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Transcription
- フェンリル:
もうちょっとで到着するよ。
- フェンリル:
…え?まだ喧嘩してたの?
- シャーロット:
ほんっと~に!こんなやりにくさを感じるのは久しぶりですっ!息が詰まります!
- シャーロット:
周りの方から頑固者ってよく言われませんか!?
- シャーロット:
滅亡前の私はあなたのせいでお肌が荒れ果てていたに違いありません!
- アルマン枢機卿:
銃士隊長。そんな非合理的な言動ばかりでは何も得ることはできませんよ?
- アルマン枢機卿:
今からでも遅くはありません。陛下をあの場所へ連れて行くのはお止めください。
- シャーロット:
あぁ~もう…何時間も何時間も同じ話ばかり…
まだ言われたことがないのなら私が言ってあげます!この頑固者! - シャーロット:
愛嬌の欠片もないんですね!かわいいのは見た目だけです!
あそこにいるおチビちゃんたちを見習ってはいかがです? そんなに偏屈で頑固では陛下に愛され… - シャーロット:
あら?まぁまぁ…
- アルマン枢機卿:
……
- シャーロット:
まぁまぁ…こっちで攻めればよかったんですね!?
意外と可愛いところもあるじゃないですか~? おチビちゃん! - アルマン枢機卿:
…へ、陛下から受けた任務に集中してください!
- アルマン枢機卿:
それから言っておきますが、私はおチビちゃんではありませんので。
- シャーロット:
ププッ…ついさっきまでは私たちが受けた命令を阻止しようとしていたのに、
今度は任務に集中しろですか? - アルマン枢機卿:
あぁ…その…で、ですから…
- シャーロット:
ふふっ、顔を真っ赤にして慌てる姿のなんと可愛いことか~!
やはりまだまだデータが足りないみたいですね~? - アルマン枢機卿:
いい加減にしてください!シャーロット銃士隊長。こ、これ以上私を侮辱したら…
- フェンリル:
あっ!ご主人様だ!
- シャーロット:
陛下ぁ~ん!私に会いに来てくれたんですね!
- アルマン枢機卿:
へ、陛下…
- 主人公:
- 物凄い勢いで走ってきて俺の胸に飛び込んでくるフェンリルとシャーロット。
その姿の向こうでアルマンが顔を赤くして困った表情をしているのが見える。 - 主人公:
- 不本意ながら覗き見る形になってしまったが…
予想外の収穫だったかもしれない…。 - 主人公:
- 今見えた姿がアルマンの本当の顔だという気がする。
- シャーロット:
うふふ、陛下?私が陛下のために道を綺麗に片付けておきました!
ご覧になりましたか? - うん。よくやった。ありがとう、シャーロット。
- シャーロット:
はぁんっ、陛下ぁ~ん。
- アルマン枢機卿:
シャ、シャーロット銃士…
- 主人公:
- アルマンは俺に抱きついてあれやこれやと愛情表現をするシャーロットの姿を見て
ショックを受けているようだった。 - シャーロット、場所を考えろ場所を…
- シャーロット:
…はい…すみません…
- アルマン。俺の言いたいことはわかるか?
- アルマン枢機卿:
…申し訳ございません、陛下。まだ陛下に関するデータが特に不足しておりまして…
- そうだよな。だけどこれは誰でも予測できる事だ。
- 主人公:
- アルマンはいつの間にか元の厳格な表情に戻っていた。
- アルマン枢機卿:
はい…わかりました。でしたら私はまた同じ言葉を繰り返すしかありません。
- アルマン枢機卿:
どうか…お願いです!今からでもお止めください…!
- すまない。
- 主人公:
- 遠くにテーマパークの大きな鉄門が見える…。
- 主人公:
- 長年の歳月による老朽化は否めないが
一目で芸術作品のような古めかしくて華麗な魅力を感じた。 - 主人公:
- しかしあそこで起こったことを考えると、とても鑑賞する気にはなれなかった。
- …残りの鉄虫たちを片付けてくれるか?
- シャーロット:
はい、陛下。おチビちゃんたち、お姉さんと一緒に行きましょうか?
- 主人公:
- シャーロットたちが行くと、
一人残ったアルマンは何かを決心したように唇を噛んでいた。