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Transcription
- 主人公:
- こうして撮影は終了し、編集などを経て映画は完成した。
- 主人公:
- 今日はその映画をみんなで観るため、きれいに残っていた映画館に来ている。
試写会というやつだ。 - おお~……
- 主人公:
- 撮影に協力してくれたスタッフや非番の隊員達を招待して
客席は満員になった。 - 主人公:
- この映画は各地のインフラにも配給を行おうと思っている。
そもそも魔法少女マジカルモモは大人気作品だ。 みんなのいい娯楽になってくれるだろう。 - 主人公:
- 映画が始まるとみんなは笑ったり、驚いたり、泣いたり……
色んな反応を見せてくれた。 - 主人公:
- 隣に座るアルマンもサレナも良い顔をしていた。
- 主人公:
- 映画が終わった。
- 主人公:
- 時間や何もかもが足りなかった状況で作ったにしては
かなりいい出来の映画だと思った。 - 主人公:
- 俺がスクリーンに出てきたシーンは恥ずかしくて鳥肌が立ってしまったが……
- アルマン枢機卿:
陛下が出たシーンは黄色い歓声がすごかったですね。
- 映画は静かに観るものだろ……
- EB-48Gフレースヴェルグ:
そうですが、過去にはああいった歓声などがOKな応援上映というものが
あったそうです。 - えぇ……
- EB-48Gフレースヴェルグ:
静かに観たい方に配慮して、応援上映会も作りますか。私も応援したいですし!
- アルマン枢機卿:
そうですね、そちらの方がいいでしょう。ではこの後の上映会を二つに分けて……
- 主人公:
- 今日はこの後も数回上映される予定だ。
- サレナ:
か、監督……
- サレナ。どうだった?
- サレナ:
……こんなにたくさんの人に見てもらえて……すごく……すごく……
- サレナ:
感動しました。
- 主人公:
- サレナはそう言って涙を零した。
- サレナ:
ありがとうございました……
- うん。
- アルマン枢機卿:
ふふふ……
- サレナ:
アルマンさんも……本当に本当に……ありがとうございました。
- アルマン枢機卿:
私は何もしていません。全て陛下が……
- いや、今回はアルマンがいなきゃ始まらなかったよ。
- アルマン枢機卿:
陛下……
- 主人公:
- あの時アルマンがあの判断をしなかったら、こうなっていなかったはずだ……
- 主人公:
- ……
- 主人公:
- サレナは死んで果たすはずだった命令と目的を死なずに果たした……
- 主人公:
- これから彼女は何を目的として生きていくのだろう……
もちろんこの疑問が勝手なことだというのは分かっている。 - 主人公:
- 死なせなかったのは俺達だ。彼女のこれからには責任を持たなければならない。
- アルマン枢機卿:
……
- 主人公:
- そして、俺たちもずっとフクオカにいるわけではない。来週にはこの地を去る。
急かすようだが、これからのことを決めてもらわなければならない…… - サレナ。これからどうしたい?
- アルマン枢機卿:
……
- サレナ:
これから……ですか……
- 考える時間をあげたいけど、俺達もずっとここにいるわけじゃない。
- 主人公:
- そう言うとサレナは俺の顔を見たまま止まった。
- サレナ:
……
- サレナ:
あはは……どうしたらいいんでしょうね……全然わかりませんね……
あのシーンを演じる為だけに生きてきたから…… - サレナ:
それにあの鉄虫……ストーカーもこの手で倒せた……
やりたいことは全部やっちゃった…… - サレナ:
私って……もしかしたら、やりたいことを全て叶えた幸せ者かもしれませんね。
- 主人公:
- サレナは頭をぽりぽりと掻いて笑う。
- アルマン枢機卿:
……
- 主人公:
- アルマンはその言葉を聞いて、苦しそうに黙っていた。
- 魔法少女マジカルモモ:
何悩んでるんですか?好きなことを始められるってことじゃないですか!
- 主人公:
- すると、モモがサレナの後ろからひょっこり現れて笑った。
- サレナ:
好きな……こと……
- 魔法少女マジカルモモ:
そうです。好きなことをです!
- 魔法少女マジカルモモ:
サレナさんは生きる目的を決められて生まれました。
- 魔法少女マジカルモモ:
せっかくその目的を果たして自由になったんです。
- 魔法少女マジカルモモ:
これからは好きなことをいっぱいしちゃいましょう!
- サレナ:
……好きなことって言われても……わからない……です。
演じることしか頭になかったから…… - 主人公:
- サレナは胸の傷を撫でた。
- 魔法少女マジカルモモ:
わからなかったら、一緒に探しますから。
- サレナ:
一緒に……
- 魔法少女マジカルモモ:
はい!一緒に好きなことを…生きる目的を探しましょう!
死んでしまったモモも……私と同じことを言うはずです。 - 魔法少女マジカルモモ:
わかるんです。魔法少女だから……
- 魔法少女マジカルモモ:
友達だから。
- サレナ:
友達……
- サレナ:
………
- 魔法少女マジカルモモ:
まずは好きなこと探しを目的にしましょう。
- うん。俺も一緒に探すよ。
- アルマン枢機卿:
私もです。サレナさん。
- EB-48Gフレースヴェルグ:
私も当然!お手伝いしますよ!!
- 魔法少女マジカルモモ:
大丈夫です。みんながいますから!ね?
- サレナ:
……………すぐに見つかるかわからないけど……
- サレナ:
…………はい。
- サレナ:
よろしくお願いします……みなさん……
- - :
<あなたの楔にまごころを>END.