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Transcription
- どれだけ眠っていたんだろう。
目を覚ますと、ウンディーネもベッドに上がって俺にくっついて眠っていた。 - ゆっくり寝かせてあげよう。布団をかけてあげて、ベッドから降りる。
- 主人公:
- あくびをしながら艦長室を出ようとドアを開けると、
そこにはアルマンが立っていた。 - おは…
- アルマン枢機卿:
なりません。
- ……
- 主人公:
- うーん?また既視感あるぞ?これ…
- 主人公:
- 俺の前に立ち塞がるアルマンの姿に、そんなに古くない記憶が甦る。
- 主人公:
- あの時とは違って、今はそこまで深刻な状況ではないけれど…
- …あの時を思い出すな。
- アルマン枢機卿:
そうですね。あの時は仕方なく引き下がりました…
- アルマン枢機卿:
ですが、今回だけは絶!対!に!なりません。
- 俺はまだ何も言ってないんだけどなぁ…
- 主人公:
- ニッコリといい笑顔なのに物凄い威圧感を感じる。
- アルマン枢機卿:
はぁ…少し楽になったからって、もう仕事をしに行くおつもりなんでしょう?
- アルマン枢機卿:
陛下、私たちを信じてしばらくはゆっくりお休みになってください。
みなさん心配していますよ。 - ……
- 主人公:
- アルマンの言う通り…みんなすごく心配してるんだろうな。
- 主人公:
- そう考えるとこれ以上わがままを通すのは良くないだろう…。
- わかった。大人しく休ませてもらうよ。
- 主人公:
- 再びベッドに戻ろうとすると、ドアの前に立っていたアルマンが近づいてきた。
- アルマン枢機卿:
しばしお待ちを、陛下。静養する場所は他にご用意しております。
- 他?
- 主人公:
- 静養といえば普通自分の部屋では…?訳がわからず部屋を見渡す。
ウンディーネは何も知らずにまだスヤスヤと眠っている。 - 主人公:
- 今の俺たちにオルカより休める場所なんてあるのか?
- アルマン枢機卿:
ホードのフェザーさんが街の郊外で温泉を発見したそうです。
- アルマン枢機卿:
周辺の鉄虫は既に掃討済み。当分の間滞在できるよう
ドクターが現在作業中です。 - アルマン枢機卿:
到着する頃には準備も完了し、ゆっくりおくつろぎいただけるはずです。
- おお…
- 主人公:
- 温泉という言葉に心が揺らぐ。だが、その前に…俺よりも…
- アルマン枢機卿:
もちろん陛下がご準備しているパーティーが終わった後、
隊員たちも全員利用できるようにいたします。 - 読心術は使えないって言ってなかったっけ?
- アルマン枢機卿:
前に申し上げました通り、陛下はわかりやすい御方ですから。
- はぁ…
- 主人公:
- ウンディーネを起こさないように静かに支度する。
- 主人公:
- 俺を待っていたアルマンがにっこり笑って口を開く。
- アルマン枢機卿:
ウンディーネさん…少しの間でしたけど大変な心労だったでしょうね。
- うん…起こさずに出て行ってすまないと伝えてくれ。
- アルマン枢機卿:
はい、そう伝えておきます。それと…
- アルマン枢機卿:
今回は私の言葉を聞いてくださり、ありがとうございます…陛下。
- 俺を想ってのことだったからね。
- アルマン枢機卿:
ふふ、ソワンさんを呼ぶことまで計画に入っていたので、
私のところで済んで良かったです。 - ………
- 主人公:
- 大人しく言う事を聞いてよかったな…。
またあのお茶を飲まされるのは勘弁してほしい。 - アルマン枢機卿:
温泉で陛下のお世話をする人員は選出しておきました。
- アルマン枢機卿:
護衛も用意されておりますので、出発しましょう。