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Transcription
- スノーフェザー:
到着しました。
- …ただの森じゃないか。
- 主人公:
- 俺たちが到着した場所は何の変哲もないただの森の中だった。
- スノーフェザー:
……
- スノーフェザー:
こちらです。
- 主人公:
- 無言で笑ってみせたスノーフェザーは、巨木を軽やかに登っていき、
木のてっぺん付近、複数の木の幹が重なっている場所の前に到着する。 - 主人公:
- そして、そこから少し見下ろして俺たちが見ていることを確認すると、
スノーフェザーは奥に歩き出した… と思ったら、木に吸い込まれるように姿が消えていった。 - エルブン・フォレストメーカー:
ええ、何あれ?
- P-22ハルピュイア:
粒子映像…?もしくはホログラムかな…
- ついて行ってみよう。
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
あ、あんた、ちょっと待って…
- ダークエルブンフォレストレンジャー:
私が先に入ってみるから。
- エルブン・フォレストメーカー:
じゃあその次は私~
- エルブン・フォレストメーカー:
わぁ…!
- 主人公:
- 隊員たちの後に続き、俺も中に入ってみた。
- 主人公:
- 視界が一瞬歪んだと思ったら、木の幹と枝に覆われたかなり広い空間に出た。
そして、そこでスノーフェザーは別の少女に抱きしめられていた。 - アクロバティック・サニー:
ぶ、無事だったのね!?
一体どうやって戻ってきたの!? - スノーフェザー:
運がよかったみたい。
- スノーフェザー:
この、人間様に出会えたおかげで…
- アクロバティック・サニー:
ええ…?
- どーも。
- アクロバティック・サニー:
ほ、本当に人間様じゃない…信じられない…
- アクロバティック・サニー:
…フェザー、もしかして…全部話しちゃったの?
- スノーフェザー:
ううん、まだ簡単にしか話してないわ。
- 主人公:
- 首を横に振ったあと、スノーフェザーは静かに俺を見つめた。
- 続きを聞かせてくれないかな?
- アクロバティック・サニー:
そうだったのね…
- アクロバティック・サニー:
ところで、後ろの方たちは…
- エルブン・フォレストメーカー:
ああ、気にしないで~
- エルブン・フォレストメーカー:
私たちはこの司令官、えっと…この人間様の仲間だよ。
あなたたちは気にしないで。 - アクロバティック・サニー:
あぁ、うん、オーケー。
- アクロバティック・サニー:
人間様。こちらに座ってください。皆さんもどうぞ。
- アクロバティック・サニー:
あっ、そっか、私の自己紹介がまだでした。
私はアクロバティック・サニーって言います。簡単にサニーって呼んでください。 - 主人公:
- サニーは座るようにすすめた場所に積もった葉っぱと埃を
いそいそと払いながら、そう挨拶した。 - 主人公:
- 周囲を見ると、生活感を感じる小物が目についた。
- 主人公:
- 火を焚いた跡、簡易的な調理道具、ベッドの代わりに使われているような
掘り下げられた土の床… - 他の仲間たちは?
- スノーフェザー:
……
- アクロバティック・サニー:
あ、あはは…
- …まさか
- 主人公:
- もう一度周りを見てみる。
- 主人公:
- 小物の種類は多かったが、全てワンセットずつだ。
- 二人だけなのか?
- スノーフェザー:
…はい
- まさか全員…やられたのか?
- アクロバティック・サニー:
そうではありません。
- アクロバティック・サニー:
最初からフェザーと私の二人だけでした。
- アクロバティック・サニー:
フェザー、どこまで話したの?
- スノーフェザー:
…話そうとした時に村の人たちが来て…
- アクロバティック・サニー:
うーん…となると、かなり長くなりそうね…
- アクロバティック・サニー:
人間様、大丈夫ですか?
- 大丈夫。
- なるべく早く終わらせてくれ。
- アクロバティック・サニー:
わかりました。
- アクロバティック・サニー:
あっ、話を始める前にお茶でも一杯どうですか?
ギリギリ皆さんと一緒に飲めそうですし。 - アクロバティック・サニー:
あはは…はい…
- アクロバティック・サニー:
ああっ、その…お茶でも一杯いかがですか?
あまり用意してなくて少しずつしか注げませんけど… - 主人公:
- 間もなくして森の中の小さな空間はお茶の香りで満たされた。