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Transcription
- バニラA1:
はぁ、はぁ…
- バニラA1:
あの鉄クズロボット…!
- 金蘭S7:
ここの地形にかなり慣れているようです。
- 金蘭S7:
かなり前からあるモデルのようですし…
- バニラA1:
捕まえたらその場で雁字搦めに縛り付けて、
グレムリンさんのおもちゃにしてあげます…! - ??:
ふぅ、本当に危ない所でした。
- ??:
金蘭モデルのお嬢さんならともかく、バニラモデルは恐怖そのも―
- 金蘭S7:
……
- バニラA1:
……
- ??:
……あ。
- ??:
おやおや、本日はお日柄もよく…
- 金蘭S7:
……
- バニラA1:
……
- ??:
ではこれで失礼―。
- バニラA1:
斬ってください!
- ??:
ふぎゃあああああっ!
- バニラA1:
お優しいのですね。刀の鞘で殴りつけるだけとは。
- 金蘭S7:
いえ、刀を抜いていては間に合わないと思いまして。
- ??:
はは、さすがは金蘭のお嬢さんです!
相手が斬りつけられたことも気づかないほどの光の如き剣術! - ??:
まさか私がその剣術を味わうとは夢にも思いま―ぐえっ。
- 金蘭S7:
あ…、バニラさん…
- バニラA1:
ごちゃごちゃうるさいです。大人しくしていてください。
- ??:
や、やめてぇ…!ひぃっ…!
- ??:
そんなに無心で殴られては手が!手が触れてしまいますぅ…!
私の美しい金属フレームに生身の肉が!触れるぅぅ! - バニラA1:
……
- 金蘭S7:
そ、そのくらいで…
- バニラA1:
はぁ…
- バニラA1:
では、一応聞きましょう。あなたは一体何者ですか?
- ??:
おっと、これは失敬。
- ??:
紹介が遅れました。私の名前はアルフレッド。Mr.アルフレッドと呼んでください!
- バニラA1:
そんなことに興味はありません。
- バニラA1:
あなたは一体、何をするために作られたロボットなのか?と聞いています。
- Mr.アルフレッド:
くっ、さすがはバニラモデル…!
- Mr.アルフレッド:
私を「アルフレッド」とお呼びになったら、「Mr.をつけてください!デコ助お嬢さん」
と言おうと準備していましたが、やはり侮れませんね…! - バニラA1:
……
- Mr.アルフレッド:
あー!!ちょっ!ちょっと待ってくださいー!
踏むならコアではなくて他の場所をお願いします…!そこは敏感なのですっ! - バニラA1:
はぁ…
- 金蘭S7:
バニラさん、拙が代わります…
- バニラA1:
…わかりました。これ以上尋問を続けたら発狂してコアを踏み抜くところでした。
- バニラA1:
あなたも気を付けてください。いつの間にか細切れにしているかもしれませんよ。
- 金蘭S7:
はい、バニラさん。
- 金蘭S7:
あの、アルフレッド…様と仰いましたか?
- Mr.アルフレッド:
Mr.をつけてください!デコ助お嬢さん!
言わせてくださるなんて!ご丁寧にありがとうございます! - 金蘭S7:
い、いえ…そういうつもりではなかったのですが…。ミ…、Mr.アルフレッド。
拙たちは鉄虫と戦う抵抗軍の一員でございます。 - 金蘭S7:
先日、西側の港に到着し、島を確保を行っている最中でございます。
- 金蘭S7:
この島で何をなさっていらっしゃるのでしょうか…?
- Mr.アルフレッド:
くふふ、申し訳ございません。それにはお答えしかねます。
- バニラA1:
こいつ、もう…!
- Mr.アルフレッド:
ちょっ!ちょっと待って!ちょ~っと待ってくださいませんか!?
- Mr.アルフレッド:
「タダでは」お答えしかねるという意味でしたー!
- 金蘭S7:
対価が欲しいということでございますか?
- Mr.アルフレッド:
その通りです!私はいわゆる…そう!
- Mr.アルフレッド:
商人とでも言っておきましょうか!
対価を受け取り、それに見合った品物を渡す商人! - バニラA1:
はっ?
自分の置かれた立場がわかっていないのですか? - バニラA1:
捕まって雁字搦めに縛られている分際でよくもそんなことをぬけぬけと…
- Mr.アルフレッド:
くふふ…でも情報は必要ではありませんか…?
- 金蘭S7:
それは…
- Mr.アルフレッド:
不幸な事故によりこうして捕虜となってしまいましたが、この帽子に誓って
皆様に危害を加えるつもりはありません。 - Mr.アルフレッド:
こう見えても私、この島で数十年を過ごしてきました。ここで生あるものの中で
私より長く生きているものなどないと断言いたしましょう! - Mr.アルフレッド:
島を確保している最中だと仰いましたね?
となれば!きっと私はあなたたちのお役に立てると思いますが! - バニラA1:
…本当によく口が回る鉄クズですね。
- バニラA1:
では対価として何を望んでいるのですか。
- Mr.アルフレッド:
大したものではありません。皆様が今すぐにでも支払えるものです。
- 金蘭S7:
今すぐというと…
- バニラA1:
まさか武装を解除しろなどと言うつもりではないですよね。
- Mr.アルフレッド:
何を仰います!この島には鉄虫以外にも危険がたくさんあります!
レディーのお二方が自身を守る武器を私が奪うなどありえません! - バニラA1:
では何なのですか?ツナ缶なら今持ち合わせていません。
- Mr.アルフレッド:
くふふ、ズバリ頭髪です。
- バニラA1:
頭髪…髪の毛ですか?
- Mr.アルフレッド:
その通りです!皆様方の髪の毛を一本だけ!たった1本だけ頂戴できるのなら!
- Mr.アルフレッド:
関節の潤滑液がなくなるその日まで!皆様を支援することをお約束いたします!
- 金蘭S7:
頭髪とは…それを何に使うおつもりでございますか?
- Mr.アルフレッド:
素晴らしい質問です!
- Mr.アルフレッド:
どういう訳か、私は生命体のDNAにとても興味があります。
- Mr.アルフレッド:
この世にはありとあらゆる生命体が存在しますが、
その中でも最も美しいDNAを持つのはまさしく! 皆様のようなバイオロイドなのです! - Mr.アルフレッド:
自然な配列に人による加工が加えられたその美しい構造!幻想的な二重螺旋!
- Mr.アルフレッド:
これこそが美そのものです!
- バニラA1:
…先ほど、生身の肉が何とかと言ってませんでしたか?
- Mr.アルフレッド:
くぅっ、皆様には私のこの悲痛な心がわからないでしょうね!?
- Mr.アルフレッド:
その美しさにいくら魅了されようとも!気になって仕方がなくとも!
- Mr.アルフレッド:
生命体に直に接触することは!とてもとても!耐え難いことなのです!
- Mr.アルフレッド:
頭髪とそれに付いた毛根を研究する時も―ひぃぃぃっ!近寄らないでください!
- バニラA1:
本当に変わった鉄クズですね。
- 金蘭S7:
変わっているというよりは少し軽薄…と言った印象でございますが…
- バニラA1:
すみません、私が遠回しに言い過ぎたようです。実に反吐が出そうな鉄クズです。
- Mr.アルフレッド:
くふふ、その程度の暴言で、私は屈しませんよ。
- Mr.アルフレッド:
どうです?私のために頭髪を1本だけ提供してくださいませんか?
- バニラA1:
気分はよくありませんが、髪の毛1本で情報を得られるのなら損はないですね。
- バニラA1:
どうぞ。
- Mr.アルフレッド:
ああ…、ありがとうございます。
- Mr.アルフレッド:
…ところでです。
- バニラA1:
また下らないことを言ったら、今度はあなたが嫌いな手と足の代わりに
銃弾を撃ち込んでさしあげます。 - Mr.アルフレッド:
あわ…、いえ、そんなことではありません。
- Mr.アルフレッド:
先ほどは興奮しすぎて言い忘れていましたが、これは初回限定の取引条件です。
- バニラA1:
……
- 金蘭S7:
……
- Mr.アルフレッド:
くふふ!なのでさらに情報が欲しければ、あなたのお仲間の髪の毛も
持ってきてください! - Mr.アルフレッド:
あぁ!切断したものは無効です!必ず毛根がついた状態で持ってきてください!
- Mr.アルフレッド:
あっ、でも毛根がたっぷり付いていると、
私が気持ち悪くなってしまいますのでご配慮願います。 - Mr.アルフレッド:
では早速、私の好奇心を満たしてくれる遺伝子を持ってきてください!
私はここで大人しく待っています! - Mr.アルフレッド:
…おやおや?ど、どうして銃を構えておられるのでしょう?
- Mr.アルフレッド:
き、金蘭のお嬢さん。バニラモデルさまをどうにかしてくださいませんか!?
- Mr.アルフレッド:
お…おお…そ、その刀は実に切れ味がよさそうですね!
私など一振りで真っ二つになってしまいそうです! - Mr.アルフレッド:
……
- Mr.アルフレッド:
きいやあああああ―!