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Transcription
- 主人公:
- 頭の中をいっぱいにしていた疑問はティアマトの言葉で一瞬にして消え去った。
- 主人公:
- 軽くなった足取りでチョコ女王の部屋へ戻り、ドアを開けた。
- メ、メイド服?
- 主人公:
- なんとティアマトはメイド服を着て大人しく椅子に座っていた。
- どこで見つけたんだ?すごく似合ってるよ。
- X-00ティアマト:
……
- ティアマト?
- 主人公:
- 近づくとティアマトは例のパネルをじっと見ていた。
- ……見るな…
- 主人公:
- もう遅いかもしれないがパネルの電源を切った。
- ……
- 主人公:
- やっと心を開こうとしてくれたのに、過去の人間の記録を見てしまうなんて…
ティアマトの心境に何もなければいいのだが… - 主人公:
- そんな心配を胸に床に膝をついて、ティアマトの表情を覗き込んだ。
- 主人公:
- 意外にも…ティアマトは微笑んでいた。
- X-00ティアマト:
司令官は…特別な方ではなかったのですね。
- あれ…?
- X-00ティアマト:
…司令官の様な方と出会ったことは奇跡ではありませんでした…。
- X-00ティアマト:
ご存知だと思いますが…今まで私が出会ってきた人間様はすべて…
恐怖の対象でした。 - …うん。
- 主人公:
- 初めて会った時、ティアマトが恐怖と不信に満ちた目で俺を見ていたのを
鮮明に思い出した。 - X-00ティアマト:
でも…司令官に出会って…信じてみたくなりました。
- X-00ティアマト:
でも、また裏切られるんじゃないかって怖くて……
すみません。色々気をつかってくださっていたこと…わかってました…。 全部…感謝してます。 - 主人公:
- 俺は気にするなという意味で首を横に振る。
微かに笑ってみせるティアマトの視線が電源が切れたパネルに向かった。 - X-00ティアマト:
でも…これを見てわかりました。
- X-00ティアマト:
司令官だけが特別なわけではないと、
私に信じられない奇跡が起こったわけではないということが…わかりました。 - …俺はこれを見て…
- 主人公:
- 初めて見るティアマトの笑顔のおかげで安心してしまったのか、
誰にも話せないと思っていた先程抱いた疑問をいつの間にか口にしていた。 - 主人公:
- 俺の疑問…本音を静かに聞いてくれたティアマトは口を開いた。
- X-00ティアマト:
司令官の話の通り、もし反対だったらどうなっていたかはわかりません。
ですが… - X-00ティアマト:
今、私の傍にいらっしゃる方は司令官です。
- X-00ティアマト:
私はそんな司令官を…信じてみたいんです。
- 主人公:
- 絆創膏が貼られた俺の手に恐る恐る触っていたティアマトは軽く手を引き寄せて、
撫でてくれた。 - X-00ティアマト:
さっき、痛かったですか?じっとしてください…。
- うっ、わかった。
- X-00ティアマト:
ふふふ…
- 主人公:
- しばらくそうされていると、窓から温かい陽の光が差し込んできた…。
ふと立ち上がってその窓の向こうを見ると、 ちょうど列を成して城の中に入っていく隊員たちの姿が見えた。 - 主人公:
- それを一緒に見ていたティアマトは俺を見る。
- X-00ティアマト:
これから本格的に始めるんですね?
- そうだな。
- 主人公:
- すでにたくさんの出来事があった感じだが、オルカのバレンタインは
これから始まる。 - X-00ティアマト:
…私、こんなこと初めてです。チョコレートを作ったり、プレゼントしたりするなんて…
- X-00ティアマト:
ですので…司令官がどうやればいいのか教えてくださいませんか?
- メイドに転職でもするか?
- 主人公:
- バトルメイドに所属を変えてやることもできると冗談を言うと、
ティアマトはわざとらしく拗ねた顔をした。 - 主人公:
- こういう普通で可愛い反応を見せてくれることが何よりも嬉しかった。
- よかった。今まで頑張って…。
- X-00ティアマト:
はい?あ…
- X-00ティアマト:
ふふっ、司令官は何もわかってないんですね。
- そ、そう?
- 主人公:
- 何のことだろう?ティアマトはニコリと笑いながら俺を見ている。
- X-00ティアマト:
- 司令官はきょとんとしたお顔で私を見ていらっしゃいます。
- X-00ティアマト:
- ご自身のどんなことが私を救ってくれたのか全くわからないようですね。
- X-00ティアマト:
- 本当にもう…おかしなところで気がつかないんですから…。
- X-00ティアマト:
司令官は本当に……本当に…あっ、あれ…?何で…?
- X-00ティアマト:
- 嬉しいはずなのに、間違いなく今まで生きてきて一番嬉しい…はずなのに…
涙が頬を伝って流れ落ちていきます。 - X-00ティアマト:
- 涙を拭きましたが堰を切ったように涙が拭いても拭いてもどんどん出てきます。
- X-00ティアマト:
- 司令官はどうしたらいいのかわからず、立ったままで泣いてしまっている
私を見て何も言わず…抱きしめてくださいました…。 - X-00ティアマト:
司令、官…
- X-00ティアマト:
- 今までずっと胸の奥深くにしまっておいた本当の気持ち、
本当は言いたかった気持ちを涙と一緒に吐き出しました。 - X-00ティアマト:
司令官が最後の人間様で……本当によかったです。
- -:
不思議な国のチョコ女王 END…?