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Transcription
- ジソク:
アミーナ……!!!
- ジソク:
アミーナ・ジョーンズ!!!
- コンスタンツァS1:
あっ、ご主人様。
- :
- ジソクはコンスタンツァの両肩を壊れるくらいに強く掴んだ。
- ジソク:
今すぐにアミーナを呼び出せ!!!
- コンスタンツァS1:
うっ……ご、ご主人様…
- コンスタンツァS1:
現在、アミーナ・ジョーンズはしばらく留守に……
- ジソク:
個人的な理由で勝手にいなくなるなんて舐めてるのか!?
- ジソク:
エヴァは!エヴァはどこだ!!
- コンスタンツァS1:
確認中ですが、おそらくアダム・ジョーンズの……
- バニラ A1:
ご主人様!お話し中に申し訳ございません!
- バニラ A1:
ラビアタがセキュリティーシェルターから逃走しました!
- :
- ジソクは掴んでいたコンスタンツァの体をバニラの方に突き飛ばす。
- ジソク:
私がいないと何もまともに出来ないのか!!!そんなに難しいことか!!?
- ジソク:
役立たずが!!全部…殺してやる!!!
- コンスタンツァS1:
ご、ご主人様……
- コンスタンツァS1:
先ほどアダム・ジョーンズの所在が確認されたという連絡が入りました。
- ジソク:
…!!!
- ジソク:
そうだ!!アダムだ!!!
- ジソク:
何をしている!!!出せるバイオロイドを全部出せ!!!
- ジソク:
あのクソッたれを捕まえるんだ…!!!
- コンスタンツァS1:
そ、それが…
- コンスタンツァS1:
ブラックリバーが非公式に所有している場所でバイタル信号が途絶えました…
- コンスタンツァS1:
アダム・ジョーンズは午前4時ごろ、
- コンスタンツァS1:
死亡したものと……
- ジソク:
……
- ジソク:
死んだ?
- ジソク:
…何かの間違いだろ!?
- ジソク:
あ、あいつは…人生そのものが演技で……全部偽物だったんだぞ……!!
- ジソク:
私を馬鹿にするために自分の妹を虫のように扱った奴が死んだ…?
- ジソク:
それを私に信じろというのか!?
- ジソク:
お前ら全員で私を陥れようとしているんだろ!!
- ジソク:
アミーナ!!!狡猾なお前だ!!全て、お前の策略なんだろう!!?
- コンスタンツァS1:
…直接現場に向かったラビアタが伝えてきた内容なので……
- コンスタンツァS1:
そのようなことはないかと……
- コンスタンツァS1:
……
- ジソク:
……
- ジソク:
ハハハハ!
- ジソク:
ハハハハハハハ!!!
- ジソク:
アダム……!!!
- ジソク:
お前は最後まで私に“最悪”をくれるんだな……
- ジソク:
ああ……!!
- ジソク:
そうだな…それがいい。
- ジソク:
アダム、どうせお前は地獄に落ちた。
- ジソク:
私が行くまでそこで一人寂しく見守っていろ。
- ジソク:
この世が…
- ジソク:
どういう風に地獄に変わるのかを……
- :
- それからしばらくして…
- :
- アダム・ジョーンズの死が一斉に報じられたが、
- :
- ブラックリバーに補償を受ける秘密協約が結ばれ、事件はすぐに隠蔽された。
- :
- そして、その後もバイオロイド産業には逆風が吹く状況にも関わらず
数多くの企業が次々と参入し、市場は混迷を極めた。 - :
- しかし、“新人類”の登場でこれだけ混沌とした世界に…
- :
- また新たな“変化”が訪れることになる。
- :
- 2101年、ゴビ砂漠。
- アクア:
ふぅ…暑い……
- アクア:
ご主人様……
- アクア:
あの~…暑いですぅ……
- 男:
もう少し頑張って……
- 男:
もうすぐだから……
- アクア:
ていうか、ご主人様ぁ……
- アクア:
私ってそもそもお庭を管理するために作られてるのに……
- アクア:
こんな砂漠に連れてこられても何も出来ませんよ……
- 男:
しょうがないだろ…
- 男:
君が一番安かったんだから……
- 男:
それに人間に依頼しようとしても…
- 男:
誰もこんな砂漠の真ん中には来てくれないんだよ……
- アクア:
チッ……
- 男:
…君、いま舌打―
- アクア:
え?なんですかぁー?
- アクア:
耳だけはいいんだから……
- ???:
ギッキッキキ
- アクア:
…?
- アクア:
ご主人様…
- アクア:
何か変な音が聞こえませんでしたか?
- 男:
…?
- 男:
え……?そうか……?
- ???:
キギッキッギギギギ…
- アクア:
ほら!やっぱり!
- アクア:
あっちから聞こえます…!
- 男:
…こんな砂漠で?
- 男:
だとしたら救助要請かもしれないな…。誰かが遭難してるのかも!
- アクア:
早く行ってみましょう!
- ???:
ギギギッキッキキキキキ……
- アクア:
うっ…!
- アクア:
ご主人様…これは一体…何ですか……?
- 男:
なんだろう……
- 男:
砂虫……?
- :
- 正体不明の金属生命体が“三安産業”のバイオロイドによって初めて発見される。
- :
- 未知の合金と人間には再現できないほど複雑に構成された回路など…
- :
- 驚異的な技術を目の当たりにした三安産業はこの生命体に
「Metal Parasite NW101」と名付け、研究を開始する。 - :
- 優れた情報網を持っていたPECSの秘書レモネードとブラックリバーの
080機関はすぐさま三安のこの情報を入手し、結託。 - :
- 金属生命体の奪取を目論むが失敗に終わる。
- :
- そして、この金属生命体を巡る攻防が長期戦になると踏んだジソクは、
ある決断を下す。 - ジソク:
あのウジ虫どもめ……
- ジソク:
誰かいるか!
- セラピアスアリス:
はい、会長。お呼びでしょうか?
- ジソク:
すべての幹部を招集しろ。
- ジソク:
そして、今から三安で生産されるバイオロイド全てに戦闘モジュールを
搭載するように伝えろ。 - セラピアスアリス:
わかりました。
- ジソク:
スパイを使って我が三安の邪魔をするとは……
- ジソク:
舐められたものだ…
- ジソク:
この機会に誰が上なのか…教えてやるとしよう。
- ジソク:
奴らを黙らせれば…
- ジソク:
いよいよ…私の念願も叶う。
- ジソク:
ふ……お前たちの夢が叶った時は、私はそばにいたのに…
- ジソク:
私の夢が叶う時は誰もいないんだな…
- ジソク:
……寂しいじゃないか…
- ジソク:
アダム。