Transcription

1. クローバーエース:

   村は全部回ったね……

2. クローバーエース:

   あとはオルカまで歩かせるわけにもいかないし、輸送手段をどうするかかな？

3. アルマン枢機卿:

   そうですね。それと、荷物を最低限にまで減らしてもらう必要があります。

4. アルマン枢機卿:

   大切にしている物、今まで集めた物などがたくさんあるでしょうから……

5. クローバーエース:

   生活必需品はオルカがほとんど提供するしね……

6. アルマン枢機卿:

   それでも簡単には捨てられないでしょうね。

7. アイアンアニー:

   どんなに性能がいいバイクがあっても、プレスリーにこだわるみたいに？

8. クローバーエース:

   じゃあ飲酒運転はやめなよ。

9. クローバーエース:

   事故ったら大切なバイクがなくなっちゃうでしょ？

10. アイアンアニー:

    私は酒を飲んだ方が運転が上手くなるの！

11. クローバーエース:

    いや、絶対あり得ないから……

12. クローバーエース:

    ていうか、保安官がそんなこと言ってもいいの？

13. アイアンアニー:

    飲酒運転する奴が多くて、移っちゃったのかもね。

14. アイアンアニー:

    ほら、深淵を覗く時、深淵もお前を覗くのだって言うじゃない？そゆこと！

15. アイアンアニー:

    それに私はもう手遅れよ。

16. クローバーエース:

    ……この臭い……アタシの勘違いだと思ってたけど、まさかもう飲んでる？

17. クローバーエース:

    アルマン、シティーガードに通報する？

18. アイアンアニー:

    残念、私は別の保安部署だからシティーガードは干渉できませーん。私を捕まえたら問題にしちゃうぞ～？

19. クローバーエース:

    指揮官直属の秘書の前でそんなこと言っていいの？

20. アルマン枢機卿:

    ご安心を。クローバーエース。

21. アルマン枢機卿:

    現在、アイアンアニーは自分の役割をしっかりと果たしています。

22. アルマン枢機卿:

    ですから、いま彼女が逮捕されると彼女の管轄の治安に空白が発生するので……

23. アルマン枢機卿:

    後任を見つけてから逮捕しましょう。

24. アイアンアニー:

    枢機卿のお嬢ちゃんが言うとガチっぽく聞こえるからやめない？

25. アイアンアニー:

    え？もしかして確定してる未来なの？

26. アルマン枢機卿:

    ふふ、どうでしょう？

27. アイアンアニー:

    だから態度がヴィランすぎるのよ！この子！

28. アルマン枢機卿:

    ヴィランでしたので。

29. クローバーエース:

    それじゃあ、とりあえず帰って輸送手段を考えてみよっか。

30. クローバーエース:

    一度にたくさんの人を運ぶ必要はないよね？

31. アイアンアニー:

    ……ううん。そんなに悠長に構えてられないかも。

32. アイアンアニー:

    鉄虫よ。

33. クローバーエース:

    ……それに…マリオネット？

34. クローバーエース:

    というか、鉄虫の数多くない？

35. アルマン枢機卿:

    ……私の予測と違いますね。

36. アルマン枢機卿:

    これは計画の修正が必要そうです……

37. アイアンアニー:

    修正もなにも、まずはこいつらを片付けないと何も始まらないわね！

38. アイアンアニー:

    さぁ！仕事の時間よ！お嬢ちゃん！

39. クローバーエース:

    そこをもうちょっとカッコよく言ったらドラマチックになるんじゃない？

40. クローバーエース:

    今のだと普通な気がする。

41. アイアンアニー:

    べ、別に普通でいいでしょ！？

42. アイアンアニー:

    日常物だったらこんなもんよ！