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Transcription
- 主人公:
- 戦闘が終了する。
どうやらこの一帯の鉄虫が総動員で押し寄せてきたようだ。 - 主人公:
- 俺が指揮をしていた間、
俺を護るために神経を尖らせていたチビッ子たちも緊張を解く。 - T-13アルヴィス:
ふぅ…司令官様、大丈夫?棺の後ろにちゃんと隠れてたね!えらい!
- うん。アルヴィスのおかげで助かったよ。
- 主人公:
- 感謝の気持ちを込めてアルヴィスの頭をもふもふと撫でてあげた。
- LRL:
ふっふっふ…。相変わらず手下の扱いに長けているな!?人間よ…。
- LRL:
この真祖の配下に加わる気はないか?
- 考えておこう。
- 主人公:
- 調子に乗っているLRLの頬を軽くプニプニと摘まんだ後、報告を待った。
- 主人公:
- 俺は戦闘終了後の結果報告がされるまでの短い間も、
いまだに全貌を確認できていないテーマパークの真相について考える…。 - 主人公:
- そんな俺をよそに、テンションがますます上がっていくチビッ子たちは、
俺の真横で何やらぺちゃくちゃ喋っていた。 集中できない…。 - T-13アルヴィス:
あれ見て!LRLは観覧車って乗ったことある?
- LRL:
か、観覧車!?どこどこ!?
- LRL:
ふむふむ…あれが…
あっ!きゅ、吸血鬼の王はあのような低俗なものには関心がないのだ! - T-13アルヴィス:
そうなんだ?じゃあ私は乗りに行ってくるね?
- LRL:
えぇ!?ちょ、ちょっと待ったぁ!
- LRL:
くっくっくっ…余も行くぞ!
地上に這いつくばる下々たちを見下ろすのもたまには良さそうだ… - 主人公:
- 流れのついででチビッ子達も一緒につれて来てしまったが、
結構楽しんでくれているみたいだしよかった。 - 主人公:
- …こうして束の間の心安らぐ時を過ごしていると、
後ろからコツコツとヒールの音が聞こえてきた。 - セラピアス・アリス:
このような完璧な服があったなんて…
ここはまさに私のために存在する場所のようですね…。 - アリス!?
- セラピアス・アリス:
ふふふ…もう少し余分に服を持ってくればよかったでしょうか?
戦闘ですぐ破けてしまいそうです…それもいいんですけどね…? - 主人公:
- うっとりとした口調で俺の前に現れたアリス。
そのアリスが身に着けている衣装は… - セラピアス・アリス:
ご主人様、驚きましたか?
- 主人公:
- アリスの大事な部位はうっすい布で隠れているものの…
これは服と言っていいのだろうか? - 主人公:
- …まさかこれが…ハロウィンの衣装!?
- T-13アルヴィス:
うわぁ~!変態だ!!LRL!?LRL!!ここに変態のお姉ちゃんがいるよ~!
- LRL:
おお~!その翼!そして角!まさしく……
え?何なのあれ…ちょっと布に隠れてるだけじゃない…? 服…なの…? - 主人公:
- チビッ子たちはアリスから溢れ出る色気に耐え切れず、後退りし始めた。
…色気か? - セラピアス・アリス:
さぁ~今はおチビさんたちと遊んでいる暇はありません。
- セラピアス・アリス:
お姉さんは今から…ご主人様とやることがあるんです。ね?
- 主人公:
- チラチラ見てくるアリスの欲望剥き出しの視線に
俺までもが何かを感じて後退りしてしまった…。 - セラピアス・アリス:
はい、皆さんにこれを一個ずつプレゼントします。
仲良く食べながらできるだけ遠くに行って遊んでいてくださいね? - 主人公:
- アリスはアルヴィスとLRLの手にクッキーを一個ずつ握らせた。
- T-13アルヴィス:
お~!このクッキーは初めて見るよ~!?どうしたのこれ!?
- セラピアス・アリス:
うーん…そうね…。たしかこの道をずっと進んだ先のお菓子屋さんにありました。
- セラピアス・アリス:
そこに甘~いクッキーが山ほどあるはずです…。
そこで好きなだけ食べてきてください。 - セラピアス・アリス:
あ、もちろん…チョコレートもね?
- T-13アルヴィス:
本当~?好きなだけ!?
司令官様?私行ってきてもいい?…ね?ね? - ま、まぁ…いいけど…
- T-13アルヴィス:
じゃあ私行くね!?全部持ってきてあげるから!
アリスお姉ちゃんと楽しく遊んで待ってるんだよー!? - T-13アルヴィス:
え!?あれ!?
ちょっと待ってよー!LRL~!?アルヴィス伯爵様を置いて行くつもり~!? - 主人公:
- その場の流れで普通にチビッ子たちを見送っていると、
背中に何やら熱い視線を感じた…。 - セラピアス・アリス:
あらあら?邪魔者のガキどもはみんないなくなってしまいましたねぇ?
- だいたい…その服は一体どこで…
- セラピアス・アリス:
そんなことどうでもいいじゃないですかぁ。
そ・れ・よ・り…お気に召しましたかぁ?ご主人様ぁ? - 主人公:
- 俺の前で衣装を自慢したいのか、ゆっくりとその場で回ってみせるアリス。
- 主人公:
- 俺が息をするのも忘れてその姿を見ていたことに気が付いたアリスは
さらに挑発的な表情を向けてきた…。 - セラピアス・アリス:
あら…?ご主人様ったら私のどこを見ていらっしゃるのですか…?
- セラピアス・アリス:
まさか…
- 主人公:
- 黒い手袋に包まれたアリスの指が腹部に沿ってゆっくりと下がって行く…。
- セラピアス・アリス:
まぁ…いけませんねぇ…?
- 主人公:
- 俺は必死にポケットをまさぐりキャンディを探した。
- お、おい!ちょっと待て。今キャンディをあげるから…
- 主人公:
- 慌てる俺を楽しそうに見つめるアリスが俺の手を掴んだ。
- うっ、アリス!?
- 主人公:
- 手のひらに伝わる柔らかい感触と体温が理性をじわじわと奪っていく。
- セラピアス・アリス:
ご主人様?いいですか?これは全て夢です…。
- セラピアス・アリス:
夢の中なら…どんなに好きなことをしても…問題ありませんよね?
- そ、そうかな…?
- 主人公:
- アリスの微笑みがさらに妖艶さを増す。
- セラピアス・アリス:
はい、そうですよ…。あぁ!ついに…
- キルケー:
はい、そこまでです!
- 主人公:
- エンジンの音とともにキルケーがほうきに乗って現れた。
- 主人公:
- あ、危なかった…
キルケーが来なかったら、ここで最後の最後まで行ってしまうところだった…。 - キルケー:
まぁ、私も理解できないわけではないけど…
- 主人公:
- キルケーがニコニコしながら案内が書いてある壁をトントンと叩いてみせた。
- アリス、このエリアでは過度な愛情表現は禁止らしい。
- セラピアス・アリス:
……
- 主人公:
- アリスの表情が急激に冷めていく…。
あからさまに冷ややかな目で睨み付けるアリスの視線を 何ごともなかったかのように受け流すキルケーが手を叩いた。 - キルケー:
あらやだ~。そんな怖い目で睨まないでくださ~い?
- キルケー:
こんな道端ではなくてぇ、
もっとムードのある場所に案内しようと思っただけですからぁ。 - セラピアス・アリス:
…どういう場所なのか聞いていいですか?
- キルケー:
うふふ、いいですよ~。
お客様?お客様も同意されますか?あ、もちろん! - キルケー:
これはテーマパークを一周するツアー内容に含まれているコースなんですよ?
- …わかった。お願いしよう。
- 主人公:
- 途中に控えているであろう「アリスの試練」に耐えなければいけないが…
案内人がいないよりはだいぶマシだろう。 - キルケー:
承知いたしました~!では、お客様とそこの…
- キルケー:
えっと…恋人のお方?こちらへお越しくださいますか?
- セラピアス・アリス:
恋人…
- 主人公:
- キルケーのリップサービスで、あのアリスまでもが彼女の手に落ちた…。
- 主人公:
- 完全に手のひらで踊らされている気がするが…
- キルケー:
当パークへのご来園を歓迎いたしま~す!
改めまして私はパークの管理人を務めるキルケーと申します。 わぁ~!ぱちぱち~! - 主人公:
- キルケーは何が楽しいのか一人でそれはそれは楽しそうに拍手をした。
- キルケー:
では早速ツアーを開始いたしま~す!
- キルケー:
このツアーにご参加いただいた皆様に…
- キルケー:
想像もできないほどの快楽をお届けしましょう。