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Transcription
- 主人公:
- 戦闘を終えて帰ってきた魔法少女たちは、口いっぱいに月見餅を頬張っていた。
俺も何個かもらって食べている。 - 主人公:
- モモの話によると、満月の日にはみんなで集まって、
この餅を分け合って食べることが満月の祭りなんだという。 - 主人公:
- 女の子たちとお菓子を食べながら騒ぐだけの平和な日常。
これがモモの話していた満月の祭り。 まぁ…何でそうするのかは意味がわからないけど… - 主人公:
- 今日みたいな日がずっと続けばいいなと…本当に思った。
- ポックル大魔王:
悪者と戦った後に食べるお餅って美味しいんですね…?
あ~なんか幸せ…理由もなく悪の道を歩いてましたけど、 人生の半分は損してた気がします。 - オベロニア・レア:
ふふ、魔法少女になれてよかったですね。
これで私にも後輩魔法少女が出来たってことでしょうか? - オベロニア・レア:
魔法少女やっててよかったです~。ふふ~!
- ポックル大魔王:
あー!そうですね!先輩ですね!これからも頑張ります!よろしくお願いします!
- ポックル大魔王:
うーん…自己紹介しちゃいますと…
音楽を聴くのが好きです。あと… - キャロルライナ:
本当ー!?だったらキャロルと一緒にライブ行くー?
スレイプニールがライブやるって言ってたよ! - ポックル大魔王:
はい!行きます!
あ、あとですね…私も歌うのが大好きなんです!コラボライブとかしたいですね! - キャロルライナ:
最高ね!もしかして、ビートに合わせてホッピングしてダンスすることもできる?
- ポックル大魔王:
はい!?えっと…それは…
- ポックル大魔王:
ごめんなさい、私、踊るのは下手っぴで…えへへ…他のことじゃダメでしょうか。
例えば…えっと… - トリアイナ:
ドクター!ドクター!魔法の秘密は明らかになった?
- ドクター:
お姉ちゃんたちも来たんだね!へへ~ん!
魔法の秘密の研究はもう終わっちゃったよー! - ネオディム:
ドクター、魔法って本当にあった?
- トリアイナ:
本当に?なになにー?教えて教えてー!
- ドクター:
えっへん!それはね~…ふっふっふっ…
あの角に秘密があったんだよ…あれの出力を弄ったらお兄ちゃんだって… ぐへへ… - ドクター:
…やっぱりやめた。ここで言っちゃったら面白くないし。
ねっ?お兄ちゃん? - …いや、気になるんだけど…
- ドクター:
それに、トリアイナお姉ちゃんだってもう魔法少女でしょ?
魔法の秘密は自分で見つけるものだよ~! - トリアイナ:
そんな面倒くさいのは博士キャラの仕事でしょ~?
- トリアイナ:
それに…噂で聞いたよ…ドクター、実は「秘密のお薬」が完成してるって…?
- ドクター:
だ、ダメだよ!それはほんとに秘密なんだってば!
みんなが知ってたら秘密じゃなくなるでしょ~!? - トリアイナ:
ふふ…私にもその成長促進剤をちょうだいよ。いや!私にいい考えがある!
私でテストしたら良いのよ。どう? - ドクター:
ダメだよ。バカなの?
- トリアイナ:
ああ~ん!どんな薬なのよー?
きっとナイスバディでセクシーダイナマイトになるお薬なんでしょ? だから早くこのトリアイナお姉さんに… - トリアイナ、逃げろー!
- トリアイナ:
ドクター?ねぇ、何してんの!?このロケットはまずいって!らめぇー!!
- ネオディム:
トリアイナは海に潜れて、空も飛べる…
- ネオディム:
…そして…面白い。
- みんなが笑って騒いでいる中、独り遠く離れている場所に佇む少女が見えた。
- 魔法少女マジカル白兎:
……
- 白兎?ここで何してるんだ?
- 魔法少女マジカル白兎:
マ、マジックジェントルマン?なんでここに…
- 主人公:
- 白兎はポックルを救って以来、どこかやる気を無くしていた。
チェーンソー…マジカルピンクムーンライトを持っている姿も どこか以前とは違って見えてしまい心配になる。 - 食うか?
- 魔法少女マジカル白兎:
い、いや、私はいいです。
はぁ…もう…誰と戦えばいいのか分からないんです…。 - 主人公:
- 白兎はポックルの方をチラ見して、長めのため息を吐く。
- まだ鉄虫はいっぱいいる…
- 魔法少女マジカル白兎:
…残りの鉄虫と戦えということですか…
そうですね…これしきのことで気を抜いてはいられない…。 - 魔法少女マジカル白兎:
マジックジェントルマン…あなたは本当に優しい人です。
- 魔法少女マジカル白兎:
…ジェントルマン?今日こそは…何も考えず私と「第二の儀式」を…
- 魔法少女マジカルモモ:
白兎ちゃんここにいたんだね?ポックルさんとちゃんとお話した?
ポックルさんももう魔法少女なんだよ? - ポックル大魔王:
あの…白兎…さん?
- 魔法少女マジカル白兎:
ふん…今の気持ちを忘れないことね…。
さもなくば…私がまたお前を倒しに… - ポックル大魔王:
それは…あはは…心配しないでください、白兎さん。
もう…私は善い魔法少女ですから…。 - 魔法少女マジカル白兎:
……
- 主人公:
- 白兎は何か言いたそうだった。
何年も追いかけ続けていた大魔王が…今は仲間の魔法少女…。 何を思っているのだろうか…。 - ポックル大魔王:
あ、あの、白兎さん?何か私に話したいことでも?
- 魔法少女マジカル白兎:
…その…大魔王のとき…私が苦しめて…悪かった…
- ポックル大魔王:
え?白兎さん?
- ポックル大魔王:
そんな…。いいえ…あの時は私が大魔王だったから…
白兎さんだって仕方なかったんでしょ? - 魔法少女マジカル白兎:
……
- 魔法少女マジカル白兎:
…だとしても、モモの言う通りにお前が改心できるってことを知っていたら…
…殺そうだなんて思わなかった…。ごめんなさい… - ポックル大魔王:
…そうかもしれません…。でもそれは白兎さんのせいじゃないですよ。
それよりどうですか?私、魔法少女の衣装をデザインしてみたんですけど… - 魔法少女マジカルモモ:
かわいいよね。白兎ちゃん、オードリーさんが力を貸してくれるって。
- ポックル大魔王:
はい。はい!ですので…
こ、これからもよろしくお願いします… - ポックル大魔王:
先…輩…
- 魔法少女マジカル白兎:
……
- 魔法少女マジカル白兎:
…ちっ!
- ポックル大魔王:
…白兎…さん…?
- ポックル大魔王:
もしかして…嫌なんでしょうか…?
私なんかと…一緒に魔法少女をするだなんて… - 主人公:
- ポックルはかなりショックを受けたみたいだ…。
彼女なりに勇気を出してここまで来ただろうに…。やるせないな… - 主人公:
- でも…勇気を無くしてはいけない。
いつまでもこんなぎこちない関係ではいられないんだから… - ポックル大魔王:
ごめんなさい、モモ…私が余計なこと言っちゃってモモにまでご迷惑を…
- 魔法少女マジカル白兎:
た…食べる…?
- 主人公:
- 戻ってきた白兎の手にはマジカル月見餅があった。
ポックルはうろたえながらもそれを受け取った。 - ポックル大魔王:
え?えっ!?
- 魔法少女マジカル白兎:
まだ魔法衣装を着ていない君を魔法少女と認めることはできない…。
…それが「ルール」だから…。 - 魔法少女マジカル白兎:
…そして…
- 魔法少女マジカルモモ:
そして~?
- 魔法少女マジカル白兎:
……
- 魔法少女マジカル白兎:
「先輩」って気色悪い呼び方はやめて…。
もし…本物の魔法少女になるつもりなら…なおさら…。 - ポックル大魔王:
…うぅぅ…ありがとう…白兎さん…
- ポックル大魔王:
私ね…あのね…
- ポックル大魔王:
あんたのせいで大変だったんだから~!知らなかったでしょ~!?うあぁぁぁぁん!
- 魔法少女マジカル白兎:
でかい奴がわんわん泣かないで!!あと、急にタメ口になるのも…!!
- 主人公:
- 白兎とポックルの中で俺にはわからない何かが通じ合ったみたいだ。
それに白兎が少しずつだが少女らしい表情を見せるようになってきた気がする。 - 魔法少女マジカルモモ:
うん?司令官、どうしましたか?
- …白兎の雰囲気が少し変わったかなって…
- 魔法少女マジカルモモ:
白兎ちゃんは、巨大な悪を前にしたときに強くなる魔法少女ですから。
今の白兎ちゃんは…ふわふわ白兎ちゃんですね? - 主人公:
- そのネーミングセンスはいまいちよく分からないが…
まぁ少女らしい白兎ってことだろう。 - 主人公:
- とにかく、
ポックルはもうマジカルピンクムーンライトにムーンライトされなくなった。 - 主人公:
- まぁ、ポックルが本物の大魔王にならない限り…
ムーンライトされるのは鉄虫だけだろう。 - ポックル大魔王:
あの…社長?私たちと一緒にあの人…えっと…オードリー!
オードリーさんのブティックに行きませんか? - ポックル大魔王:
満月の祭にもお仕事されているとのことでしたが…
オードリーさんから私たちはいつでも歓迎だって言われましたし、いいですよね? - ああ。先に行っといてくれ
- ポックル大魔王:
はい、ではお先にー。早く来てくださいね?
- ALファントム:
…あ、あの…
- ALファントム:
はぁ……今回も失敗か…
- 魔法少女マジカル白兎:
そこでなに突っ立ってるんです?あなたも…これを受け取って?
- ALファントム:
えぇ!?こ、これはマジカル月見餅?
- 魔法少女マジカル白兎:
確か、潜伏の達人だと聞いてます…マジカルスニーキングの使い手は初めて見ました。
どうですか?あなたも魔法少女になってみませんか? - ALファントム:
し、司令官!?
- 行ってきな、ファントム
- ALファントム:
あ…あの…私には…まだ心の準備ができて…ないけど…
- ファントムは顔を覆ったまま白兎とポックルに連れていかれた。
照れ隠しなんだろうか。 - …あ、そういえば!
- そういえば、これをモモに返すのを忘れていた。
- 懐からモモの古びた脚本集を取り出した。
何故か返す前に読みたくなってきて、再度読み直した。八月の満月夜… - この古びた脚本集には魔王と魔法少女たちがいた…
夢と希望、そして血飛沫が舞う…なかなか残酷な戦闘シーンまで… - 最後はポックル大魔王が魔法少女マジカル白兎に「殺される」ことで幕を閉じる。
- ……
- 無駄に残酷に描写されたポックルの死亡シーンは、
最後のページの半分以上を占めており、 俺は何故か無性に悲しくなった。 - これは…ひどいな…
- その時、
- 最後ページが魔法のようにバラバラと崩れて床に飛び散った。
…脚本集が古すぎたせいだろうか。もしくは… - 魔法少女マジカルモモ:
これが、魔法の力なのでしょ~!ふふっ…
- ごめん。大事な物だったのに…
- 魔法少女マジカルモモ:
えへへ、気にしないでください、司令官。これは…ただの脚本集ですから。
もう…起こる事の無い…起きてはならないお話の… - 主人公:
- モモは俺を見て笑って見せた。
- 魔法少女マジカルモモ:
そして、新しい満月夜はここから始まるんですから!
魔法少女になったポックルさんとそれを見守る白兎ちゃんのお話が始まるのです! - 主人公:
- 俺は思わず足元に散らばった最後のページを見下ろしたが…
やはりポックルが殺されるあのシーンを見たいとは思わなかった。 - 魔法少女マジカルモモ:
いいと思いませんか?司令官?
- 新しい満月夜…ね
- 主人公:
- そうだ。俺たちの満月夜は、この「八月の満月夜」なんかとは違う。
- 主人公:
- 続々と増えていく魔法少女。
そして彼女たちとはまだ距離を置くオルカの隊員たち… - 主人公:
- 怪物が現れ立ち塞がるも、
最後まで諦めずそれに立ち向かう強い心を持つ魔法少女たち…。 - 主人公:
- そして…無事に勝利し、みんなとの楽しいお祭り。
今日みたいな日がずっと続けばいいな… - 魔法少女マジカルモモ:
今日みたいな日がずっと続けばいいな…
- モモ?
- 魔法少女マジカルモモ:
どうしました?…あぁ!同じこと、考えてましたか!?
心が通じ合う…こんなこともあるのです。今日は魔法で満ちた日ですから…。 - 魔法少女マジカルモモ:
だから…司令官のお願いもきっと叶いますよ。
- そうだな…今日みたいな日がずっと続けばいいな…
- 魔法少女マジカルモモ:
もちろん、これからもずっとです…。