

  28. 主人公:

    - うーん。だったら……

    1. アルマン。
  29. アルマン枢機卿:

    はい、陛下。マキナさんやメリーさん、アザズさん達の力を借りれば、おそらく二週間ほどで完成できると思います。

    1. 俺、まだ何も言ってないけど?
  30. アルマン枢機卿:

    ふふ、陛下のデータは揃っていますので。

  31. 主人公:

    - そう言うとアルマンはパチリとウインクした。

  32. アルマン枢機卿:

    データが無いなら、いっそのこと全部撮影してしまおう……ですよね?

    1. うん、その通り。しばらく俺のことは監督と呼んでくれ。
  33. アルマン枢機卿:

    ふふ……はい、監督。では、手配いたしますね。

  34. 主人公:

    - アルマンが嬉しそうに艦橋を出て行くと、入れ替わるようにアルファが俺の前にやって来た。

  35. レモネードアルファ:

    旦那…こほん。監督、テンランスタジオの方に鉄虫が接近しているようです。指揮をお願いしてもよろしいでしょうか?

    1. わかった。でもまたか、多いな。
  36. レモネードアルファ:

    南から定期的にやって来ている様子です。今回の鉄虫を片付けたら偵察を送った方がいいかもしれません。

    1. そうだな。
  37. 主人公:

    - フクオカに来てまだそんなに時間が経っていないが、鉄虫が来るペースが多い気がする。

  38. 主人公:

    - サレナはこのペースでやって来る鉄虫を毎回一人で倒していたのだろうか……?