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アウローラ
はい…。ではまず一番基本なメレンゲクッキーを…

Transcription

  1. アウローラ:

    はい…。ではまず一番基本なメレンゲクッキーを…

  2. ソワン:

    …こんな地味なものでご主人様にご満足いただけるとでもお思いなのでしょうか?

  3. ソワン:

    次を試食しますわ。

  4. アウローラ:

    チョ、チョコレートケーキです。

  5. アウローラ:

    華やかでありつつも節度あるデコレーションと、苺を乗せて…

  6. ソワン:

    ですが、ご主人様はすでにたくさんのチョコレートをお召し上がりになりましたわ。

  7. ソワン:

    そこにまたチョコレートケーキだなんて…考えが甘いですわ。

  8. 数時間後

  9. アウローラ:

    はぁ、はぁ…

  10. アウローラ:

    パフェ…です…アイスクリームで層を作って…

  11. アウローラ:

    な、何をトッピングに入れたっけ…えっと…

  12. ソワン:

    ふむ、合格ですわ。

  13. アウローラ:

    ああ…

  14. ソワン:

    さすがはアウローラモデルですわ。

  15. ソワン:

    デザートに関しては私と肩を並べても遜色ありませんわ。

  16. アウローラ:

    み、身に余るお言葉です…

  17. ソワン:

    お世辞ではありませんわ。

  18. ソワン:

    次の食事にアウローラさんのデザートを正式に採用させていただきますわ。メイン料理をそのデザートに合わせて作ることにしますわ。

  19. アウローラ:

    は、はい!?

  20. ソワン:

    自信が無いのでしょうか?

  21. アウローラ:

    い、いいえ!頑張ります!そ、それより…

  22. アウローラ:

    こ、この前は私に…その、ひどいことを仰ってたのに、今日は…

  23. ソワン:

    …今までご主人様のご命令に従い、他の方へは丁寧に対応していたのですが…

  24. ソワン:

    新しく入られた方がよりにもよって、ご主人様に料理を出しているのを見てしまい…つい…

  25. ソワン:

    お詫びいたしますわ。

  26. アウローラ:

    いえ、そんなっ!

  27. ソワン:

    うふふ…、それに私の願いはご主人様に毎日至高の晩餐を振る舞うこと。

  28. ソワン:

    そのためなら泥水をすすることも厭いませんわ…。ですので、実力のある方と料理を分担するということはむしろ当然だと言えますわ。

  29. 城壁のハチコ:

    ソワン!ご主人様にチョコレートをあげてきました!

  30. 城壁のハチコ:

    とても喜んでました!

  31. ソワン:

    うふふ、そうでしたか。一生懸命作った甲斐がありますわ。

  32. ソワン:

    それでは…キッチンで他の方がチョコレートを作るのを手伝っていただけますか?

  33. 城壁のハチコ:

    それはできません…。ごめんなさい…

  34. ソワン:

    他に用があるのですか?

  35. 城壁のハチコ:

    はい!リリスお姉ちゃんがカカオを探していて、今日は一緒に探してあげないといけないんです。

  36. ソワン:

    そうでしたか。ならば仕方ありませんわ。ここはご心配なさらず…

  37. 城壁のハチコ:

    リーゼも一緒に行くらしいんですが…喧嘩しないか少し心配です…

  38. 城壁のハチコ:

    あっ!そろそろ行かないといけません。行ってきます!

  39. ソワン:

    そうですか…気をつけて…行ってらっしゃい…

  40. アウローラ:

    今の方…ハチコさんですよね?

  41. アウローラ:

    最初はミートパイしか作れなかったのに料理長の指導のおかげで最近は色々作れるようになったとお聞きしま…

  42. アウローラ:

    料理長…?

  43. ソワン:

    ふふ、ふふふふ…フフフフフフフ…

  44. ソワン:

    ついに…この時が来ましたわ。

  45. ソワン:

    ふふふ…私がご主人様からの寵愛を諦めるわけがありませんわ。

  46. ソワン:

    しばらく大人しくしているだけで、こんなにも簡単に警戒心を解くだなんて…

  47. ソワン:

    ふふふっ、本当に愚かですわ…。

  48. アウローラ:

    りょ、料理長?なんだかさっきと人が違う気がしますけど…?

  49. ソワン:

    ……

  50. ソワン:

    ふふ、失礼いたしましたわ。あまりにも簡単に目的を果たせてしまったので、少々…浮かれてしまいましたわ。

  51. ソワン:

    アウローラさん。今日はこれでお終いですわ。

  52. ソワン:

    私は急用ができましたので、これで…

  53. アウローラ:

    え!?もうですか!?ちょ!ちょっと待ってください!

  54. アウローラ:

    もし私にできることがあれば…お手伝いしますけども……?

  55. ソワン:

    そんなもの必要ありませ…

  56. ソワン:

    …いえ、失礼いたしました。アウローラさんの協力が必要ですわ。

  57. アウローラ:

    はい!何をしたらいいでしょうか?

  58. ソワン:

    血が必要ですわ。

  59. アウローラ:

    あっ、なるほど血ですね?すぐに準備します!……って…

  60. アウローラ:

    …はい?それは…。

  61. ソワン:

    私、確かに記憶してますわ。

  62. ソワン:

    あなたがた、アウローラモデルには男性を魅了する甘い成分が血液と一緒に流れているということを…。

  63. ソワン:

    それがご主人様にどれくらい通用するかはわかりませんが、試してみる価値はあるでしょう…

  64. アウローラ:

    えっ…えっ!?それはどういうことですか!?

  65. アウローラ:

    あはは…、りょ…料理長…?どうして包丁を…?……きゃあああああああああ!