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Transcription
- 主人公:
- サレナが遭遇したストーカーは意外と早く見つかった。
- エイダーType-G:
数日前、オルカ号が停泊中の港から南南東、約80kmの地点で
鉄虫の群れが発生しました。 - エイダーType-G:
中規模程度の鉄虫の群れで、発見した時点ではオルカ号の脅威になる可能性は
特にありませんでした。 - エイダーType-G:
しかし、昨日突如として北上を開始、現在も周囲の小さな群れを吸収しながら
司令官のいるフクオカ市に接近しています。 - 主人公:
- エイダーはスクリーンに鉄虫が北上している様子を衛星画像と、
加工したCGで見せてくれた。 - レモネードアルファ:
時期的に私たちが鉄虫の巣を攻撃したタイミングですね。
- でも距離は結構離れてるよな?
- 主人公:
- たしか、鉄虫の巣となった工場は、ここから南に30kmも離れてなかったはずだ。
- エイダーType-G:
関連性はわかりませんが、こちらの画像をご覧ください。
これはその群れを偵察ドローンが撮影したものです。 - ……これは……!
- 主人公:
- エイダーが見せてくれた画像には大量の鉄虫が写っていて、その中心に
頭部の形状が普通と異なるストーカーがいた。 - アルマン枢機卿:
監督……!この頭部、サレナさんの攻撃によって変形したものかもしれません。
- エイダーType-G:
……
- エイダーType-G:
そちらでも把握している個体だったようですね?
- うん。探してた奴だと思う。ありがとう。
- エイダーType-G:
お役に立てて何よりです。
- アルマン枢機卿:
監督、私はサレナさんに確認をとってきます。
- よろしく。
- 主人公:
- アルマンが急いで部屋を出ていく。
- エイダーType-G:
……
- レモネードアルファ:
では、こちらも群れを迎え撃つ用意をしなくてはなりませんね。
- そうだな…戦闘部隊もそうだし、ストーカー討伐部隊も用意しないと。
- 主人公:
- ストーカーは狡猾だ。おそらく遠距離からの火力投射だけだと
上手く身を隠されて反撃の機会を与えてしまう。 - 主人公:
- 姿を確認したらできるだけ迅速に接近し、確実に倒さなければならない。
- エイダーType-G:
………
- 主人公:
- 頭の中でストーカー討伐部隊のメンバーを考えていると、
エイダーが黙って俺を見ていた。 - どうした?
- エイダーType-G:
司令官、一点気になることがあります。
- 主人公:
- 俺は頷いて続きを待つ……
- エイダーType-G:
司令官は現在、監督と呼称されているのでしょうか?
- あ、うん。映画を撮っててね。ラインリッターにも手伝ってもらってるよ。
- エイダーType-G:
……
- エイダーType-G:
それはいつからでしょうか?本日からですか?
- いや…もう一週間くらい……
- レモネードアルファ:
あ……
- エイダーType-G:
……そうですか。
- ごめん。わざわざ連絡するのも悪いから伝えてなかっただけで…
- 主人公:
- 絶対に気のせいだと思うのだが、エイダーの頬が膨らんでいるように見える。
- レモネードアルファ:
あ……こういう事は秘書である私が連絡するべきで、それを怠った私が悪―
- エイダーType-G:
いえ、これはレモネードアルファの過失ではありません。
- エイダーType-G:
一週間……なるほど、前回鉄虫の巣を攻撃した時にはすでに監督という
呼称に統一されていたわけですね? - 統一まではしてないけど……
- 主人公:
- なんというか、ちゃんと答えたら非常にまずい気がした。
……けど、もう遅いだろうな…… - エイダーType-G:
その時の指揮官は……あぁ、AGSですね。
AGSの指揮系統に問題を発見しました。早急に改善する必要があります。 - あー……エイダー?
- エイダーType-G:
はい。何でしょうか?
- 仲良くね……?
- エイダーType-G:
何のことでしょうか?監督の発言の意図が解りません。
衛星からの画像は随時更新いたします。では、私はこれで。 - 主人公:
- エイダーはそう言うと通信を切った。
- 主人公:
- …………
- 怒ってたよね……?
- レモネードアルファ:
……そのよう……でしたね……
- 主人公:
- アルバトロス……
- 主人公:
- マリーを呼んで今後の打ち合わせをしていると、
サレナの所に行っていたアルマンが戻ってきた。 - アルマン枢機卿:
サレナさんに確認したところ、やはりこのストーカーはサレナさんが遭遇した個体
である可能性が高いようです。 - やっぱりか…。でも、なんでこのタイミングで現れた?
- レモネードアルファ:
断定はできませんがこれまでの傾向から推測するに、鉄虫の巣を破壊したことが
関係ありそうですね。 - 不屈のマリー:
鉄虫の巣ならこれまで何度も破壊してきたが……?
- レモネードアルファ:
今回私たちが破壊した鉄虫の巣は、これまで破壊した巣に比べ大きく、
その基礎となった工場自体の生産能力が桁違いでした。 - レモネードアルファ:
そのため、この地域における一種の生産拠点になっていたんだと思います。
- そこを壊されたから報復に動いたってこと?
- アルマン枢機卿:
はい。報復、もしくは今後の脅威となるものを排除するために
動き出したんだと推測します。 あの場所を破壊されたのは鉄虫にとって相当な痛手だったのでしょう。 - アルマン枢機卿:
過去にストーカーが現れたのも、鉄虫がサレナさん達を脅威だと判断したから
かもしれません。 - アルマン枢機卿:
全てではありませんが、過去の連結体の情報からもその傾向は見られます。
- 主人公:
- たしかに……これまで連結体と遭遇したタイミングを思い返してみると
その説は納得できる…… - 現れた理由はわかった。次は作戦だな。
- 不屈のマリー:
そうですね。では……
- 主人公:
- すると、通路からAGSが歩いて来るような音が聞こえてきた。
- サレナかな?
- アルマン枢機卿:
かも、しれませんね。
- 主人公:
- 少し待っているとその足音は止まり、扉がノックされた。
- どうぞ。
- サレナ:
失礼します。
- 主人公:
- 扉が開くと、サレナが装備を付けたまま部屋に入って来た。
おそらく撮影の合間にやってきたんだろう。 - サレナ:
すみません……突然……
- 大丈夫だよ。どうした?
- 主人公:
- おそらくは……
- サレナ:
あの……あの鉄虫がまた現れたって…アルマンさんから聞いて……
- うん。今そいつを倒すために作戦を考えてる。
- サレナ:
その作戦に私も参加させてください!
- アルマン枢機卿:
……
- うーん……それは今のところ考えてない。
- サレナ:
ど、どうしてですか!?
- 主人公:
- 俺が口を開こうとするとマリーが首を横に振ったので、
彼女に任せることにした。 - 不屈のマリー:
この戦闘で君を起用する可能性がないからだ。
- サレナ:
それでも!私はあの鉄虫に……!
- 不屈のマリー:
そして、この戦いは君の雪辱を果たすためのものではない。
- 主人公:
- マリーはそう言い放つ。
- サレナ:
わ、私はあの鉄虫に……モモ達を殺されたんですよ……
- 不屈のマリー:
それは聞いている。
- サレナ:
敵討ちがしたいだけなんです。
- 不屈のマリー:
その気持ちはわかる。だがダメだ。これはすでに我々オルカの問題となっている。
君の感情を優先して君が戦える状況を用意することは出来ない。 - サレナ:
……
- 不屈のマリー:
奴は狡猾な連結体だ。鉄虫を集め、群れを大きくしながら向かってきている。
こちらも最も有効な作戦をぶつけて被害を最小限に留めなければならない。 - 不屈のマリー:
恐らくはあの大量の鉄虫を前面に押し出して戦場を攪乱し、
自らは身を隠して指揮官の狙撃を狙ってくるはずだ。 - 不屈のマリー:
以前、我々を襲った個体も…不意を突いて指揮官だったラビアタを狙撃した。
そのおかげで抵抗軍の機能が一気に低下したことがある。 - 主人公:
- 俺がコンスタンツァとグリフォンに見つけてもらった時期の話だ。
記録によればラビアタが戦場に現れた瞬間に狙撃されている。 同じ手を使うとは限らないが十分注意する必要がある。 - 不屈のマリー:
だから、奴がどこに出現するのか分からない以上、我々も油断はできないし
敵討ちの場を設けてやることもできない。もっと言えばその余裕はない。 - サレナ:
……
- 主人公:
- サレナは少し悔しそうな目をしながらマリーを見ていた。
言い方は厳しいが、マリーの言葉は間違っていない。 - そういうことなんだ。だからサレナは作戦に参加できない。
- サレナ:
わかりました…
- 必ずあの鉄虫は倒す。それだけは約束する。
- サレナ:
はい……お願いします……。絶対に……お願いします。
- うん、わかった。絶対に。
- サレナ:
………
- 主人公:
- サレナの気持ちはわかる。でも、それを実現させてあげようとすると、
他の隊員達を危険な目に遭わせる可能性がある。それは容認できない。 - サレナ:
じゃあ、そろそろ撮影が再開するので……戻ります。
- うん。頑張ってね。
- サレナ:
はい……失礼しました……
- 主人公:
- 部屋を出ていくサレナの背中はⅧ世の装備を着けているはずなのに、
異様に小さく見えた。 - 不屈のマリー:
……
- アルマン枢機卿:
……
- レモネードアルファ:
……
- 不屈のマリー:
少し、言い方がキツかったでしょうか?
- あれでよかったと思うよ。
- 主人公:
- 多分俺が話していたら、サレナのために何かしてあげられないか
考えてしまっていた。 - 不屈のマリー:
あんな言い方をしたあとで言うのもなんですが、彼女を作戦に参加させて
あげてください。閣下が……あ、監督がこっそり参加させたというかたちで。 - ん……?いいのか?
- 不屈のマリー:
はい、彼女の敵討ちがしたいという気持ちはわかりますし、
彼女の戦闘力は頼りになります。 - 不屈のマリー:
ですが、ストーカーの相手を直接させるのは実際難しいので、
一度NOを突き付けました。 - 不屈のマリー:
これで作戦に参加するだけでも満足してくれるはずです。
- 不屈のマリー:
本当なら私の護衛についてもらいたいのですが……。
それは嫌でしょうし、後方の補給部隊の護衛をお願いします。 - なんだか、嫌われ役をさせちゃったな…
- 不屈のマリー:
いえ、気にしないでください。私が勝手にやったことですので。
- 主人公:
- マリーはそう言って笑った。
この作戦が終わったら、ちゃんとサレナに説明してあげないとな。 - ありがとう。じゃあ、作戦会議を始めようか。
- 不屈のマリー:
はい、そうしましょう。