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テネブリス
あぁ、司令官さん、いらっしゃったんですね。

Transcription

  1. テネブリス:

    あぁ、司令官さん、いらっしゃったんですね。

  2. テネブリス:

    リリーさんなら地下室にいます。

  3. テネブリス:

    拘束はしていませんが、しばらくは大人しくしています。

    1. エタニティは?
  4. テネブリス:

    リリーさんのそばにずっといます。

  5. テネブリス:

    会話はしていないようですが、誰かがそばにいてくれるだけで変わることもありますからね。

  6. テネブリス:

    特に今のような状況ならば。

    1. 良い方向に行けばいいんだけど……
  7. テネブリス:

    きっと大丈夫でしょう。少なくとも今は「殺せ」などの物騒なことは言っていませんからね。

  8. テネブリス:

    良い状態とは言い難いですが、自身を見つめ直す時間は出来たはずです。

  9. テネブリス:

    これからのことはリリーさんの選択次第でしょうね。

    1. そうだね…
  10. テネブリス:

    暗い話をしてしまいましたね。

  11. テネブリス:

    司令官さんは休んでいてください。

  12. テネブリス:

    一度に抱え込み過ぎると、体が持ちませんよ。

  13. テネブリス:

    あとは私に任せてください。

  14. 主人公:

    - 本当に状況は好転したんだろうか?

  15. 主人公:

    - このまま何事もなくリリーがデザイアから解放されてくれたらいいんだけど……

  16. …

  17. …

  18. …………

  19. …………

  20. いつまで居座るつもりですか?

  21. リリーさんが一緒にいてほしいとおっしゃっていたので。ずっとです。

  22. そんなことは一言も言っていませんが?

  23. 違ったんですか?

  24. すごい洞察力をお持ちのようですわね?もちろん、全く役に立っていませんが。

  25. はぁ…本当に出ていく気はないのですね。

  26. あの主人に…「わたくしのそばにいろ」と命令でもされたのですか?

  27. いいえ。ご主人様は何も命令しておりません。

  28. そうですか……

  29. あなたの主人はどのような方なのですか?

  30. リリーさんもご主人様が好きなのですね?

  31. どうしてそうなるんです?

  32. ご主人様は本当に素晴らしいお方です。

  33. ……

  34. ふふ……

  35. ご主人様…

  36. ……もう結構です。その反応だけで十分にわかりました。

  37. まだ何もお伝えできていません。まず―

  38. キリがなさそうなので遠慮いたしますわ。

  39. では…リリーさんのお兄さまはどんな方でしたか?

  40. わたくしがどうしてあなたに言わなければならないのですか?

  41. では、私のご主人様の素晴らしいところをお話ししますね。まず―

  42. わかりました!わかりましたのでその口を閉じてください!

  43. お兄さまはあなたの主人よりずっと素敵な方ですわ。満足されまして?

  44. ……

  45. では、私のご主人様の素晴らしいところをお話ししますね。まず―

  46. ああ…!もう…!わかりました…!あなた、少し頭がおかしいのではなくて?

  47. わたくしまで頭がおかしくなってきましたわ……

  48. …お兄さまは誰よりも素敵で、誰よりも思いやりを持った方ですわ。

  49. そして、いつも…わたくしの前ではニコニコと笑っていて……

  50. お兄さまはそんな方でしたわ。

  51. リリーさんはお兄さまが大好きだったのですね。

  52. それが何か問題でも?

  53. 家族のことを好きなのは当然では?

  54. それに…あの頃はまだ幼かったですから。

  55. まるで今は大人であるような言い方ですね。

  56. 黙ってください!

  57. まったく…あなたの周りにいる方は呆れてるんじゃありません?

  58. アザズは私のことを理解してくれています。

  59. 同類ですか…

  60. ドラキュリナは何故か怒ってきます。

  61. その方とは気が合いそうですわね。

  62. それでも結局はいつも私のことを助けてくれます。

  63. 二人とも大切な友達です。

  64. …そうですか。

  65. ……

  66. あ、リリーと呼んでもいいですか?

  67. あり得ませんわ!

  68. カント:

    ふむ……これで十分でしょう。

  69. カント:

    少しやり過ぎかもしれませんが…

  70. カント:

    まあ、ネーブさんがいるから何とかなるでしょう。

  71. カント:

    さて、それでは…

  72. カント:

    始めましょうか。

  73. テネブリス:

    ん…?この感じは…

  74. カント:

    ネーブさん!大変です!

  75. テネブリス:

    ソウルジャンク!?

  76. カント:

    はい!ですが…尋常じゃありません!

  77. カント:

    とんでもない数が押し寄せています!

  78. テネブリス:

    急いでキャンプの人たちを避難させて!私は奴らが入ってこないように防ぐ!

  79. カント:

    わかりました!

  80. テネブリス:

    一体…何が…

  81. …?外が騒々しいですわね?

  82. これは…

    1. エタニティ!
  83. ご主人様?

    1. ソウルジャンクが集まってきてる!みんなを守るぞ!
  84. わかりました。

  85. あの…

    1. 俺たちで何とかするから。
    1. だから、大丈夫、ここでじっとしてて!
  86. ちょっと…待っ……

  87. はぁ……行ってしまいました……

  88. 言いたい事を言って消えるような男のどこがいいのか……

  89. でも……わたくしは今、あの人を呼び止めて何を言おうと……

  90. 大丈夫、ここでじっとしてて…ですか……

  91. ……

  92. ハハ……もしかしたら本当に頭がおかしくなったのかもしれませんわね。

  93. - 突然の敵襲で混乱に陥ったキャンプで、リリーは襲い来るソウルジャンクを斬り捨てながら、何かを必死に探していた。

  94. どこ……?どこにいるの!?

  95. どきなさい!お前たちに割いてる時間はありませんわ!

  96. くっ……一体何なの……言いようのないこの不安は……わたくしらしくない……あんな男なんてどうでもいいのに……

  97. わたくしは一体……

  98. はっ……この声……あっちですわね!

  99. 見つけました…!

  100. よかった。無事でしたか……

  101. - 安心したのも束の間、司令官の背後に巨大なソウルジャンクが現れる。

  102. あ、あなた…!後ろ!!ソウルジャンクが…!!

  103. え……?

  104. 飲み込まれた…!?

  105. ア……

  106. アア…ああ…ああああァァァ…!!

  107. ふざけないで!!吐き出せ!吐き出せ!!

  108. 早く吐き出せって言ってるんです!!

  109. やっと見つけたのに…!やっとそばにいてくれそうな人を見つけたのに…!

  110. もう…失いたくない…二度と…!二度と…!