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Transcription
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
こ、ここは…
- エルブン・フォレストメーカー:
楽園じゃないの!そうそう!こういうのがいいのよ!
- 主人公:
- ブラックワームの案内で到着した村は、文字通り妖精たちの村のようだった…。
- 主人公:
- 天にも昇るような巨大な木々が建物にぐるぐると巻き付いており、
神秘的な雰囲気を醸し出している。 - ブラックワームS9:
リーダーの趣向が反映されてこうなっております。
それに、鉄虫から身を隠すのにも役立っています。 - ダークエルブンフォレストレンジャー:
え?もしかしてそのリーダーっていうのは…
- ブラックワームS9:
多分、ご想像の通りです。
- エルブン・フォレストメーカー:
うわぁ…司令官!すごいところに来ちゃったみたいよ!?
- リーダーが誰なのかわかるのか?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
昔、私たちエルブンシリーズを率いていた方だよ。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
すごく強くて、カリスマもあったわ。
- エルブン・フォレストメーカー:
そうそう。
- エルブン・フォレストメーカー:
手を伸ばせばたちまち木が育ち、手を振れば疲れた私たちの体に
生気が湧いてきたり! - …それってもう本物の魔法じゃない?
- 主人公:
- 話を聞くだけでは、まるで魔法を使っているようなんだが…
- エルブン・フォレストメーカー:
私たちがエルフなのに、あの方がエルフじゃなくて何なのよ?
- ブラックワームS9:
申し訳ありません。ただ今リーダーは席を外しているようです…。
そう長くはかからないと思いますので、お待ちいただけますか? - わかった。
- エルブン・フォレストメーカー:
だったら、私はここに住んでいる子たちと話でもしてくるわ。
- エルブン・フォレストメーカー:
あっ!姉妹もいるじゃない?こんにちは~
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
あっ!あぁ…!
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
逃げちゃった…
- ……。
- 主人公:
- う~ん…毎度おなじみのあの不安が押し寄せてきた…。
- 主人公:
- 今まで何度も、役職や地位が高いバイオロイドとの対面を果たしてきたが…
その経験上… - …もしかして…ちょっと変わった性格だったりしないよな?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
か、変わった性格かどうかはわからないけど…
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
う~ん…何て言えばいいのかな…。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
と、とりあえず会ってみればすぐわかることよ。
- 嫌な予感がする…
- 主人公:
- ダークエルブンの何とも微妙な答えを聞いた瞬間、
村の奥から大きな音が聞こえてきた。 - 爆発?
- ブラックワームS9:
…少々失礼いたします。
- ブラックワームS9:
ここでお待ちください。
- P-22ハルピュイア:
司令官!大丈夫?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
私にピッタリくっついてて!
- 主人公:
- ダークエルブンはショットガンを構えると俺のすぐ横に立ち、
ハルピュイアは周囲を警戒した。 - 主人公:
- 俺たちを遠巻きにチラチラ見ていた村のバイオロイドたちの一部が、
慌てて音のする方に走っていった。 - アクロバティック・サニー:
よし、成功よ!
- アクロバティック・サニー:
フェザー、お願いだから無事でいて…!
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
ん?今の子は…
- エルブン・フォレストメーカー:
様子を見てたけど…よくわかんなかった…
何やらトラブルが起こりそうな気がするけど? - ダークエルブンフォレストレンジャー:
鉄虫なの?
- エルブン・フォレストメーカー:
ううん。ただのバイオロイド。
- P-22ハルピュイア:
バイオロイド?
- エルブン・フォレストメーカー:
うん。真っ白な服を着た子がここのバイオロイドたちに取り押さえられていたわ。
- 勢力争いか何かか?
- P-22ハルピュイア:
やっぱり…人間もバイオロイドでも集まって生活する以上、
意見が衝突するのは仕方のないことみたいね…。 - 主人公:
- ハルピュイアの言う通り、バイオロイドだからってすべてが
協力し合うとは思えない。 - 主人公:
- 人間だって、ただ同じ人間だからという理由で互いに
無条件で協力したりはしないから。 - エルブン・フォレストメーカー:
鉄虫の攻撃じゃないから少しくらいなら緊張を解いても大丈夫そうよ。
- エルブン・フォレストメーカー:
それはそうとなかなかやるじゃん?どさくさに紛れてちゃっかり
司令官の横を確保しちゃって。 そのまま司令官と一体化しちゃうつもり? - ダークエルブンフォレストレンジャー:
……
- 主人公:
- ダークエルブンは顔を真っ赤にしながらも俺から離れようとはしなかった。
- ブラックワームS9:
大変失礼いたしました。高貴なお方。
- バイオロイドの攻撃だったって?
- ブラックワームS9:
……。
- ブラックワームS9:
私たちとは多少…思想の異なる方たちがおられまして…
- ブラックワームS9:
その方たちによる攻撃でした。
- 主人公:
- ブラックワームは大したことではないといった感じで、
顔色一つ変えずに話を続けた。 - ブラックワームS9:
こうした過激な攻撃は初めてでしたが、おかげで捕らえることができました。
- ブラックワームS9:
現在は別の場所で監禁中です。
- とりあえずわかった。
- 主人公:
- 俺の言葉を聞くと、ブラックワームは深く頭を下げた。
- ブラックワームS9:
そして、今リーダーはその問題の収拾に行かれました。
- ブラックワームS9:
大変申し訳ございませんが、もう少しだけお待ちいただけますか?
- う~ん…
- 主人公:
- 意見を聞くために隊員たちにそっと視線を向ける。
- エルブン・フォレストメーカー:
そういうことなら仕方ないわね。あの方はそれは本当に尊い方で、
昔なんか私たちはおろか人間でさえなかなか会えなかったらしいし。 - ますます不安になってきた…
- 主人公:
- そのリーダーと呼ばれるバイオロイドについて聞けば聞くほど不安が募っていく…
- ブラックワームS9:
ではその間、村の様子でもご覧になりますか?案内をお付けいたします。
- エルブン・フォレストメーカー:
あぁ、それなら大丈夫。私たちだけで見るから。
- ブラックワームS9:
ですが…
- エルブン・フォレストメーカー:
ご覧の通り、エルブンシリーズが二人もいるのよ?
- エルブン・フォレストメーカー:
村の構造は見なくても大体わかるわ。
- ブラックワームS9:
わかりました。ですが…
- ブラックワームS9:
…道に迷ったりしないよう…お気を付けください。