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Transcription
- 主人公:
- 今回はコンスタンツァが攫われるという大事件ではあったが、
幸い取り返しのつかない事態にならずに済んだ。 - 主人公:
- その事後処理もある程度終わり、オルカ号が落ち着いた頃……
- 主人公:
- 犯人その1。
- 主人公:
- 犯人その2。
- 主人公:
- 被害者。
- 主人公:
- 当事者3人を集め、改めて事情を聴くことにした。
- 主人公:
- だが、今回の被害者であるはずのコンスタンツァはというと……
- コンスタンツァS2:
火燕さん。お体の方は大丈夫ですか?
- 火燕:
…………大丈夫だよ。
- コンスタンツァS2:
それはよかったです。大分怪我をされていたので心配していたんです。
- コンスタンツァS2:
こよりさんも大丈夫ですか?
- こより:
あ、うん……私は火燕を一方的にぶん殴ってたから、ほとんど怪我してないし……
- コンスタンツァS2:
あそこまでする必要があったのでしょうか……?
- こより:
うん……次からは気をつけるよ。
- こより:
次があればの話だけど……
- 主人公:
- なんだこの状況は……
- 主人公:
- コンスタンツァは一応被害者なので怒ってもいいはずなのだが……
- 主人公:
- 本当は三人を会わせるのは反対だった……
でも、コンスタンツァの希望でこういう状況になった。 - これでいい…?コンスタンツァ。
- コンスタンツァS2:
はい、ご主人様!
- こより:
司令官。今回の事件は全部私が考えたことだから、火燕は関係ないよ。
- 火燕:
いや、こよりは関係ない。むしろ、こよりも被害者だよ。
全て私が計画してやったことさ。 - 主人公:
- 犯人二名はそれぞれ自分が悪いと主張している。
- その前に、まずやるべきことがある。
- 主人公:
- 俺は火燕と目を合わせる。
- こうやって実際に会うのは初めてだよな?
- 火燕:
そうだね。
- 俺が最後の人間、オルカの司令官だ。
- 火燕:
……戦国ブレードの敵役、四天王鬼道衆の一人。紅蓮の闇姫火燕。
- 主人公:
- 人間と認識してくれたようで、前回とは違って素直な態度だ。
- 主人公:
- これでまた何かあっても大丈夫だな。
- よし、挨拶もしたし……この事件のケリをつけよう。
- こより:
…………ご、ごめんなさい!全部私が考えたの、だから―
- 火燕:
違う。こよりは関係ない!私が全部やったんだよ!
- コンスタンツァS2:
つまり、こよりさんが考えて、火燕さんが実行に移したってことですね?
- 主人公:
- コンスタンツァが二人の庇い合いを呑気にまとめてしまった……
- 主人公:
- コンスタンツァは本当に怒ったりしていないようだ。
- 主人公:
- だが、コンスタンツァは居住まいを正した。
- コンスタンツァS2:
私が知りたいのは動機です。
- こより:
……
- 火燕:
……
- 主人公:
- その言葉に二人は黙り込んだ。
- コンスタンツァS2:
今回の事件に関わった者として知りたいんです。どうしてあんなことをしたのか。
- こより:
……少し頭の中を整理したいから待ってくれる?
- コンスタンツァS2:
どうぞ。
- 火燕:
いや、その必要はない。
- 火燕:
私が望んだことさ。
- コンスタンツァS2:
異界王の復活をですか?
- 火燕:
いや。
- 火燕:
演じたかったのさ。
- コンスタンツァS2:
……演じたかった?
- 火燕:
うちらの最後の記憶は……どうあがいても希望が見えない絶望的な状況だった。
- 火燕:
伝説は英雄譚を撮るなんて大見得切ってたけど、そいつらは死んで……
人類も結局全滅した。 - 火燕:
私が復元されるなんてもうないだろうからね……だから、また惨たらしく足掻いて
死ぬより、俳優らしく最後に一つ作品を演じたかったんだよ。 ……それが悪役で、死ぬことになってもさ。 - こより:
……昔の火燕、本当に絶望してたから……
- こより:
だから火燕が復元されてすぐに聞いたの。どうしたいのか。
- 火燕:
そして、あんたを攫ったのさ。悪役、火燕としてね……
- コンスタンツァS2:
……
- ……
- 主人公:
- コンスタンツァも俺もこれには何も言えなかった。
- 主人公:
- そんな風に絶望するしかなかった状況だったということか……
- 主人公:
- 誰かの願いにあれこれ言うつもりはないが……
- 主人公:
- 今回はコンスタンツァやオルカの隊員達にも迷惑がかかっている。
たまたま死人が出ていないだけだ…… - 火燕:
……うちらを殺すんだろう?
- えぇ?
- こより:
……覚悟はできてる。それ以前に私たちはバイオロイド……
拒否も反抗もできない。だから甘んじて受け― - いやいや!
- 主人公:
- 急にどうした!?
- そんなことしないから!
- 火燕:
何故?
- 何故って……
- コンスタンツァS2:
どうして殺されると思うんですか?
- こより:
死んでも当然なことをしたから……
- こより:
人間を騙して、困らせた……
- そんなことで殺すわけないだろ!
- 火燕:
でも…あんな騒ぎを起こしたんだ。処分されるのは当然じゃないのかい?
あんたの仲間たちにも示しがつかないだろう? - 昔はそうだったかもしれないけど今は違う。
- 主人公:
- 昔の人類だったらそうだったのかもしれないけど、今の人類は違う。
- 主人公:
- 唯一の人類である俺がそう決めたから。
- 主人公:
- それに今回は騒動にはなったが、一応無事に終わっている。
だから処分なんかしない。 - 主人公:
- コンスタンツァに万一のことがあったなら、俺もどうしていたかわからないが…
- コンスタンツァ、どうする??
- コンスタンツァS2:
う~ん……
- 主人公:
- コンスタンツァは俺の予想に反して悩んでいた。
- コンスタンツァS2:
過ちを犯したのですから、やはり罰は受けてもらいませんといけませんね。
- え?そうなの?
- 主人公:
- 俺は思わず情けない反応をしてしまった。てっきり何もしないのだと……
そして、こよりと火燕も驚いているようだった。 - 主人公:
- コンスタンツァは微笑みを浮かべながら言った。
- コンスタンツァS2:
信賞必罰は人事の基本ですからね。
- コンスタンツァS2:
罰の内容は私が決めてもよろしいでしょうか?ご主人様。
- え?ああ、うん……
- 主人公:
- 俺はまた気の抜けた返事をしてしまった。
- コンスタンツァS2:
ではお二人には……
- 主人公:
- コンスタンツァは処分を言い渡した。