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Transcription
- 鉄血のレオナ:
聞いているだろうが、私たちヴァルハラが街の警戒を担当している。
- 鉄血のレオナ:
そして、スチールラインは司令官のいる宿舎を中心として広い防衛ラインを
構築している。 - T-75ウェアウルフ:
で、見たの?
- クイックキャメル:
ええ、全部じゃないけど。
- T-75ウェアウルフ:
おほー…私とのツーショットもあった?
- 鉄血のレオナ:
お前たちホード、そして私が担当するのは、スチールラインとヴァルハラの
防衛ラインの中間にあるエリアだ。 - 鉄血のレオナ:
担当エリアの広さに比べて人数が少ない、よってタロンフェザーの偵察結果から
効果的な位置を導き出し、機動防御を実施… - クイックキャメル:
見ないわよ!そんなのツナ缶箱ごと貰っても見るわけないでしょ!?
- T-75ウェアウルフ:
そう?私は記念に欲しいけどな~。
- 鉄血のレオナ:
…ブリーフィング中だぞ…。雑談は止めて集中してくれないか。
- クイックキャメル:
あ、すみません。
- T-75ウェアウルフ:
レオナ隊長は興味ないの~?司令官の写真。
- クイックキャメル:
はぁ?ちょっと!
- 鉄血のレオナ:
……
- 鉄血のレオナ:
べ、別に?そんなもの興味があるわけないだろう。
- T-75ウェアウルフ:
なんかお約束って感じの言い方…
- T-75ウェアウルフ:
まぁいいか!私たちだけで楽しもうじゃない。
- 鉄血のレオナ:
はぁ…お前たちの今やってることがどれだけ有り得ないことなのか
自覚しているか? - 鉄血のレオナ:
司令官がバカみたいに甘やかしているからこうなるのだ…
- T-75ウェアウルフ:
でもさ、私たちだって越えちゃいけないラインくらいはわかってるつもりだって。
そんなに心配しないでよ。 - クイックキャメル:
いやいや…超えちゃいけないラインってねぇ…ははは…。
レオナ隊長、ご存知ですか? - 鉄血のレオナ:
何のことだ?
- 鉄血のレオナ:
お前たちの参謀が司令官を覗く趣味があることか?
- 鉄血のレオナ:
それとも毎晩一人遊びに興じていることの方か?
- クイックキャメル:
……………………ほ…?
- E-16タロンフェザー:
タロンフェザー偵察完了いたしました。結果を送信いたします。
- 鉄血のレオナ:
ご苦労だ。それに基づいた作戦を練る。少し待て。
- E-16タロンフェザー:
はい~。
- E-16タロンフェザー:
ではその間に私は偵察で撮ってきた写真(司令官様)を確認しておきますかね…。
あら、ウェアウルフ?何がそんなに可笑しいんです? - クイックキャメル:
あ…あの…レオナ隊長?もしかして…
- 鉄血のレオナ:
カーンが知らないわけなかろう。
- クイックキャメル:
ああ…
- クイックキャメル:
…あの、隊長…
- クイックキャメル:
私の仲間のために、一つだけお願いをしてもよろしいでしょうか…
- 鉄血のレオナ:
聞こう。
- クイックキャメル:
その…カーン隊長に知られているということ…
フェザーが永遠に知らないまま生涯を終えることができるよう…何卒…! お願いいたします…! - クイックキャメル:
あいつ、バカで妄想ド変態ですけど…自分の仕事だけはしっかりやってますので…
- クイックキャメル:
遺伝子の種に戻られるのは困るというか…放ってはおけないんです…。
- 鉄血のレオナ:
はぁ…感動的な戦友愛だな。
- 鉄血のレオナ:
とりあえず今回の任務が無事に終わったら、考えてみるとしよう。
- クイックキャメル:
は、はい!クイックキャメル!最善を尽くさせていただきます!
- 鉄血のレオナ:
よし、結構だ。
- 鉄血のレオナ:
で、これから任務を始めるために指示を出そうと思っていたのだが…
- 鉄血のレオナ:
部隊整列まで、30秒だけ待ってやる。
- クイックキャメル:
それってどういう…。うわあああぁぁぁ!あいつらどこに行ったのよ…!
- クイックキャメル:
おい、ウェアウルフ!さっさと戻って来ーい!
- クイックキャメル:
フェザーの奴はどこ行った……?
- クイックキャメル:
あっ…そんな隅っこで何やっ………
…ひわっ!?こんなところでするなー!このド変態がぁぁぁぁ!! 人の気も知らずにぃ~!! - 鉄血のレオナ:
………
- 鉄血のレオナ:
カーンが部下たちを大事にしている気持ちは分かる気もするな…。