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Transcription
- ソワン:
皆さん。お忙しい中、あるいは休暇中にキッチンの手伝いのために
集まっていただき、感謝いたしますわ。 - ソワン:
ご存知のように、新春パーティーが目前に近付いていまして、
キッチンの人手が全く足りていない状況ですわ。 - ソワン:
皆さんのおかげで、きっとパーティーの準備を無事に終えることができるでしょう。
- ソワン:
ですが……その前に……
- T-75ウェアウルフ:
ん?
- アルキュオネ:
どうしたの?
- ソワン:
神聖なキッチンでタバコを吸っていいと思っているのですか?
生ごみになりたいのですか? - アウローラ:
に、逃げて!ウェアウルフさん!アルキュオネさん!
- ソワン:
次は……
- 天香のヒルメ:
……何故そんな目で見るのだ?
- ソワン:
料理に毛が入ります。出ていきなさい。
- 天香のヒルメ:
そ、それはあまりにもではないか!?
- アウローラ:
あのぉ……料理長?
- アウローラ:
いくらなんでも手伝いに来てくれた方をこんな風に追い出すのは……
- ソワン:
アウローラさん。最高のパーティーにするためには最高の料理を
提供しなければなりませんわ。 - ソワン:
そして、私はパーティーで出す全ての料理に対して責任がありますわ。
- ソワン:
責任とは、料理のクオリティを下げず、問題を起こさないということですわ。
- ソワン:
これは明らかに問題を起こしそうな要素を事前に排除しているだけですわ。
問題ありますか? - アウローラ:
……いいえ……
- ソワン:
解かっていただけたのなら結構です。
- ソワン:
さて、残った方は作業を進めてください。
分からないことは私たちキッチンスタッフに聞いてください。 - ソワン:
あ、牛乳を使う時は出荷日を確認してください。
出荷日が昨日以前の牛乳は全て廃棄です。 - ソワン:
昨日以前の牛乳には妙な添加物が混入していますわ。
使ったら料理が全て台無しになります。 - ソワン:
……ふむ、想像していたよりは出来るようですね。
- エキドナ:
ふん。私が今までどれだけ料理を食べてきたと思ってるの?
この程度の料理、簡単に作れるわ。 - ソワン:
ところでエキドナさん。そこに用意していたメインディッシュは
どこにいきましたか? - エキドナ:
どうせ後でお腹の中に入るんだから、いつ入っても一緒でしょ?
- ソワン:
つまみ食いくらいは許してやろうと思っていましたが……
- ソワン:
そういえば、ヘビは……エサを丸ごと飲み込むそうですね……
- ソワン:
今、腹を開けばそのまま料理が出てくるでしょうか?
- アウローラ:
に、逃げて!エキドナさん!
- アウローラ:
あ…あの料理長?ちょっと確認してほしいものがあるのですが……
- ソワン:
どうしました?
- 疾走するアタランテ:
……
- アウローラ:
あの……これです……
- ソワン:
……
- ソワン:
この禍々しいものは何ですか?
- アウローラ:
アタランテさんが作ったハンバーグステーキ…です。
- ソワン:
これほどまでに自己を主張してくる料理は初めて見ましたわ……
- ソワン:
食べれば死ぬと私たちに訴えかけていますわ……
- 疾走するアタランテ:
くっ……!殺せ!
- ソワン:
……そこまで難しい料理をさせたつもりはありませんでしたが……
- ソワン:
もっと簡単な料理に変更します。
- ソワン:
次は目玉焼きにしましょう。これは自動調理器がありますので、
まったく難しくはないはずですわ。 - ソワン:
……
- アウローラ:
……
- 疾走するアタランテ:
……
- アウローラ:
えっと……どうやったら目玉焼きがこんな色になるんですか?
- ソワン:
アタランテさん…もしかして勝手に他の材料を使ったのですか?
- 疾走するアタランテ:
……いえ、卵しか使ってません。
- ソワン:
……
- 疾走するアタランテ:
くっ……!殺せ!
- ソワン:
おそらく……機械の調子がおかしいのでしょう……
- ソワン:
それでは……もう少し簡単なものをお願いしましょう。
- ソワン:
アタランテさんにお願いするのはカナッペですわ。
焼いたパンの上に食材を載せただけの簡単な料理ですわ。 - ソワン:
パンはアウローラさんが焼きますので、アタランテさんは具材を載せてください。
- ソワン:
……
- アウローラ:
……
- 疾走するアタランテ:
……
- アウローラ:
…放射線測定器を借りてきましょうか?
- ソワン:
本当にこれがチェレンコフ現象だったなら、私たちはもうすでに死んでいますわ。
- ソワン:
ですが……念のためにアウローラさんの能力で安全な場所に移しておきましょう。
- アウローラ:
はい!
- 疾走するアタランテ:
くっ……!殺せ!!
- ソワン:
アタランテさん…次は本当の本当に簡単な料理です。
- ソワン:
料理というのも怪しいですが…本当に簡単な料理ですので、大丈夫なはずですわ。
- ソワン:
お餅を電子レンジに入れて温めてください。
- ソワン:
……
- アウローラ:
……
- 疾走するアタランテ:
……
- アウローラ:
お餅が消えました……
- アウローラ:
料理って何なんでしょうね……私、自信が持てなくなってきました……
- ソワン:
アウローラさん、しっかりしてください。
- ソワン:
フー……
- ソワン:
アタランテさん?
- 疾走するアタランテ:
くっ……本当に殺せ!!
- ソワン:
殺せなどという言葉は滅多に言うべきではありませんわ。
- ソワン:
あなたは伝説所属です。伝説ではキャラクターの特徴を生かすために
極端な特性を持たせていると聞いたことがありますわ。 - ソワン:
設定が方向音痴であれば極端な方向音痴にし、
盲目であれば本当に目が見えない状態で作ったり。 - ソワン:
おそらく、あなたには料理ができないという特性が与えられたのでしょう。
どういう原理でそうなるのかは分かりませんが…… - ソワン:
だから、あなたに料理の才能が無いということはないはずですわ。
- ソワン:
食材を破壊する才能があるだけですわ。
- ソワン:
これは皮肉ではなく、純粋な推測ですわ。
- ソワン:
ですので、キッチンの仕事を手伝うのは不可能でしょう。
- ソワン:
せっかく手伝いを申し出てくださったのに、
このようにお断りすることになってしまい…心苦しいですわ。 - ソワン:
お詫びに、もし食べたい料理があればリクエストにお応えしますわ。
- ソワン:
何でもおっしゃってください。腕を振るいますわ。
- アウローラ:
(え……?料理長が優しい……?怖いよぉ!!!)
- 疾走するアタランテ:
申し訳ありません……役に立つことができず……
- ソワン:
いいのですわ。アタランテさんのミスなどではないのですから。
気にしないでください。 - ソワン:
アウローラさん、アタランテさんを送ってあげてください。
- アウローラ:
あ、ああ!はい!わかりました…!
- ソワン:
……
- ソワン:
フーーーー………
- アウローラ:
ただいま戻りました!
- ソワン:
アウローラさん、キッチンを至急洗浄します。体も洗いなさい。
- アウローラ:
はい?
- ソワン:
あのように食べ物を別の物質に変えることができるだなんて
尋常ではありませんわ。 - ソワン:
原因が分からない以上、万全を期しておきましょう。
- ソワン:
あとでドクターさんにどういう原理でああなるのか調べてもらわないと。
- アウローラ:
は、はい!!
- ソワン:
そして……この魚はアタランテさんが触れたのでしょうか?
- アウローラ:
え?ええっと……魚は触ってないと思いますが……どうしてですか?
- ソワン:
何かが変ですわ。傷付いてるものはハイエナさんのダイナマイト漁のせい
でしょうが…… - ソワン:
奇妙なねじれ方をしている魚がいくつかありますわ……
- アウローラ:
突然変異ですかね?
- ソワン:
そこまでは分かりませんが……
- ソワン:
……ふむ。
- アウローラ:
りょ、料理長!?食べたらまずいんじゃ……
- ソワン:
……アウローラさん、この奇妙な魚を全てドクターさんに提出してください。
料理に使えないというレベルの不味さではありませんわ。 - ソワン:
不味すぎて……どう料理すればいいのか、この私ですら思い付きませんわ……
- ソワン:
この世の味ではありませんわ……
- アウローラ:
何が原因なんでしょう……
- ソワン:
それは分かりませんが……一つだけ確かなことがありますわ。
- ソワン:
今日は徹夜確定ですわ。
- アウローラ:
……
- ソワン:
嫌ですか?
- アウローラ:
いえ!いいえ!
- アウローラ:
私は仕事をするために生まれてきました!
- アウローラ:
あはは!徹夜!楽しいな!嬉しいな!