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Transcription
- 主人公:
- 人間ならば誰しも自身の行動には責任を持たなければならない。
- 主人公:
- 大勢の隊員を率いている司令官である俺は、当然その責任も
大きなものとなる。 - 主人公:
- そして、俺は…
つい口にしてしまった発言に対して、その大きな責任をとっている最中だ。 - うっ、うぅぅっ…
- 主人公:
- くぅっ、耐えなければ…!
- はぁ…
- 主人公:
- 今、俺の体を針で刺したら多分血液の代わりにチョコレートが
流れてくるんじゃないだろうか? - 主人公:
- そんな気がするほど…俺はチョコレートに塗れた生活を送っている…。
- 主人公:
- チョコ女王の領地を確保した理由は、オルカの設備では隊員全員が
チョコレートを作ることが不可能だったからだ。 - 主人公:
- 多少のアクシデントはあったものの、俺たちは城とその設備を確保、
修理まで終えて、無事にチョコレート作りを始めた。 - 主人公:
- チョコ女王の城とそこに併設された様々なお菓子工場はオルカの隊員たちが
大勢で押しかけても、特に問題なく作業できるほど広かった。 いや… - 問題がなかったのが問題だった…
- 主人公:
- 過去に、全世界に展開していた製菓会社…その本社であるここの設備は
隊員たちの素人同然な技術を十分すぎるほどにカバーしてくれた。 そして… - 主人公:
- その結果が…この…チョコ女王の部屋を埋め尽くすほど
積まれたチョコレートだ…。 - 主人公:
- 今こうしている間にも隊員たちが作ったチョコレートが工場の生産ラインの如く、
こちらに向かっている… - 主人公:
- ただチョコレートを溶かして固め直し、飾り付けただけのチョコレートをはじめ、
チョコレートケーキ、チョコレートムース、チョコレートアイスクリーム、 チョコレートクッキー…チョコチョコチョコチョコ… - うっ…
- 主人公:
- ちょっと頭の中にチョコレートという単語を思い浮かべるだけで吐き気がする。
助けてくれ… - アウローラ:
司令官、あの…
- アウローラ:
し、司令官!?顔が真っ黒!
- アウローラ:
まさか、毒!?
は、早く料理長を呼んで胃の洗浄を…! - いや…
- 主人公:
- 俺の横に積まれたチョコレートの包装紙を見てアウローラの目が丸くなった。
- アウローラ:
こ、これ…全部食べたの!?まだ毒を食べた方がマシだったかも…
- ははは…安心しろ、まだたくさん残ってる。
- 主人公:
- チョコレートの包装紙とまだ未開封のチョコレートの山…そして俺を
交互に見ては何故かモジモジしていたアウローラが小さくため息を吐いた。 - ところで、何か用か?
- アウローラ:
あ、それが…あはは…
- アウローラ:
料理長から呼ばれて行こうとしていたんだけど、ちょっと気になって来てみたら…
あ… - アウローラ:
そうだわ!これ片付けてあげるね。
- 主人公:
- アウローラが手を伸ばすと乱雑に散らばっていた包装紙が瞬く間に
片付けられていく。 - おお…
- アウローラ:
はは…オルカにはブラックリバーの方もいるのに
こんなことで驚いてどうするのよ? - アウローラ:
これは軽いから出力を高くする必要もないし、このくらいの制御は余裕よ。
- 主人公:
- 一瞬で片付けを終えたアウローラが手を後ろに組んだまま笑った。
- アウローラ:
はい。終わったよ。
- ありがとう。それで、ソワンの所に行こうとしてるんだっけ?
- アウローラ:
あ…うん…うぅ…
- そんなに心配しなくてもいい。危害を加えてきたりはしない…はずだ。
- 主人公:
- そうは言ったものの俺も自信はない…。
ソワンは俺の話を巧みに歪曲して陰謀を企てたことが今までもあったから… - アウローラ:
そ、そう…
- 主人公:
- やはりアウローラもまだ不安に感じている。
- 俺が一緒に行ってやろうか?
- アウローラ:
う…
- アウローラ:
…ああ、大丈夫。一人で行けるわ。私も料理長に認めてもらわなきゃだから…。
- …そうか、きっと大丈夫だよ。
- 主人公:
- 俺の中途半端な応援を受け、アウローラは胸の前で小さく手を振ると姿を消した。
- 主人公:
- そう…これから俺は残りのチョコレートを…食べなければ…
- ……少し腹ごなしに仕事でも片付けるか…
- 主人公:
- 何度見ても圧倒されそうになるチョコレートの山をなんとか見ないようにして、
パネルの電源を入れる…。 - 主人公:
- すでにオルカのシステムと同期させているため、画面には作戦遂行中の
部隊リストが表示された。 その頃、任務中のドゥームブリンガー
- B-11ナイトエンジェル:
はぁ…任務中に何ですかこの有り様は…。
- B-11ナイトエンジェル:
気持ちがはやるのも限度というものがあります…。
隊長の頭の中の世界では子供を12人くらい産んでそうですね…? - 滅亡のメイ:
あ…、赤ちゃん…?…司令官と私の…
- B-11ナイトエンジェル:
……
- 37式ダイカ:
あはは…大佐、落ち着いてください…
- B-11ナイトエンジェル:
ハッ…。まだ手も握ったことがないのに妄想だけ先走ってるんですよ…?
タロンフェザーが泣いています。 - 滅亡のメイ:
こ、今度こそ手を握ってみせるんだから。
- B-11ナイトエンジェル:
ほ~?何か作戦でもあるんですか?どうせまた失敗するんでしょうけど、
聞くだけ聞いてあげてもいいですよ? - 滅亡のメイ:
……ぅもう…。
- B-11ナイトエンジェル:
はい?もう少し大きな声で言ってください。
- 滅亡のメイ:
…腕相撲……
- B-11ナイトエンジェル:
腕相撲…?なぜ突然腕相撲が…
- B-11ナイトエンジェル:
……
- B-11ナイトエンジェル:
まさか…
- 37式ダイカ:
あ…………………
あぁっ! て、鉄虫の反応です!早く戦闘準備をしましょう!? - B-11ナイトエンジェル:
まだ距離があります。問題ありません。
今、この事態に比べれば些細なことです。 - B-11ナイトエンジェル:
隊長…先ほど…腕相撲…と言いましたか?
- B-11ナイトエンジェル:
あぁ…説明はしないでください…。わかりますから…。
- 滅亡のメイ:
でしょ?完璧な計画よ。
- 滅亡のメイ:
準備したこのチョコレートをただ渡すだけだなんてつまらないでしょ?
- 滅亡のメイ:
だから司令官と腕相撲をして私に勝ったらあげることにするの。
- 滅亡のメイ:
これなら司令官と、て…手も繋げて…チョコレートも渡せるわ…
- B-11ナイトエンジェル:
ハハハ…これはもう…
- 37式ダイカ:
た、大佐!?
- 37式ダイカ:
と…とりあえず深呼吸しましょう。
…ね? - B-11ナイトエンジェル:
……
- B-11ナイトエンジェル:
ふっ……
- 滅亡のメイ:
な、何よ…。じゃあもっといい作戦でもあるの?
- 滅亡のメイ:
だったら私に提案してみなさいよ。いい作戦だったら採用してあげてもいいわ。
- B-11ナイトエンジェル:
作戦…ですか。
- B-11ナイトエンジェル:
簡単でしょう。ただ司令官に駆け寄って「好き」「愛してる」って言いながら、
その浅ましい胸を押し付けるだけで終わることなのに…作戦だなんて… - 滅亡のメイ:
そ、それができないから今こうして悶々としてるんじゃない!
- 滅亡のメイ:
こ、こうやって頑張っていれば…いつか司令官も私の気持ちを…
- B-11ナイトエンジェル:
司令官が隊長みたいに馬鹿なわけないじゃないですか。
- B-11ナイトエンジェル:
司令官は立派なリーダーであり、常に素晴らしい作戦を立てる優秀な方です。
- B-11ナイトエンジェル:
そして、それだけでなく…司令官はさらに優れていることがありますね?
- 37式ダイカ:
それは…?
あっ…男性として… - B-11ナイトエンジェル:
そうです。百戦錬磨の達人であり、どんな不利な状況も逆転する勇士!
- B-11ナイトエンジェル:
そんな経験豊富な司令官が恋愛初心者、おこちゃまレベルの隊長が考えたそんな
うっす~い作戦に気がつかないとでも? - 滅亡のメイ:
じゃ、じゃあ…
- 滅亡のメイ:
司令官は私がす、好きってことに…気がついてるってこと…?
- 37式ダイカ:
あはは…
- 37式ダイカ:
以前は知らなかったかもしれないでしょうけど、冬が過ぎてからは…さすがに…
- 滅亡のメイ:
う、あああぁぁ…ええぇっと…じゃあ…
- B-11ナイトエンジェル:
はぁ…恋は盲目と言いますが…これはひど過ぎる…。
- B-11ナイトエンジェル:
かつてのメイ隊長は、たまについて行けないところもありました…。
それでも私は行動を共にし、命を預けるに値する指揮官でした。 ですが、今となっては……ハッ… - 滅亡のメイ:
……
- 滅亡のメイ:
…ふん。むしろいいじゃない?
そうよ。それでいいのよ。 - 滅亡のメイ:
司令官は気付いてるんでしょ?それなら、私があえてチョコレートをあげる
必要なんてないじゃない! - B-11ナイトエンジェル:
……
- 37式ダイカ:
た、大佐ー!ミサイルは隊長ではなく鉄虫にー!
- B-11ナイトエンジェル:
隊長のこんな姿を見るくらいなら!潔く死んでもらった方がマシです。
止めないでください! - 37式ダイカ:
ほ!ほら!!もう鉄虫が!あんなところにー!!
- B-11ナイトエンジェル:
そうですかそうですか。ちょうどいいですね。話し相手として道連れにしましょう。
- B-11ナイトエンジェル:
それでは。ともに戦えたことを光栄に思います。
- 37式ダイカ:
大佐ぁぁぁ!