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Transcription
- 主人公:
- ファフニールの巨大飛行船ハーカ、もとい龍の巣に乗船した。
- 主人公:
- 乗船メンバーは俺、ワーグ、フォーチュン、グレムリン、さらに俺の護衛数名。
追加の護衛はワーグがいるから大丈夫だと言ったのだが、 これだけはワーグが譲ってくれなかった。 - 主人公:
- しかし、ファフニールは乗船する人数が増えても特に気にする素振りはなかった。
- 主人公:
- いや、ただ自分のお宝を早く自慢したくて、
それしか考えていないだけのような気もする…… - ファフニール:
ふふーん!私のお宝を見たら、あまりの感動にむせび泣くはずよ!
- ファフニール:
私がすっごく苦労して集めたお宝なんだから!
- スターリング:
苦労?私たちの方が苦労してますよ。使い道もないのに無駄に重いだけの財宝を
ハーカに積む労力を考えてくださいよ。 - ファフニール:
なによ!戦ったのは全部私でしょ!
- スターリング:
そうですね。財宝に手を出さなければ戦う必要もなかった相手ですけどね。
- スターリング:
銀行を襲って回って、まだ生きてる警備AGSと戦って……
- 主人公:
- 基本的に喧嘩腰で喋っているが、二人の仲は良いようだ。
- ファフニール:
さぁ!ここが龍の巣の宝物庫よ!
- スターリング:
ハーカのバラストルームです。
- 主人公:
- 俺たちは部屋いっぱいの金銀財宝に圧倒された。
- 主人公:
- 以前、アンヘルの墓でも山積みになった大量の財宝を見たが、
ここの財宝は量も密度もアンヘルの墓をはるかに上回っていた…… - 主人公:
- 黄金、金塊、金貨、部屋を文字通り埋め尽くす黄金、絵画、銀食器、宝石、
装飾品、陶磁器、フィギュア、彫刻、そして黄金、黄金、黄金…… - すごい…ね。
- ファフニール:
ふふ!そうでしょ?凄いでしょ!素敵でしょ!綺麗でしょ~!
- ファフニール:
私が人生をかけて集めたお宝よ!
- ファフニール:
ここにある絵画は全部美術館にあった本物!そこにある王冠は王宮で見つけたわ!
あと、その柱は遺跡から切り出して持ってきたの!どれも最高級の逸品よ! - ファフニール:
でも、やっぱり私が一番好きなのは黄金!
- ファフニール:
形が変わってもほとんど価値が変わらない。錆びたり、風化もしない。
色んな使い道があるし、ずっしりとしてキラキラしてて! - ファフニール:
だから、頑張って集めたわ。
- ファフニール:
どのくらい集めたか知りたい?知りたくなくても教えてあげる!
その量なんと……! - ファフニール:
2万!4千!トン!
- ファフニール:
本当に大変だったわ!
- フォーチュン:
24,000t!?
- フォーチュン:
凄いわ!お姉さんも流石にビックリ!
- ファフニール:
ふふん…でしょう?
- フォーチュン:
24,000tもの積載物を載せて浮いてるなんて!凄すぎるわ!
- ファフニール:
あ…そっち?
- スターリング:
正確に言えば24,000t以上あります。
他の財宝もありますし、荷重に耐えるために床も補強しましたから。 - T-9グレムリン:
積載量もそうですけど、このハーカ自体がすごいですよ!こんな巨大な構造物を
作るのは理論上は可能ですよ?でもでも、実現できるかどうかは別の問題です! 予算!時間!人材!技術力!一つでも欠けたら絶対に作れません! - フォーチュン:
浮力を発生させてるガスは何?ヘリウム?水素?それとも別の気体?
- スターリング:
何も入ってません。
- T-9グレムリン:
何も入ってない?それはどういう意味?
- フォーチュン:
真空飛行船ってこと!?
- スターリング:
はい。真空飛行船です。
- T-9グレムリン:
こんな巨大な物体を真空構造にしてどうやって形を維持してるんですか?
- スターリング:
ブラックリバーの建築工学と材料工学、機械工学、航空宇宙工学、電気電子工学、
電波工学、光工学の粋を集めた結果です! - スターリング:
基本は硬式飛行船で複数の気嚢…気体が入っていない気嚢で構成されていて、
各気嚢の外側を圧縮応力が強い材料で断面二次モーメント…… - 主人公:
- スターリングはファフニールがお宝を自慢している時と同じ熱量で、
ハーカについて説明し始めた。 - 主人公:
- ファフニールとスターリングが一緒にいる理由がなんとなく分かる……
- スターリング:
そして、もっとも外側のシェルにそのクローキングフィールドと
熱及び電波ステルス技術を導入して探知を防ぐんです。 - スターリング:
ですが、大気の流れだけはどうにもなりませんので、
やむを得ず普段は高高度に留まることを前提に設計されました。 - スターリング:
一定高度までは浮力で上昇しますが、それ以上では別の浮力装置で……
- スターリング:
――動力は8つの複合核融合炉―
- スターリング:
――高い圧縮応力のおかげで小さな損傷程度は自ら修復―
- 主人公:
- あー…そういうことね…完全に理解した。
- …ファフニール、とりあえずみんなが解かるように説明して?
- ファフニール:
うん?あー?ふふ!えっと……うーん……あれよ。
- ファフニール:
わ、私の龍の巣もすっごいお宝ってこと!
- スターリング:
私がいなかったら動かせないくせに。
- ファフニール:
そ、それでも私のものなのは変わらないじゃない!
- フォーチュン:
司令官!お姉さん、この飛行船を調べたいんだけど!
エンジニア魂が熱く燃え滾っちゃってるの! - T-9グレムリン:
司令官!私たちもこれに近いものを作りましょう!
- T-9グレムリン:
滅亡前の人々が作ったんです!私たちだって作れるはずですよ!
- スターリング:
それなりにブラックリバーの極秘技術の塊なので……
ロストテクノロジーに近いのですが? - フォーチュン:
大丈夫よ!オルカには凄腕の技術者が勢ぞろいしてるんだから!グレムリンに、
解体者アザズ、ドクター、スカラビア、そしてこのフォーチュンお姉さん! - フォーチュン:
さらにとっても優秀なA.I.ちゃんもいるから時間と予算と資材があれば、
出来ると思うわよ! - T-9グレムリン:
まずは真空飛行船という概念から諦めれば難易度は下がりますね。
あ、でも、それだとなんか負けた気がする…… - 主人公:
- オルカの技術者代表は興奮して議論し始めた。
- 主人公:
- ふとファフニールを見ると不満そうな顔をしている。
- 主人公:
- 自分よりスターリングが注目されているからか?こういう時は……
- そこにあるフィギュアって何?
- ファフニール:
え?ああ!あれはね?ビスマルク作品のフィギュアよ!
試作品なんだけど、後で設定が変更されて世界に一つだけに なっちゃった超珍しいものなのよ! - 主人公:
- ファフニールはそれは嬉しそうに自分のお宝の説明をし始めた。
- 主人公:
- 本当にお宝のことが大好きなんだな。
- 主人公:
- 少し俗っぽいかもしれないけど、そこまで真剣でいられることが
素直に素敵だと思った。