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Transcription
- ポックル大魔王:
……
- オベロニア・レア:
こちらの方が私たちのご主人様です。まずはご挨拶を。
- ポックル大魔王:
…あ、あの…社長?じゃなくて…司令官と呼べばいいでしょうか…?
- 好きに呼んでくれ
- 主人公:
- レアの連れてきたポックルというバイオロイドは
一目で相当疲れているというのがわかった。 - 主人公:
- 堂々と立ってはいるが、大きな目は不安できょろきょろしていて、
遠くの機関室から音が聞こえる度にビクンビクンと身体を震えさせていた。 - ポックル大魔王:
本当にありがとうございます…
私を受け入れてくださって…もう私…大変で大変で…… - 安心してくれ。ここは安全だから
- ポックル大魔王:
……
- ポックル大魔王:
…ぐすん…
- ど、どうした!?
- 主人公:
- ポックルがいきなり泣き出し、俺がうろたえている間、
レアが彼女を優しく抱きしめた。 - 主人公:
- 彼女にいったい何があったんだろうか…。
- ポックル大魔王:
はぐど…うえぇぇ…ほんどうに酷いんですよ…もう…うえぇぇ…
- 主人公:
- ポックルには積もる話があったらしく、
俺は彼女が気楽に話せるよう椅子を用意してあげた。 - ……:
2時間後
- ポックル大魔王:
私、白兎に数百回は言ったと思います。
- ポックル大魔王:
全てはお芝居で、既に世界は滅んだからもう戦う必要はないって…
仲間同士仲良くやっていきたいって…そう言いました… - ポックル大魔王:
でも…白兎は全く耳を傾けてくれませんでした…むしろ激怒したんですよ?
- ポックル大魔王:
白兎には…私が悪役を演じるだけのただの女優ってことが、
理解できないみたいでした… - ポックル大魔王:
だから…私は逃げ続けるしかなかったんです…何年も…何年も…
- ポックル大魔王:
でも…闇雲に逃げ回るよりは…
鉄虫の方に誘導して鉄虫を減らしたらいいんじゃないかと思いまして… - オベロニア・レア:
なんていい子なんでしょう…
だからあえて鉄虫の群れに紛れる危険を冒してたんですね。 ポックルさん…本当に可哀想でどうしたらいいの… - 主人公:
- 実のところ、俺はポックルの行動があまり理解できずにいた。
- 主人公:
- そんな危険な場所に逃げ込むより、相手が正気に戻るよう、いっその事…
- 実力行使に出たらダメなのか?例えば…頭を…
- ポックル大魔王:
それは絶対ダメです!
- …ダメ、とは?
- ポックル大魔王:
…私と白兎が本気でぶつかれば、きっとどちらかが大怪我をしてしまいます。
私はそんなことは…望んでません…。 - トリアイナ:
あの…キャプテン?暴力はよくないよ暴力は。
ポックルんは最悪の事態を避けるために 自分なりの最善を尽くしてきたんだよ?うんうん。 - まぁ…確かに…
- 主人公:
- トリアイナは今の状況を楽しんでるようだ。ポックルん…。
- トリアイナ:
私はこの魔王様のことがますます気に入ったよ。私、魔法少女しててよかったかも。
- トリアイナ:
あ、そうだ!私たちって四人の魔法少女だった!まだ人員が足りないじゃん…
こうなったら、もう一人魔法少女を探してくるよ! - トリアイナ:
レアも楽しみにしててね!
今度こそ私が「本物の!」魔法「少女!」を連れてくるから! 小さくてかわいい女の子をね~! - …まだ生きていたいなら、逃げろ、トリアイナ。
- オベロニア・レア:
……
- トリアイナ:
あははは…?私また何か失敗した…?
- トリアイナ:
じ、じゃ、またね~!
- オベロニア・レア:
まったくもう…トリアイナは元気で困りますね。
- オベロニア・レア:
はぁ…それでどこまで話しましたっけ?
- ポックル大魔王:
えっと…私が逃げ回って鉄虫の群れに隠れていたって話でしょうか…
- オベロニア・レア:
…そうだ!私にいい考えがあります。聞いてみます?
- ポックル大魔王:
はい!な、何でもいいです!この状況から抜け出せるのなら、何でもします!
- オベロニア・レア:
ふふ、ポックルさんはご存知じゃないでしょうけど、
このオルカにはそれはそれはとても賢い博士さんがいます。 - オベロニア・レア:
ポックルさんさえよければ、私がその博士さんから助言を仰ぎたいと思います。
どうでしょう?いいですか? - ポックル大魔王:
ほ、本当ですか!ここにそんなに賢い博士さんがいるだなんて…!
本当に良かったです! - まぁ、ドクターは確かに頭はいいけど…大丈夫かな…
- オベロニア・レア:
ふふ、大丈夫ですとも!うちの博士さんはなんと獲得した博士号の数が…
- 主人公:
- レアの提案が嬉しかったのか、話を聞いているポックルの顔が明るくなり、
艦長室の淀んでいた雰囲気もやっと和んでいく気がした。 - 主人公:
- …で、この音は何だ?誰かこっちに…
- 魔法少女マジカルモモ:
ご、ごめんなさい!白兎ちゃんを止められませんでしたー!!!!
- 魔法少女マジカルモモ:
白兎ちゃんがそっちに向かっています!ポックルさんを隠してください!
- ポックル大魔王:
ひいいやああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
- や、やばい!
- 主人公:
- 白兎とポックルがここで遭遇してしまったら、どんな惨状が広がるか
予想がつかない!とにかくポックルを隠さないと! - 主人公:
- くっそ…艦長室の出口は一つしかないのに…
- 主人公:
- ポックルが隠れられそうな場所は…ここだけか!?
- ポックル!?
- ポックル大魔王:
もうダメだ…本当に…友達に殺されてしまうかも知れない…
- ポックル!!
- ポックル大魔王:
はい…社長…?私…死んじゃう…死んじゃうよぉ…!
うぅ…もうダメだぁ…あぁ… - ここに隠れろ!
- 主人公:
- 俺は机の下を指した。
- ポックル大魔王:
社長…?
- ポックル大魔王:
わ、分かりました!少しだけ失礼します!
社長、足を開いてください… - 魔法少女マジカル白兎:
マジックジェントルマン!?無事ですか!!
- あ…う、うん…何が?
- 魔法少女マジカル白兎:
良かった…連絡がつかないから、私はあなたに何か起きたんじゃないかと…。
- 魔法少女マジカル白兎:
…ジェントルマン、あなたも巨大組織の司令官、
色々と忙しかったのでしょうね…失礼しました…。 - 魔法少女マジカル白兎:
ですが、あなたに何かあったら私は…自分を許せなくなります…。
- 心配した?なんかほんとすまんな…?
- 魔法少女マジカル白兎:
…いや…私が心配し過ぎただけのようです…
今回のことは謝ります…。私の無礼を許していただけますか…? - 主人公:
- 俺を見つめる白兎の目尻は相変わらず鋭いが、その目尻は少し潤んでいた…。
- 主人公:
- 彼女を見つめ返す俺の背筋も冷や汗で潤んでいる…じゃないな、びしょびしょだ。
- うん。許す!心配しないで!
- 魔法少女マジカル白兎:
そうかですか…あなたは本当に…紳士的なお方です…。マジックジェントルマン。
- そう?ま…まあ…ね?
- 主人公:
- 俺を見つめて何故か恥らう白兎。
でもそろそろ白兎に部屋を出て行ってもらわないと…。 - 魔法少女マジカル白兎:
…ジェントルマン?あなたがよければ…そちらに行ってもいい…でしょうか?
今すぐにでも…次の段階の儀式を… - 待て待て待て!!
- 主人公:
- やばい。このままじゃ白兎にバレてしまう。
- 魔法少女マジカル白兎:
…ジェントルマン…?
- 魔法少女マジカル白兎:
マジックジェントルマン?お体に何か異常でも?どうしてそんなに震えてるんです?
私が調べてみましょうか? - い、今すぐ出撃だ、白兎!
- 魔法少女マジカル白兎:
ん!?急にどうしてです!?出撃!?まさか…私との儀式が恥ずかしいのでは…?
- オベロニア・レア:
わ、分かりました、ご主人様。大魔王を追跡しろということですね?
- そ!それー!
- オベロニア・レア:
お二人とも?私についてきてください!時間は無駄にできませんよ。
魔王の痕跡を見逃したら本当に大変になりますから。 - 魔法少女マジカル白兎:
…ふふ…そういうことでしたか…。さすがジェントルマン…男らしい決断力…
- 魔法少女マジカル白兎:
月の光に魅入られて貴重な時間を無駄にするところでした…
悟らせてくれたことに感謝を…。魔法少女マジカルレア。 - 魔法少女マジカル白兎:
私たちは直ちに出撃します。
武運を祈っていてください、マジックジェントルマン。 - 魔法少女マジカル白兎:
そして次の儀式は…またの機会に話しましょう。
- ……
- 幸いにもポックルのことはバレてないけど…
- 他の問題が発生してしまった。
- ポックル大魔王:
アノ…社長…?
- ……
- ポックル大魔王:
お尋ねしたいことがあるんですが…良いでしょうか…。
- …ナニ?
- ポックル大魔王:
机の下にいる…えっと…つまり今私の隣にいるこの方は…いったい誰ですかぁ…?
- 主人公:
- ポックルの質問に俺は頭を抱えた。