
シーンビューアの使い方
- 背景画像・セリフ下のNEXT・選択肢をクリックでセリフ送り
- 過去のセリフの選択肢・BACKをクリックでログジャンプ
Transcription
- - :
(一週間後)
- 主人公:
- あのストーカー討伐作戦のあと、一日の休暇を経て撮影を再開した。
- 主人公:
- 鉄虫の邪魔も入らなかったこともあり、順調に撮影は進んだ。
もちろん、最初の予定からはかなり遅れてしまったが…… あれからサレナの雰囲気も心なしか明るくなったと思う。 - 主人公:
- 結果論になってしまうが、サレナにとってあの戦いは必要なものだったんだろう。
- おはよう!みんな!
- アルマン枢機卿:
おはようございます。とうとうこの日が来ましたね。
- うん、楽しみでそわそわしてるよ。
- 主人公:
- スタジオに入ると、中で待っていたスタッフたちが挨拶を返してくれる。
一番近くにいたアルマンが満面の笑みで出迎えてくれた。 - 主人公:
- 今日はいよいよ撮影最終日だ。この撮影が終わればクランクアップとなる。
- アルマン枢機卿:
ふふ、私もです。
- ……あれ?
- 主人公:
- 俺は違和感を感じて辺りを見回した。
- アルマン枢機卿:
どうされましたか?
- 主人公:
- いつもなら興奮して俺のところに飛んでくるあいつがいない……
- フレースヴェルグは?
- アルマン枢機卿:
フレースヴェルグさんなら自主的に偵察に行かれました。
- そっか…最後のシーンは完成したものを観たいんだろうな。
- アルマン枢機卿:
そうだと思います。本当にあの方には助けられました。
- アルマン枢機卿:
ここまで順調に撮影できたのも全て彼女がアドバイザーでいてくれたおかげです。
ゴルタリオンⅧ世という存在が現れただけで、白兎さんの行動予測にあれほどの 誤差が出るとは思いませんでした。 - うん、フレースヴェルグには終わったら何かお礼をしなくちゃね。
- アルマン枢機卿:
ふふ、「モモの新作映画が観られるのなら、それで満足です」って
言いそうですけどね? - そうだね。
- 主人公:
- すると、ずっと裏方で頑張ってくれていたマキナとメリーがやって来た。
- メリー:
おはようございます!お兄……監督!
- マキナ:
おはようございます。
- おはよう!
- アルマン枢機卿:
お二人にも改めて感謝を。物理的に全てのセットや小道具を作っていては
こんなに早く撮影は進まなかったと思います。 - マキナ:
いえ、私たちもまた伝説作品をお手伝いすることが出来て楽しかったですし、
やっぱり皆さんが喜んでくれるというのは良いものです。 - メリー:
はい!こんな形でお役に立てるのならいつでもどんとこいです!
誰かのためになって、たくさんの人に見てもらえるのなら、 絵描き冥利に尽きます! - 主人公:
- みんないい笑顔をしている。本当に良かった。
- あ……そういえば、アザズはどこだ?
- 解体者アザズ:
私ならさっきから後ろにいますよ?
- うわぁ!?
- 主人公:
- 振り向くと、きょとんとした顔でアザズが俺を見ていた。
- びっくりした…。アザズも今回は大変だったな。
- 解体者アザズ:
いえ、そんなことはありません。控えめに言って最高な日々を
過ごさせていただきましたから。感謝してもし足りないくらいです。 - そ、そう……
- 解体者アザズ:
新型のゴルタリオンが見られるだなんて思っていませんでしたし、
模型作りに精が出そうです。 - 解体者アザズ:
今回はサレナさんの姿を活かしたデザインでゴルタリオンⅧ世ということに
なっていますが、模型の方で資料通りのⅧ世を再現してみようと思っています。 - 解体者アザズ:
監督の許可をいただけるのなら本気でⅧ世を作りますが……
少しコストの方がかかってしまいますね…… - 主人公:
- この顔は作れそうなら本気で作る顔をしている……返事は濁しておこう。
- と、とりあえず、楽しかったことはわかった。
- 解体者アザズ:
はい、本当に。
……あら、噂をすれば影ですね。 - サレナ:
監督。おはようございます!
- おはよう。サレナ、いよいよだね。
- サレナ:
はい……こんな日が来るだなんて思っていませんでした……
- サレナ:
こんなにたくさんの方に手を貸して頂いて……みんな……みんな……うぅ……
- ははは、泣くのはまだ早いよ。
- アルマン枢機卿:
そうです。あなたはこれからゴルタリオンⅧ世を演じるんですから、
涙は似合いませんよ。 - 主人公:
- そうアルマンが言うと、その場にいた他の皆も頷く。
- サレナ:
ぐすん……そうですね……あはは……
- マキナ:
では、私たちはスタンバイに入りますのでこれで……
- メリー:
頑張りましょうね!サレナさん!
- 解体者アザズ:
私はゆっくり撮影を見学させてもらいますね。
- 主人公:
- マキナ、メリーが自分の持ち場へ戻り、アザズはスタジオの隅っこに向かった。
- アルマン枢機卿:
では、私も各所の最終確認に行ってきます。
- うん。よろしく。
- 主人公:
- 別の場所ではすでに魔法少女チームとポックル達の撮影が行われている。
- 主人公:
- このスタジオでは、モモとポックルがゴルタリオンⅧ世を倒すために
共闘する…というシーンを撮影する。 - 主人公:
- 撮影が上手くいっていればラインリッターが先導してこのスタジオに
向かっているはず。 - 主人公:
- その時間がだんだんと近づく……
- 主人公:
- しばらくすると、アルマンが声をあげた。
- アルマン枢機卿:
みなさん!予定通りにモモさんたちがやってきます!プラン変更なし、
Aチャートで進めていきます! - アルマン枢機卿:
サレナさん、そろそろ所定の位置へお願いします。
- サレナ:
はい!
- 主人公:
- サレナは返事をすると深呼吸をして俺を見つめた。
その顔は真剣で、さっきまで泣いていたとは思えないほど凛々しかった。 - サレナ:
監督。本当に今までありがとうございました。
- うん。完成したら一緒に観よう。
- サレナ:
……一緒に……
- どうした?
- サレナ:
……いえ……!一緒に観ましょう!!
- 主人公:
- サレナはそう言って、気合を入れるように自分の胸を大きな拳で叩く。
- サレナ:
よし!気合入った!
- ……
- 主人公:
- 彼女の顔はその瞬間からサレナではなく、ゴルタリオンⅧ世になっていた。
- サレナ:
行ってきます。