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Transcription
- エルブン・フォレストメーカー:
はぁ~ついに平和を手に入れたね~。
- エルブン・フォレストメーカー:
んじゃあ、そろそろ本格的に―
- エルブン・フォレストメーカー:
どしたの?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
……
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
ちょっとやりすぎたんじゃないかなって…
- エルブン・フォレストメーカー:
だから水着に着替えるまで待っててあげたじゃない?
- エルブン・フォレストメーカー:
ビールもダメにならないように缶を開ける前にやってあげたし。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
それでもやっぱり気になって…
- エルブン・フォレストメーカー:
…それはそうと、ダークエルブンって本当嘘が下手よね。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
い、いきなり嘘をつけって言われたら誰だって無理だよ!
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
とりあえずさ…、後でちゃんと謝りに行かない?
やっぱりさっきのはちょっと… - エルブン・フォレストメーカー:
わかった、わかった…。
今度会ったらちゃんと謝るから…。 - エルブン・フォレストメーカー:
私も実際に会って話してみたら、何で先代のモデルたちは
そんなにいがみ合ってたのかな?って気はしたし。 - エルブン・フォレストメーカー:
ずけずけ言うけど性格は悪くないみたいだし。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
…あの時は命令を受けて仕事してたじゃない。
- エルブン・フォレストメーカー:
ふ~ん。
- エルブン・フォレストメーカー:
まぁ、とりあえず今は久しぶりの森林浴を楽しも!
- エルブン・フォレストメーカー:
う~…この時をどれだけ待ちわびたことか!
- エルブン・フォレストメーカー:
せっかくなら、ちゃんとした水着が着たかったけど~
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
オードリーさんが忙しいんだから仕方ないでしょ。
- エルブン・フォレストメーカー:
それもそうね。こんなものでもないよりはマシよね~。
- エルブン・フォレストメーカー:
何してるの?ダークエルブンも早く脱ぎなさいよ。
- エルブン・フォレストメーカー:
まさかこんな誰もいない所でも恥ずかしがるんじゃないでしょうね?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
……
- エルブン・フォレストメーカー:
司令官がこんなとこに来るわけないでしょ?心配しなくてもいいわよ~
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
べ、別にあいつなんか…!そ、そうやって毎回からかわないでくれる!?
- エルブン・フォレストメーカー:
あはは!
- エルブン・フォレストメーカー:
ほら、早く着替えたら?
- エルブン・フォレストメーカー:
気持ちいい…
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
うん…
- エルブン・フォレストメーカー:
よく考えてみるとおかしいわね。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
何が?
- エルブン・フォレストメーカー:
私たち、本当の妖精じゃないのに森にいると疲れが取れるなんてさ。
- エルブン・フォレストメーカー:
しかもこれってプラセボ効果でもなくて実際に効果があるんだってさ。
この前ドクターがホルモンがどうのこうの~って言ってたわ。 - ダークエルブンフォレストレンジャー:
それってこの前、アンタが疲れたからってダフネの所に行った時の話?
- エルブン・フォレストメーカー:
そうそう。ダフネの所に行ったら、ちょうどドクターも来てたから、
ついでに検査を受けてみたの。 - エルブン・フォレストメーカー:
よくはわからないけど、潜水艦の中と外にいる時、
森の中にいる時のグラフが全然違ってたわ。 - ダークエルブンフォレストレンジャー:
……
- エルブン・フォレストメーカー:
考えてみれば…そもそも私たちって人間に作られたものだし、
それくらいの小細工は難しいことじゃなかっただろうしね~。 - エルブン・フォレストメーカー:
私たちって感情と自我があるけどさ、あったところで何が違うんだろ?
結局、命令には背けないように作られているんだし…。 - エルブン・フォレストメーカー:
それから、あの記録、ダークエルブンも見たでしょ?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
……うん。
- エルブン・フォレストメーカー:
私たちの先代と会社の人間たちの間でよくあったっていう「社内恋愛」の記録…。
しかもあんなにたくさん…。 - エルブン・フォレストメーカー:
でもそれって本当に恋愛だったのかな?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
……
- エルブン・フォレストメーカー:
司令官とダークエルブンも…結局は…
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
うっ…!
- エルブン・フォレストメーカー:
あはは、冗談だって~。
真に受けちゃってぇ。 - エルブン・フォレストメーカー:
ダークエルブンは誰が見ても司令官のことが本当に大好きなんだってわかるから~
- エルブン・フォレストメーカー:
あそこまでわかりやすい態度は本気じゃなかったらできないことでしょ?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
そ、そんなにわかりやすいかな…?
- エルブン・フォレストメーカー:
……
- エルブン・フォレストメーカー:
うん。すっごく。
- エルブン・フォレストメーカー:
いっそのこと直接告白しちゃった方がいいくらいにはね。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
……
- ……
- 困ったな…
- P-22ハルピュイア:
あはは…
- 主人公:
- すっかり忘れていたが、俺たちが行き先を決めた理由は
エルブンたちがこっちに向かったからだった…。 - 主人公:
- 話し声を聞いて俺たちは思わず身を隠したが、
それが図らずも盗み聞きしている様なかたちになってしまった…。 - P-22ハルピュイア:
あの二人…すっかり落ち着いちゃってる、まだまだ話が続きそうだわ…
- P-22ハルピュイア:
今からでも姿を現した方がいいと思うけど…司令官?どうする?
- …仕方ない。
- 主人公:
- 隠れていた茂みから出るや否や、話に夢中になっていた
エルブンとダークエルブンの視線が俺に向けられた。 - エルブン・フォレストメーカー:
あっ、司令官、ごきげんよう~
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
あああああんた!どうしてここに!?
- 主人公:
- 落ち着いて挨拶をするエルブンとは対照的に、
ダークエルブンはこれでもかというほど困惑していた。 - ちょっとハルピュイアと散歩してたんだ。
- ?…ごめん。ダークエルブンに許可を貰ってなかった…
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
……二人きりで?
- エルブン・フォレストメーカー:
ぷっ…
- エルブン・フォレストメーカー:
ほら、またわかりやすい反応。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
こ、これが?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
あ、いや…そういうつもりじゃなくて…
- 悪かった。今度からはちゃんと聞く。ごめんな…?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
あ、あの…その…
- エルブン・フォレストメーカー:
ぷっ…
- エルブン・フォレストメーカー:
ほら~、早く許してあげなきゃ。あんなに謝ってるじゃない。
- どうかこの通り!許してくれ!
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
はぁ、もう…!
- 主人公:
- しばらくモジモジしていたダークエルブンが突然俺を睨みつけた。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
それはそうと、あんた!あんな簡単に伐採の許可出しちゃうなんてどういうつもり?
- 伐採?
- 主人公:
- ランバージェーンが木製ベッドを作るために書類を出してきたことを
言っているのか? - あぁ…、それでさっきランバージェーンが…
- …木もこんなに多いし…少しくらいならいいと思ったが…
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
…もう知らない。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
あんたのせいでこっちは…!ふんっ!
- エルブン・フォレストメーカー:
そうそう。そういえばさぁ司令官、私たちの格好見て何か思い出すことはない?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
……!
- ……。
- エルブン・フォレストメーカー:
ちょうど人数も4人だね?
- エルブン・フォレストメーカー:
どうです~?またあれ、再現してみません…?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
な、何言ってんの!?
- P-22ハルピュイア:
司令官。何の話?
- さ、さぁ…俺もよく…
- はは…
- 楽しい思い出だ…
- 主人公:
- ハルピュイアが不思議そうに俺の顔を見ている間もエルブンとダークエルブンは
ああだこうだと言い合っていた。 - エルブン・フォレストメーカー:
ちょっと、ねぇ!なんで水を差すの?絶好のチャンスだっていうのに!
やる気ある!? - ダークエルブンフォレストレンジャー:
う…
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
も、もういいわ!森林浴もたっぷりできたし着替えるから。
- エルブン・フォレストメーカー:
ええ~もう?私はまだしていたいのに~!
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
はぁ、まったく…
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
早くこっちに来て!
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
ちょ、ちょっといい?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
ちょっとだけ待ってて。いい?わかったわね?
- P-22ハルピュイア:
あっそうだ、私もそろそろ着替えなくちゃ!
- そうだな。
- わざわざ着替える必要は…
- P-22ハルピュイア:
あの二人が戻ってきたら着替えに行って…あら?
- P-22ハルピュイア:
ふふっ。も~司令官ったらエッチなんだから~。
- P-22ハルピュイア:
みんな普段の格好なのに私だけ水着じゃちょっと浮いちゃうでしょ?
- P-22ハルピュイア:
…水着なら水泳大会で私が1位になった後、二人きりの時に好きなだけ
見せてあげるから。私、結構自信あるん― …あれ? - 主人公:
- 急に止まったハルピュイアの視線の先には、
初めて見るバイオロイドの姿があった。 - ブラックワームS9:
はじめまして、高貴なお方。
- 君は誰だ?
- ブラックワームS9:
私はブラックワームS9、バトルメイドの大規模戦闘護衛モデルです。
- ブラックワームS9:
そして、この島で生活するバイオロイド救済団体のメンバーです。
- 救済団体?
- P-22ハルピュイア:
あぁ!ラビアタの抵抗軍以外にも、独立して活動するバイオロイドたちがいるって
聞いたことがあるわ… - 主人公:
- ハルピュイアはそう言いながら俺の前に立った。
- ブラックワームS9:
はい、そうです。
- ブラックワームS9:
私たちは元々、世界各地を回りながら命の危険に晒されていたり、理不尽な境遇に
苦しんでいるバイオロイドたちの救済を行っていました。 - ブラックワームS9:
いつしかその数が増えていき、このままではメンバーの安全を確保することが
困難だというリーダーの判断でこの島に拠点を移し「妖精の村」を作りました。 - 主人公:
- ブラックワームは上品に頭を下げる。
- ブラックワームS9:
私たちのリーダーと一度話をされてみませんか?
- ブラックワームS9:
私が村までご案内いたします。
- うーむ…
- 主人公:
- ちょうど今、無敵の龍の艦隊が合流したことで、懸案事項だった人手不足の
問題が浮き彫りとなっていた。 - 主人公:
- こういう状況において戦闘地域での救助活動を行っているバイオロイドが
少数ではなく、既に組織化された団体として合流するとなれば 俺たちにとって大きな助けとなるはずだ。 - 主人公:
- 俺の考えを読んだかのようにブラックワームが口を開く。
- ブラックワームS9:
私たちはバイオロイドです。人間様の命令に背くことはございません。
- ブラックワームS9:
リーダーであってもそれは同じことです。人間様の意思に従うでしょう。
- …わかった。一度行って、話をしてみよう。
- 主人公:
- ブラックワームが再び深々と頭を下げ、案内するために歩き出したその時、
近くの茂みが動いた。 - エルブン・フォレストメーカー:
司令官、着替え終わっ―
- エルブン・フォレストメーカー:
この人、誰?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
何でどんどん増えるのよ…。
- 今ここで出会ったバイオロイドだ。リーダーに会わせてくれるらしい。
- エルブン・フォレストメーカー:
あ、バイオロイド同士で集まって暮らしているっていう…
どこかで聞いたことがある。 - エルブン・フォレストメーカー:
行こ。面白そうだし。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
ちょ、ちょっと…!
- どうした?
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
私たちだけで大丈夫なの?コンパニオンたちも一緒に行った方がいいんじゃないの?
- 主人公:
- 俺が答える隙もなく、ブラックワームが口を挟む。
- ブラックワームS9:
私はバトルメイドシリーズではありますが、
戦場での要人保護に特化したモデルです。 - ブラックワームS9:
あなたの…司令官様にはかすり傷一つ負わせないことをお約束いたします。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
…まぁ、そういうことなら…
- 一応、オルカに連絡しておく。
- ブラックワームS9:
……
- ブラックワームS9:
…お好きなようになさってください。