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主人公
- チョコ女王が住んでいた本社…いや、領地への移動ルートを確保しに行っていた隊員たちが全員無事に帰還したことを確認した。

Transcription

  1. 主人公:

    - チョコ女王が住んでいた本社…いや、領地への移動ルートを確保しに行っていた隊員たちが全員無事に帰還したことを確認した。

  2. 主人公:

    - これで追加部隊を投入して領地内とその周辺を片付けられる…

    1. えっと、メンバーは…
  3. アウローラ:

    ねぇ…そこ、私も行ってもいい?

    1. うーん…
  4. 主人公:

    - 力場を操る能力があるとはいっても、アウローラは非戦闘員に近い。

  5. 主人公:

    - それに、まだ復元されたばかりで戦闘経験も乏しい…

  6. 主人公:

    - 悩んでいると艦長室のドアが開いた。

  7. X-05エミリー:

    司令官…

    1. 入って。可愛い服だね?
  8. X-05エミリー:

    うん…。

  9. 主人公:

    - ほんの少しコクリと頷いて部屋に入ってきたエミリーは、静かに近付いてくると俺の服の裾を掴んだ。

  10. X-05エミリー:

    司令官、行こう…

    1. ど、どこに?
  11. 主人公:

    - 返事を待っているとまだ開いている艦長室のドアから、これが質問の答えだと言うように見慣れたシルエットが「ぬっ」と現れた。

    1. …ジェノクス?
  12. X-05エミリー:

    ほら…ジェノクスに挨拶して…

  13. 主人公:

    - 艦長室に入ってきたジェノクスは俺の机の前まで来て、ゆっくりと止まった。

    1. やぁ、ジェノクス。
  14. 主人公:

    - ジェノクスに挨拶するとエミリーのいつもぼんやりとした顔に薄っすらと笑みが浮かんだ。

  15. アウローラ:

    ……

  16. X-05エミリー:

    約束…守りたいから…

    1. 約束…?
  17. 主人公:

    - 一瞬、心臓が跳ねる。俺はまた何か忘れているんだろうか…?

  18. 主人公:

    - 幸いにもその疑問はすぐに解消する。

  19. X-05エミリー:

    うん…チョコレート、渡したいから…だから、一緒に探しに行こう…

  20. 主人公:

    - この前、おぼつかない文字で書かれた手紙を貰っていたのだ。ああ、あれか…

    1. それでジェノクスと一緒に来たのか?
  21. X-05エミリー:

    うん…早く乗って…

    1. そうか…じゃなくて。結局どこに行くんだ?
  22. X-05エミリー:

    チョコ女王…お姉ちゃんたちから聞いた…だから乗って…

  23. 主人公:

    - いや、俺がそこに行く予定は全くなかったんだが…

  24. 主人公:

    - ジェノクスに乗り、俺をジッと上目遣いで見つめるエミリーは俺が「行かない」と返事するとは微塵も思ってないようだ…。そんな純粋な目で見られると……

    1. ははは…よし、行こう。
  25. 主人公:

    - エミリーと二人きりで行くのはいささか不安だが、エミリーが行くとなればどうせ悪戯好きなあの子たちが言わなくてもついてくるだろう…。

  26. 主人公:

    - 俺が「行くかぁ…」と立ち上がるとアウローラが恐る恐る口を開いた。

  27. アウローラ:

    あの……私も一緒に行っちゃダメかな…?

  28. アウローラ:

    戦闘をサポートするくらいならお手伝いできると思うから……

    1. う~ん…
  29. 主人公:

    - どうせ行くならキャノニアだけで動くよりはサポーターもいる方がいいだろう。それに、せっかくなら今の環境に慣れさせるためにも…

    1. エミリー?どうした?
  30. 主人公:

    - エミリーは今更その存在に気がついたのか、アウローラの顔をじーっと見つめていた。

  31. X-05エミリー:

    …私はエミリー…この子はジェノクス…

  32. アウローラ:

    あ…うん。初めまして。私はアウローラ。それから…

  33. アウローラ:

    ジェ、ジェノクスも初めまして……

    1. こほん…
  34. 主人公:

    - 突然のほんわかとした光景に俺が笑ってしまいそうになっていると、エミリーはアウローラも座れるようにと座る位置を変えた。

  35. 主人公:

    - 表情は全くと言っていいほど変化がないが、それでも俺はエミリーが嬉しそうにしていると感じた。