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城壁のハチコ
ふわっ、わあああああああ!?

Transcription

  1. 城壁のハチコ:

    ふわっ、わあああああああ!?

  2. 城壁のハチコ:

    わあ!オーブンが火を噴いてますぅ!

  3. セラピアス・アリス:

    くっ…オーブンもまともに扱えないんですか!?私は死ぬほど忙しいんですよ!

  4. セラピアス・アリス:

    どきなさい。あなたが火傷でもしてしまったら、あなたの危ない姉が暴れて何をするかわかりませんから。

  5. 城壁のハチコ:

    す、すみませぇん…くぅ~ん…いつものキッチンじゃないので…

  6. ソワン:

    ここは私が引き受けますわ…。

  7. 城壁のハチコ:

    うぅ…ありがとうございます…もう一回やってみます。

  8. ソワン:

    十分時間には間に合いますので、教えた通りにゆっくりやれば問題ないですわ。

  9. 城壁のハチコ:

    ほ、本当ですか?

  10. 城壁のハチコ:

    は、はい…!ハチコ頑張ります!

  11. セラピアス・アリス:

    料理長様はお節介を焼く余裕がおありのようですね。

  12. セラピアス・アリス:

    今、私たち姉妹がこうして必死に料理している姿が見えないんですか!?

  13. セラピアス・アリス:

    口よりも手を動かしていただけないかしら?

  14. ソワン:

    料理長はキッチンの管理をするのが仕事ですわ。

  15. ソワン:

    アリスさんのケーキがどのくらい歪んでいるのか確認することも含めてですわ。

  16. セラピアス・アリス:

    くうっ…こんなことしたことがないんですから仕方ないでしょう!?

  17. ソワン:

    少しはバニラさんを見習ってはいかがですか?

  18. ソワン:

    教えたら教えた分だけスポンジのようにすべて吸収し、今では一人前の料理人ですわ。

  19. セラピアス・アリス:

    バニラは家庭用モデルですから当然でしょう!!

  20. セラピアス・アリス:

    ですが私は戦闘用です!ご主人様へのご奉仕は戦場とベッドの上だけで十分なのに…

  21. ソワン:

    自分の手作り料理を主人に召し上がっていただき、その反応を目すれば、あなたのそのくだらない考えも変わりますわ。

  22. ソワン:

    私が作った料理を召し上がっていただいて「美味しい」とおっしゃるご主人様のお姿を見ることができるなんて…

  23. ソワン:

    それはもう、この世の何事にも勝る、極上の悦びですわ。

  24. セラピアス・アリス:

    ……

  25. セラピアス・アリス:

    まあ、何事も経験ですし…やって損はないでしょう。

  26. セラピアス・アリス:

    それはそれとしてここですが…この飾りはどのようにすれば…?

  27. -:

    しばらくして

  28. ソワン:

    これくらいなら一人で出来ると思いますわ。

  29. ソワン:

    では私は、ご主人様に至高の晩餐を…

  30. セラピアス・アリス:

    その必要はありません。

  31. ソワン:

    私がご主人様に晩餐を捧げる悦びを邪魔するおつもりですか?

  32. ソワン:

    せっかくご主人様がご用意されたパーティー。極力騒ぎは起こしたくなかったのですが…

  33. セラピアス・アリス:

    その不愉快な目つき…普段なら跡形もなく爆散させたいところですが、先ほど教えていただいた借りもありますし、今回は特別に許してあげましょう。

  34. セラピアス・アリス:

    これを御覧なさい?

  35. ソワン:

    ……

  36. ソワン:

    見ただけで素晴らしい傑作だとわかりますわ。

  37. ソワン:

    アリスさんにこんなこと出来るはずもありませんし…一体どなたが…

  38. セラピアス・アリス:

    ラビアタお姉様以外ないでしょう。あなたが他の料理の監督をしている間にね。

  39. セラピアス・アリス:

    お姉様は「もし不愉快にさせたとしたら申し訳ないと伝えて」とのことですが、不愉快?お姉様がお許しになっても私が許すわけないでしょう。

  40. ソワン:

    滅相もありませんわ。

  41. ソワン:

    料理の世界に生きる者として…これは認めざるを得ないですわ。

  42. ソワン:

    ご主人様に献上する至高の晩餐はこれしかありませんわ。

  43. セラピアス・アリス:

    ふん。素直に認めるなんて、料理の腕だけは確かなようですね。

  44. ソワン:

    そのつもりですわ。アリスさんが今遠慮なく刺した花飾りのせいでケーキが崩れたということが分かるくらいの腕ですが。

  45. セラピアス・アリス:

    くっ…!